はじめての映像翻訳 作業のプロセスを理解して映像翻訳と他ジャンルの翻訳の違いを把握 吹替と字幕ルールを段階ごとに習得し、基本をマスターします。

講座の特徴

映像翻訳が特殊な理由を理解する
映像翻訳の最大の特徴は「映像」と「音」によって伝えられる内容を、日本語の「吹替」や「字幕」といった手法で表現することです。 「映像」からは場面設定や登場人物の表情など多くのことが読み取れますので、すべてを踏まえた表現にする必要があります。また「音」である俳優のセリフやナレーションの説明などは原則としてしゃべり言葉ですが、それを吹替なら聞きやすい言葉、字幕なら見やすい言葉に訳します。テキストでは、まず映像翻訳に対する理解を深め、翻訳者に求められるテクニックの基本を学習します。
カリキュラム
1.映像翻訳の世界へようこそ
  • 1-1 映像翻訳の主なメディア
  • 1-2 映像翻訳の主なジャンル
  • 1-3 映像翻訳の手法
2.はじめよう映像翻訳
  • 2-1 映像翻訳と他の分野の翻訳との違い
  • 2-2 セリフとストーリー
  • 2-3 はじめよう字幕翻訳
  • 2-4 はじめよう吹替翻訳
  • 2-5 字幕・吹替の共通の注意点
3.プロとして仕事を始める
ワークブック
Part1. キャラクターや人物関係をセリフで表現

登場人物ごとの性格や性別をふまえ、自然な日本語のしゃべり言葉になるように訳します。

Part2. 意を汲んで訳す

会話や発音、イントネーションから汲み取れる舞台の状況や真意を日本語に移し変えます。

Part3. 冒頭で観る人を引き込む

作品の冒頭で行なわれる問題や話題の提示を意識して、作品世界に引き込む表現に工夫します。

Part4. 吹替と字幕の訳し訳け徹底演習

Part1〜3の応用編。同じシーンのセリフを吹替、字幕の両方で訳します。

吹替と字幕のルールを習得

視聴者が作品を理解するために、耳で聞く「吹替」と目で見る「字幕」。両手法の違いを明確にするため、添削課題では同じシーンを吹替・字幕に訳し分けます。映像翻訳のルールも段階的に身につけられるようになっており、6回の添削課題で映像翻訳の基本がしっかりマスターできます。

「吹替」と「字幕」はどう違う?

耳で聞く「吹替」と目で見る「字幕」とは、具体的には何が違うのでしょうか。
あるドラマ作品のセリフを吹替と字幕で訳したものを例に見てみましょう。

You do know that cellulite is one of the main ingredients in corn chowder?
(3.25秒のセリフ)
*cellulite:皮下脂肪   *ingredients:構成要素
訳例 吹替:コーンチャウダーの主成分が皮下脂肪だってことは知ってるよな?
    字幕:知ってるよな
        皮下脂肪の元だ

ファッション業界に身を置きながらも自分のファッションやスタイルには無頓着な主人公(女性)がコーンチャウダーを飲んでいるのを見て、先輩社員(男性)が皮肉たっぷりに言い放つセリフです。

吹替では、元のセリフの情報をすべて入れて、日本語の会話として自然なセリフになるように訳しています。それに対して字幕では、「コーンチャウダー」という言葉が入っていません。
また、"cellulite is one of the main ingredients"は「皮下脂肪が主な構成要素の一つである」という意味ですが、「皮下脂肪の元だ」という短い表現になっています。
これは、字幕には「1秒の原音に対して4文字の日本語で表現する」というルールがあるからです。このセリフは3.25秒ですので、13文字の日本語で表現しなければならないのです。

「はじめての映像翻訳」の特典
<特典1>字幕制作ソフト「SST」の基本操作が学べる

フェロー・アカデミーでは、字幕翻訳の仕事の現場でもっとも普及している字幕制作ソフト「SST」をパソコンルームの全台に導入。 「はじめての映像翻訳」受講生を対象に、基本操作を学べる無料講習を定期的に実施しています。

<特典2>ミニトライアルに挑戦

すべての添削課題が終わったら、執筆講師が評価するミニトライアルに挑戦できます。添削課題では主にドラマ作品を取り上げますが、このミニトライアルでは新人翻訳者が手がけることの多いドキュメンタリー作品を題材にします。映像翻訳者としてのレベルを客観的に知るチャンスです。

●学習の進め方

課題の提出と返却は受講生専用サイト「マイページ」で行います。

テキスト

1. テキストを読む

映像翻訳と他の分野の翻訳の違い、
吹替、字幕のルールを理解します。

2. 課題1を翻訳し、提出

課題1はアニメのワンシーン。
教材DVDで映像を見ながらスクリプトを訳し、テキストのルールに沿って吹替や字幕の原稿に仕上げます。

3. 添削と「解説/訳例」をダウンロード

Wordのコメント機能を使って添削された訳文と解説/訳例を、マイページからダウンロードします。映像翻訳のルールの理解度を中心に、吹替、字幕それぞれに合った表現が工夫されているかなどを確認します。

課題2はラブコメディ作品。課題1より長いシーンに挑戦!

講座情報
受講期間
4カ月(サービス延長期間2カ月)
※毎月25日までのお申込みで、翌月から受講スタート
※受講期間終了後も提出期限に間に合わなかった課題を提出できる「サービス延長期間」がございます。
受講料
47,000円(税込 50,760円)
教材発送
初回一斉発送
(初回教材の発送は、お申込みより約1週間後)
添削
6回/月2回(担任トレーナーによる指導)
※Wordのコメント機能を使って添削した訳文データをマイページ上で返却します。
特典
SST基本操作講習(希望者のみ)
ミニトライアル
修了規定
全課題提出で修了証書を発行
執筆講師
大沢 満里子
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※本講座の受講は、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWord形式で保存できるワープロソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。

執筆講師トレーナーから

執筆講師の声

本講座の一番の目的は「映像翻訳について知り、慣れる」という点にあります。というのも、字幕や吹替にはそれぞれルールがあり、それに基づいていなければ、どんなに翻訳が上手でも使い物にならないからです。決して遠回りだと思わず、まずルールをしっかり覚えることから始めましょう。
この講座では、映像翻訳の主な手法である「吹替」と「字幕」の基本をそれぞれ徹底的に学べるようになっています。とはいえ、修了しても「映像翻訳を知る」という段階をクリアしたに過ぎません。映像翻訳の基礎をしっかりと固めた上で、次のステップに進んでいただければ、より実り多い学習成果が期待できます。この講座を足がかりに継続して学習してください。
いろいろな制約の中で訳を練っていくところに、映像翻訳の面白さがあります。決められたセリフの長さや字数の中に収まり、かつピンと来る訳を思いついたときは実に爽快です。そういう楽しさを感じながら、勉強に励んでほしいと思います。

■テキスト執筆講師/大沢 満里子

添削トレーナーから

受講生の皆さんに映像翻訳独特のルールを身につけていただきながら、楽しく深く理解していただくために、添削トレーナーとして私が常に心がけていること、それは皆さんの訳文から、その一つ一つの訳語を選んだ理由や、訳しづらかったであろう部分を読み取り、それをしっかりとサポートするコメントを出すことです。 素晴らしい訳をしていたら、“good!”とコメントを入れることも大切だと考えています。通信講座ですので、コミュニケーションは文字と文字。良い所も、もう一歩の所もちゃんと伝えないと、受講生の皆さんは何が良くて何が悪かったのかが分からず不安だと思うからです。話せば30秒で終わることも、文章にして伝えるには30分かけて分かりやすいように書く必要があります。

実はこの作業は自分にとっても非常に勉強になっています。一人一人違う皆さんの訳文を拝見するたびにいつも新鮮な気持ちで添削をさせていただいています。
「映像翻訳に興味がある」、「映像翻訳の勉強を始めたい」、と少しでも思う方は、ぜひ本講座にチャレンジしてください。「何となく字数制限があるのは知っている(字幕)」、「何となく俳優の口の動きに合わせて訳さなくてはならない(吹替)」、という漠然としたイメージからその先に広がる世界を体験してください。とても奥が深く、勉強をすればするほどのめり込んでいくこと間違いなしです。

■添削トレーナー/深谷 直子

トレーナー対談 亀井氏X藤原氏

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お申し込み方法

STEP01 STEP02 STEP03
講座のお申込みは
受講申込フォームへ
から行えます。
お申込みから3営業日以内に、教材と受講料のお支払いに関するご案内をお送りいたします。
※海外生は受講料の入金が確認できてから教材をお送りします。
事務局よりお送りした納入案内にしたがって、受講料をお支払いください。

支払方法
○振込:一括払い
○クレジットカード(Visa/Master):1回/2回/ボーナス一括払い

到着後、8日以内に受講料をお支払いください。 Web申込でクレジットカード払いを選択された場合、お申込み時にご登録いただ いたカード情報に基づき手続いたします。
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受講生の声

バラエティーに富んだ課題に挑戦したことで
学習意欲を刺激されました

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好きな仕事を、どこに住んでいてもできるのが翻訳の最大の魅力と思い、また以前から映画や海外ドラマが大好きでそれに英語力を活かせるので、映像翻訳の学習を始めました。新潟に住んでいるので、通信講座を選びました。
この講座では、アニメや映画作品のナレーションなどバラエティーに富んだ課題に挑戦できたことがとても良かったです。特にアニメでは、子供が理解しやすい言葉を選択するように気を配りました。勉強すればするほど映像翻訳の深さを感じ、もっといろいろな作品にチャレンジし、スキルアップのため勉強も続けていきたいという思いにかられました。字幕では字数の制限内にストーリーを伝えること、吹替では耳で聞いて分かりやすい日本語を使い、俳優のセリフの長さや口の動きにマッチすることなど、ただ英語を翻訳するというわけではなく、ストーリーの流れを重視して訳さなければならないということを学びました。また添削トレーナーのアドバイスは非常に参考になり、次の課題の励みにもなりました。
この講座で学んだ基礎的なルールや、吹替、字幕とそれぞれの翻訳で重視する点は、中級講座「映像翻訳<吹替と字幕>」を受講するときにも役立ちました。
今年は上級マスターコースを受講してクラウン会員になり、映像翻訳家として来年デビューしたいです。
「はじめての映像翻訳」は、とても楽しい講座です。初めて知ることが多く、驚くことも色々ありました。映像翻訳の最初のステップとしてお勧めです。

<伊藤 悦子さん>

子供の頃から英語が好きで、ロンドンに留学。英国の会社に就職し約30年ロンドンで過ごす。50歳を人生の節目として日本に帰国し、JICAボランティア活動などを経験する。通信講座「はじめての映像翻訳」「映像翻訳<吹替と字幕>」、リーディング講座「ノンフィクション」を受講。現在は英語講師の傍ら、さまざまな分野の翻訳も手掛けている。

アドバイスやコメントは
現場レベルの的を射たものばかりです

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映像翻訳は初めての経験でしたので、字数制限のある字幕は特に要領をつかむまで悪戦苦闘しました。それでも楽しみながら勉強できたのは、セリフとナレーションの違いを考えたり、吹替と字幕とに訳し分けをしたりと、学習内容に幅があったから。字幕より吹替のほうが好きだとわかったことは意外な発見で、早い段階で方向性を決められたことも助かりました。
答案が真っ赤になるほど添削指導は丁寧で、間違いを繰り返さないよう、しっかり目を通して理解に努めました。仕事を始めた今読み返してみると、アドバイスや修正がいかに的を射たものであるかがよくわかります。あらためて、初級の段階から中身の濃い勉強をしていたのだなと思いますね。
この講座は、無理のないペースで吹替と字幕の基本を学ぶことができます。私は地方在住ということもあって受講を決めましたが、映像翻訳に興味はあるけれど、まずは適正や方向性を見極めたいという方にとっても、通信講座は選択肢の1つになるのではないでしょうか。

<古澤 由華子さん>

短大英文科を卒業後、英文事務や貿易事務に従事。ビジネス文書を訳したことがきっかけで翻訳に興味を持ち、フェローの通信講座「翻訳入門<ステップ18>」で学習を開始。修了後は一番興味のあった映像翻訳に絞り、「はじめての映像翻訳」「映像翻訳<吹替と字幕>」などを経て、通学講座「峯間ゼミ」を修了。現在はドキュメンタリー番組のボイスオーバーを中心に手がけている。

復習しやすい教材のおかげで
満足のいく勉強ができました

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1年ほど映像翻訳学校に通ったことがあるのですが、英語力不足もあって授業についていけませんでした。その苦い経験を踏まえて選んだのがこの講座です。通信講座なら自分のペースで進められるので、じっくり学べるのではないかと思いました。
課題では、人物像にあった口調を考えるのが難しかったですね。でも、添削トレーナーの方が丁寧にアドバイスしてくださったので、自分が訳した台詞のどこが良くないのかを的確に理解することができました。ニュアンスを汲みとって訳すことの大切さもしっかり学べたと思います。
また、映像翻訳のルールやポイントが一冊にまとまっているテキストも、復習するときにとても重宝しました。消化不良なまま先に進むというかつての失敗を避けられたことで、満足のいく勉強ができました。今後も英語力の向上に努めながら、プロデビューをめざして勉強を続けていこうと考えています。

<鬼澤 彩さん>

育児や家事と両立できる仕事を求め、会社勤めから在宅ワークへの転向を模索。映画と英語が好きだったことから映像翻訳を学び始める。フェローの通信講座「翻訳入門<ステップ18>」「はじめての映像翻訳」を経て、「映像翻訳<吹替と字幕>」を受講。チェッカー見習いとして翻訳会社に勤務し、積極的にスキルアップに励んでいる。

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PICK UP

翻訳入門<ステップ18> 実務翻訳<ベータ> フェローでの学び方

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