吹替と字幕の訳し方の違いを
具体的に実感できたことが良かったです
「はじめての映像翻訳」を終え、次のステップとして「映像翻訳<吹替と字幕>」を受講しました。地方在住だったので通信講座を選びましたが、ペースをつかむのに苦労しました。それでもやり抜くことができたのは、映像翻訳者になりたいという気持ちが強かったからだと思います。
丁寧な添削指導はもちろん、課題の映像に自分の字幕を表示できる、字幕学習支援ソフトを使えた点が良かったですね。模範訳がもらえるので自分の訳とじっくり見比べ次につなげることができたのも魅力でした。実際の仕事では模範訳はもらえませんので……。また、同じ素材で吹替と字幕とに訳し分けをしたことで、訳し方の違いをより具体的に実感することができました。地方にいても勉強を始められる点、気軽に受講できる点が通信講座の利点だと思います。まず始めてみて、本格的に勉強したくなったら、私のように上京して通学するのも1つの方法だと思います。
<大嶋 英嗣さん>
英語が得意だったことから英語教師に。その後、英語力を活かしたほかの仕事に就きたいと考え、映画が好きだったため映像翻訳を学び始める。フェローの通信講座「はじめての映像翻訳」「映像翻訳<吹替と字幕>」修了後、上京して通学講座「吹替・字幕」を受講。現在は、DVD作品や映画祭の字幕、「ナショジオワイルド」といったドキュメンタリー番組の吹替・ボイスオーバーなど幅広いジャンルの翻訳を手がけている。主な作品にDVD『デビル 孤高の暗殺者』(字幕)などがある。