出版翻訳講座

講座の特徴

短編小説で鍛えるプロの目

この講座では、作品の全体像をつかみながら訳文を作成することに主眼を置いています。短い文章は上手く訳すことができても、ひとつの作品として仕上げるのはなかなか難しいものです。解釈が易しい箇所では思い切った訳なのに、難しいところでは堅苦しい直訳、なんてことも少なくありません。そのため、課題には一編の短編小説を取り上げます。1 回の課題量は、作品全体を6つに区切った1パートとなります。
物語の背景や登場人物の性格、ストーリー構成、文体などを一つひとつ丁寧にたどり、全体のバランスを考えながら訳してください。

<課題作品の内容>

ミステリー専門誌に掲載されたイギリス人作家による短編。

【あらすじ】

夫も娘も亡くし、広い家にたった1人で暮らす老婦人と、自由奔放な孫。ある日、祖母は唯一の肉親である孫に“ある夢”を打ち明けた…。

●学習の進め方

課題の提出と返却は受講生専用サイト「マイページ」で行います。

テキスト

1. 課題作品を読む

まずは課題となる短編小説を、できるだけ辞書を頼らず最後まで通して読み、おおまかなストーリーを把握します。

2. 課題1を翻訳し、提出

冒頭場面(約310ワード)を、辞書を使って精読し、翻訳します。訳し終えたら推敲と音読を繰り返します。
訳文はWordファイル上で作成し、受講生専用の「マイページ」からアップロードして提出します。

3. 添削と「解説/訳例」をダウンロード

Wordのコメント機能を使って添削された訳文と解説/訳例を、マイページからダウンロードします。添削された箇所についてよく考え、「解説・訳例」を参考にもういちど自分の表現で翻訳し直します。

作品への理解をさらに深めたところで課題2に挑戦!

講座情報
受講期間
6カ月(サービス延長期間3カ月)
※毎月25日までのお申込みで、翌月から受講スタート
※受講期間終了後も提出期限に間に合わなかった課題を提出できる「サービス延長期間」がございます。
受講料
54,000円(税込 58,320円)
教材発送
初回一斉発送
(初回教材の発送は、お申込みより約1週間後)
添削
6回/月1回(担任トレーナーによる指導)
※Wordのコメント機能を使って添削した訳文データをマイページ上で返却します。
修了規定
全課題提出で修了証書を発行
執筆講師
布施 由紀子
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※本講座の受講は、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。

執筆講師トレーナーから

執筆講師の声

出版翻訳初体験は、一編の短編小説でした。作品を深く読み込み、作者のハートに寄り添って物語を紡ぎだしていく―。そんな楽しさを味わったことがきっかけとなって出版の世界へのめり込んでいったのです。ストーリーを語るなかで新しい自分が見えてくることも出版翻訳の魅力です。この講座が、みなさんの新しい発見につながることを願っています。

■テキスト執筆講師/布施 由紀子

添削トレーナーから

この講座では、6か月で短編を丸ごと1本訳します。この〈丸ごと1本〉というのがミソ。
英文を解釈して日本語に訳すという、細かい部分を見る目と、作品の雰囲気やストーリー構成を把握するという、全体を見渡す目が要求されます。
表現をいろいろと工夫する情熱と、読者として自分の訳を読む冷静さも必要。出版翻訳の楽しさも、大変さも、存分に経験できます。
みなさんの訳文を読んで、あらためて翻訳のおもしろさを実感しています。原文は1つなのに、訳文は訳す人によって違う。使う辞書はそんなに違わないだろうに、言い回しはさまざま。それぞれ個性があるんです。
そうした個性を尊重しつつ、みなさんの真剣さには、厳しい指導でこたえています。想像力を働かせて、なぜこの訳にたどり着いたのか、誤訳の原因はどこにあるのかなど、その訳が出てきた過程を考え、問題点や弱点を見きわめて、指導するポイントを決めています。
きっと、1回目の訳文が返却されたら、細かい指摘に驚くでしょう。でもそこで萎縮せずに、トレーナーという読者に読ませるつもりで、楽しく取り組んでほしいです。

■添削トレーナー/佐藤 利恵

トレーナー対談

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お申し込み方法

STEP01 STEP02 STEP03
講座のお申込みは
受講申込フォームへ
から行えます。
お申込みから3営業日以内に、教材と受講料のお支払いに関するご案内をお送りいたします。
※海外生は受講料の入金が確認できてから教材をお送りします。
事務局よりお送りした納入案内にしたがって、受講料をお支払いください。

支払方法
○振込:一括払い
○クレジットカード(Visa/Master):1回/2回/ボーナス一括払い

到着後、8日以内に受講料をお支払いください。 Web申込でクレジットカード払いを選択された場合、お申込み時にご登録いただ いたカード情報に基づき手続いたします。
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受講生の声

「翻訳は難しい、でも面白い」
回を追うごとに訳文を工夫するようになりました

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地方に住んでいるため、最初は自宅から通える実務翻訳の学校で学んでいました。しかし出版翻訳への思いが強く、翻訳者ネットワーク「アメリア」の出版分野の定例トライアルへ挑戦し始めたことを機に、出版翻訳を一から学ぶことができる、フェロー・アカデミーの通信講座の受講を決めました。
中級の「出版翻訳講座」の魅力には、一番に課題作品の面白さがあります。最初にざっと読んだ時も「面白い」と思いましたが、細部を丁寧に読み進めるうちに、さらに面白さが増していきました。一つ一つの言葉に書き手の意図、計算があり、最初は気づかなかった深い意味があることに途中で気づいて、何度かうなってしまいました。添削を受け取り、自分の訳文と訳例を比べると、原文への理解が不十分だと話がつまらなくなってしまうこと、理解できていても言葉の選択一つで作品の良し悪しが大きく左右されてしまうことが良くわかりました。しっかりと意味をつかみ、繊細に心を配って言葉を選択し、時には自然な表現をめざして大胆に訳しながらも、決して原文のニュアンスやトーンから外れないように……。講座を通して「翻訳は難しい、でも面白い」そう改めて感じることができました。
また、添削トレーナーからは毎回「その文章が登場人物の誰の視点で書かれているかを意識することで文章が生き生きしてくる」「はじめて読む人が分かるような訳文、伝わる訳文を心掛ける」といった具体的なアドバイスがあり、回を追うごとに訳文を工夫するようになっていきました。その工夫した箇所や自分の訳文の良い点を評価してフィードバックしていただけたことが、次の課題への励みになりました。
現在は実務翻訳に携わっていますが、出版翻訳を学んだことで、「読む人に負担をかけない訳文」を心がけることができるようになったと思います。今後は自分の経験を活かし、十代の若い方向けの書籍を翻訳することを目指して、小さな目標を一つ一つクリアしながら学習を続けていきたいと思っています。

<秋保 喜子さん>

もともと本を読むことや文章を書くことが好きだったが、英語には苦手意識があった。その後、子育て中に通った英会話教室で英語の面白さに出会ったことで、翻訳に興味を持つ。通信講座「はじめての出版翻訳」「リーディング講座」「出版翻訳講座」を修了後、現在はマスターコース「ヤングアダルト」を受講しながら、アメリアの定例トライアルへも積極的に挑戦し、翻訳スキルを磨いている。

出版翻訳の厳しさと面白さ
素晴らしさを教えていただきました

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この講座で初めて1つの作品を訳し上げる経験をしました。学習を始めたばかりの私にとって、物語の雰囲気を壊さずに最後までしっかり訳出する作業は困難そのもの。添削コメントを熟読し、自分の訳文と訳例とを1文ずつ照らし合わせて、プロの方がどのように訳しているかを理解するよう努めました。苦労した分、多くを学べたと思います。
課題に十分な時間をかけられず、添削トレーナーの方に弱音を吐いたこともありました。そのときに返していただいた「人生のどんな経験も翻訳には必ずプラスになる」という言葉は未だに忘れられません。翻訳という仕事の素晴らしさを教えていただきました。
テキストには、布施由起子先生が翻訳論や翻訳者の姿勢を語ったコラムが収録されています。今読み返しても納得することばかりで、私の拠り所と言っても過言ではありません。この講座を受け、早い段階で出版翻訳の厳しさと面白さを知ったことには、大きな意味があったと感じています。

<西野 真由美さん>

企業を退職後、アメリカの小学校で1年間インターンとして勤務。現地の読書会に参加するうちに本に携わる仕事に興味がわき、翻訳者を志す。帰国後、フェローの通信講座「翻訳入門<ステップ18>」を経て、「出版翻訳講座」、マスターコース「ミステリー」などを修了。現在は派遣社員をしながら実務翻訳の仕事をこなし、翻訳者ネットワーク「アメリア」で開催される出版系の定例トライアルにも積極的に挑戦している。

悩めば悩んだだけ理解が深まる
添削コメントを読むのが楽しかったです

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課題作品を一読して感じたのは、とにかく“難しい”ということ。調べてもよくわからないことや日本語に訳しにくい箇所が、毎回必ずありました。でも、添削トレーナーの方のコメントやアドバイスを読むと、悩みに悩んだものがすっと腑に落ちます。課題が終わるごとに学ぶべきことがしっかり身についていく実感があり、楽しく勉強することができました。
もっとも強く印象に残ったのは、テキストに書かれていた「翻訳力は原作によって引き出されてくる」「最初こそレベルの高い作品に触れるべきだ」という言葉です。今でも、課題文を前にして自分には歯が立たないと尻込みしそうになると、この言葉を思い出して自分を奮い立たせています。
先日、初めて実務翻訳の仕事をしたのですが、担当者の方に“日本語が読みやすい”と評価していただきました。出版翻訳を学んできたひとつの成果かなと思っています。今後も勉強を続け、いつか小説を訳してみたいですね。

<尾形 正弘さん>

読書と英語が好きだったことから翻訳に興味を持つ。大学国文科を中退後、アルバイトをしながらフェローで翻訳学習を開始。通学講座の「翻訳入門」「出版基礎」修了後、仕事が忙しくなったために数年ほど勉強を中断していたが、通信講座の「出版翻訳講座」で再開。マスターコース「フィクション」などを経て、現在は「芹澤ゼミ」に在籍中。講師推薦により、アメリアのクラウン会員に認定された。

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※本講座の受講は、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
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