SSTで実践力を、“流れ”のある字幕を目指す

字幕の授業の特長は、SSTがマストになっていることだ。毎回、当番になった受講生がSSTで仕上げた課題を授業で投影し、講師が解説をする。また、重要と思われる箇所は当番以外の受講生もSSTで取り組んだ課題をリストにし、提出するよう求められている。現場でもSSTがマストになりつつある中、普段からSSTに慣れておけるのは非常に魅力的なことである。


「耳で聞くとどうなるか」現場を意識し、客観性を養う

吹替の授業は、当番が提出した台本に当番以外の受講生がアテレコをし、その後で講師がコメントをつけていくかたちで行われる。吹替は耳で聞くもの。自分以外の人に読んでもらうことで、客観性を養うことができ、それが現場を意識することにつながるというわけだ。

講師はまず、冒頭のナレーションを当番本人にアテレコさせ、番組の雰囲気づくりを指導する。課題はサイエンス・コメディ。受講生の訳は、真面目なものからアニメ風のものまで様々だったが、硬い表現も、言葉の選び方や文の結びを変えることで柔らかくなった。「私は台本を書きながら口調まで浮かんできます」と講師。「原文に則してオリジナルに近づける」ためにも自分の中でしっかりと雰囲気を作り上げることが大切なのだと感じた。雰囲気づくり、これも現場を意識する姿勢といえるだろう。

【講師コメント】情報を誰よりも最初に知るのは自分である

キラッと光る台詞が必要なドラマと違って、ドキュメンタリーでは「正確に、わかりやすく」が第一です。見ていて理解できなければ面白くありませんからね。知的好奇心を刺激され、「へえ〜」となるのがドキュメンタリーの面白さです。ドラマも好きですが、これからはドキュメの時代だ(笑)とも思っています。

授業での優秀者には、下訳を出すこともあります!実地を経験できるよい機会になると思います。

ルポ感想
取材・文
小倉 直子さん

講師の明るい人柄が印象的です。ドキュメンタリーで大変だとされている調べものについて、それが面白い部分でもあるとおっしゃっていました。知らないことを知って理解し、自分で楽しもうとする姿勢が大切だと感じました。好奇心があればあるほど、授業で得られる情報も多いと思います。

私もフェロー修了生です!
2010年3月に「ドキュメンタリー」を修了。授業では、字幕・吹替の両方が学べるのが魅力的でした。2つの違いを楽しみながら勉強を進められるのもポイントです!
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