出版翻訳 ルポルタージュ

※お申込みを締切ました
お申込み〜受講までの流れ

講師による講座紹介

事実を正確に訳すための調査力と、読者を惹きこむ表現力を鍛える

マスターコース「ルポルタージュ」

本講座では、人々の体験や心理をドラマチックに描写したエンタテインメント性の強いルポルタージュを翻訳し、読者を引きこむ表現力を学んでいきます
このジャンルが扱うテーマはさまざまですが、今回は、アメリカで年に一万人ほどが経験するという、全身麻酔の手術中に目覚めてしまう「術中覚醒」に関するノンフィクション記事(The Atlantic)をとりあげます。目覚めているのに身体はマヒしているので声も出せないのだそうです。恐ろしい……。
ていねいに調べ、正しく原文を理解し、それを過不足なく、わかりやすい正確な日本語に訳す。文脈や場面に則した効果的な表現を工夫する。この2点をいつも念頭において課題に取り組んでいきましょう。1回あたりの課題量は500ワード前後、ざっと書籍1ページ分です。
「ナショナルジオグラフィック」「ディスカバリーチャンネル」「アニマルプラネット」の世界に関心がある人はぜひ挑戦してください。ご応募、お待ちしています。

クラウン推薦対象ジャンル

ノンフィクション
→ クラウン会員についての詳細はこちら

講師

河野 純治

出版翻訳家。『中国安全保障全史』(みすず書房)、『イスラエル秘密外交』(新潮文庫)、『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』(柏書房)、『ピュリツァー賞 受賞写真 全記録』『本当にあった奇跡のサバイバル60』(日経ナショナルジオグラフィック社)、『アフガン侵攻1979-89 ソ連の軍事介入と撤退』(白水社)、『ぼくはいかにしてキリスト教徒になったか』『絶対帰還。』(光文社)など訳書多数。

→ 河野先生のインタビュー「原文をよく読み、よく調べ、適切な文体で訳す。その姿勢を身につけてください」
→ 河野先生のインタビュー「良質なノンフィクション翻訳の極意」

受講期間

2017 年 7 月 〜 12 月

スクーリング日

2018 年 1 月 13 日(土)または 20 日(土)

申込期間

2017 年 5 月 1 日(月) 〜 6 月 1 日(木)正午

合否発表

2017 年 6 月 16 日(金)
メールにて結果をお知らせいたします。
選抜課題提出締切 2017 年 6 月 1 日(木)正午 必着

提出・返却方法

提出:受講生専用Webサイト「マイページ」より課題をご提出いただきます。
返却:「マイページ」から添削結果と解説/訳例をダウンロードしていただきます。
※受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWord形式で保存できるワープロソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
※海外手数料不要。

修了生の声

あいまいな意訳に逃げることなく
しっかりと原文に向き合うことができるようになりました


映像翻訳を中心に学習・業務をしてきましたが、ノンフィクション書籍の下訳をお受けしたことがあり、以来出版翻訳にも興味を持つようになりました。日本語としてスムーズに読める訳文を書く難しさをあらためて感じたことから、河野先生の講座で、読者にとって読みやすい訳文を書くヒントが得られればと思い受講を決めました。
河野先生からは「原文を生かす」というアドバイスをいただきました。分かりやすい日本語を書こうとするあまり、原文から逸脱することが往々にしてあった私にとっては貴重なアドバイスでした。なぜここで筆者はこのような言い方をしているのか、こんな言葉を使っているのか、ということに思いが至るようになり、あいまいな意訳に逃げることなく、しっかりと原文に向き合うことが以前よりできるようになったと思います。
自然な日本語表現や、分かりやすい訳文を考える過程も講評で詳しく解説していただき、大変勉強になりました。この講座で学習したことが実務につながるよう、さらに精進していきたいと思います。


広島県在住/50代/女性

印象に残っている先生の言葉は
「原文をできるだけ生かすこと」「読者が求めている読書の楽しみを削らない」


以前からニュースや雑誌記事、ルポルタージュ関連の翻訳に興味があり、河野先生の講座が開講されると知ってすぐに申し込みました。課題文は不老不死の生物、ベニクラゲに関するものでした。ニューヨーク・タイムズ・マガジンからの抜粋とあって冒頭からギルガメシュ叙事詩やらニーチェの「ツァラトゥストラはかく語りき」が登場し、知的な雰囲気の漂う課題文でした。調べものには多少の時間がかかりましたが、私にとってノンフィクション翻訳の醍醐味は何といっても知的好奇心を刺激されることです。時間が許す限り情報を集めました。課題文は決して難しい文章ではないのですが、ところどころに関係代名詞やセミコロンで延々と続く長い英文や、日没の浜辺を情景描写する場面などがあり、改めて「翻訳者には多様な日本語文章力が求められている」と痛感しました。河野先生が繰り返しおっしゃっていたのは「原文をできるだけ生かすこと」。「読者は難しい文章を読み解いたり考えたりする読書の楽しみを求めているはず」だから、その楽しみを削ってはいけないという先生の言葉が印象に残っています。課題提出時にお送りした質問事項には、添削返送時に簡潔で的を得た回答を毎回して頂きました。スクーリングで他の受講生と交流できたことも良い刺激でした。


東京都在住/50代/女性
PAGE TOP