フェロー・アカデミーの映像翻訳通信講座vol.1モニター体験記映画、アニメーション、ニュースなどに「吹替」「字幕」などの手法を用い翻訳をする映像翻訳の仕事。今回この映像翻訳の基礎を学べる翻訳の専門校フェロー・アカデミーの初級講座「はじめての映像翻訳」に、2人のモニターがチャレンジしました!
今回チャレンジするモニターはこの2人!

斉藤 ゆふこさん

子育てが一段落したら、翻訳など在宅でできる仕事をしたいと考えています。映像翻訳がどんな仕事なのか、自分にあっているのかどうか。まずはそれを知るために、初級講座にチャレンジしたいと思います!


木川 恵里子さん

メールの日本語訳など実務的な翻訳をする機会はあるのですが、映像翻訳のようなエンターテインメントな作品に関わるのは、まったく初めて。違う語学の世界を覗き見する気分で、楽しんでやりたいと思っています。



プロフィール

語学系の大学を卒業後、アートギャラリーに勤務。接客や海外とのやり取りの際に語学力を活かして仕事をしていました。今は子育ての真っ最中で仕事はお休み。好きな海外書籍を原書で読んで楽しんでいます。

プロフィール

大学の外国語学部在学中に、新聞の日英翻訳のアルバイトを経験し、翻訳という仕事に興味を持つようになりました。以来、工業英語検定2級、実用技能英語検定1級を取得。仕事では実務翻訳をしています。


Vol.1「吹替」「字幕」の違いと日本語の大切さ。まずは映像翻訳の世界を知るところからスタート。

勉強のスケジュールは?

勉強は毎日コツコツ、と言いたいところですが、11ヵ月の赤ちゃんがいるので、日中はなかなかまとまった時間が取れません。ママ業には平日も土日も関係ないので、週末のまとめ学習という方法も私には難しくて…。
結局、一番落ち着いて勉強できるのは、子どもが寝た後の深夜11〜2時の間。1日に1時間程度、リビングでひとりパソコンに向かって集中しています。育児で疲れて寝てしまう日もありますが、週3〜4日は頑張るようにしています。

仕事をしていることもあり、平日はなかなか時間が取れないので、土曜か日曜の午後2時〜6時の間に集中してやっています。勉強する場所はダイニングテーブルで、ときにはお茶を飲みながら、リラックスして取りかかります。
自分で練習課題用のノートを作り、そこに問題を書き写してから自分の訳を書きこむようにしているのですが、私にはこのやり方があっているようです。添削課題の回答はパソコンを使って作っています。


Part.1「キャラクターや人間関係を台詞で表現」を学習!

勉強した感想は?

まずは、映像翻訳のルールの多さに驚きました。吹替は映像の中で役者がしゃべっているセリフの長さに合わせて、短すぎず、長すぎないよう言葉を調節しなければいけません。また字幕は1行12文字、2行までなど、字数ルールを理解するのが大変でした。自分が映画を見ているときは全然気が付かなかったのですが、映像翻訳はただ英語を理解するだけでは務まらない、特別なスキルが必要な仕事なのですね。 
翻訳作業中は、英語より日本語を考えている時間が圧倒的に長いです。特に字幕を付けるときは、実際に登場人物がしゃべっている言葉を、かなり短い日本語で表現しなければいけないので難しかったです。でも、ただ短くまとめるだけでなく、ストーリーや役の感情がきちんと見る側に伝わっているか考えながら、自分でセリフを新しく作るのは難しいながらもとても楽しくて! なんだか脚本家になったような気分になれました。

練習課題はそんなに苦労することなく進められたのですが、1回目の添削課題は思った以上に苦戦して、2〜3時間ほどかかりました。一番悩んだのは、キャラクターに合わせたセリフ作りです。自分の頭の中で、そのキャラクターが実際にしゃべっているところを想像しながら考えていたのですが、これが難しくて。特に登場するキャラクターの違いを短いセリフの中で表現するのにかなり苦労しました。でも自分がセリフをつけることで、役に命を吹き込むような感じがして、まるで台本を作っているみたいで楽しかったです。
学生時代から英語が好きで、ずっと勉強を続けてきたし、仕事のために英語系の資格も取得してきたので勉強には慣れているつもりでした。ですが、映像翻訳は今までとはまったく違うスキルが要求される世界なんだと実感しました。改めて日本語の奥深さを感じたし、映像翻訳を学ぶことで自然と日本語力も鍛えられているような気がします。


添削課題にチャレンジ!

初めての課題は、「不思議の国のアリス(Alice in Wonderland」から。

(場面説明)
アリスは服を来た白うさぎの後を追いかけるうち深い穴に落ちてしまい、不思議な世界に迷い込みます。風変わりな音楽に導かれてのぞいた家ではマッドハッターと三月うさぎが「誕生日じゃない日」を祝うティー・パーティを開いていました。

この場面でのやりとりを、「吹替」「字幕」の両方で訳すというもの。 今回は、「字幕」の添削結果を公開します!


第1回目の添削課題は、テキストを読む時間も含めて、トータルで5時間くらいかかりました。特にキャラクターによってセリフを書き分けるのが難しかったです。返ってきた添削には、丁寧にたくさんアドバイスが書きこまれていました。注意点はもちろん、ほめてくださっているところもあったので、モチベーションもアップ!私の訳は自分の好みが言葉に出てしまうのですが、先生の模範解答は、漢字の使い方なども含めて万人向けといった感じ。私とは違う見方をされているのだなあと納得しました。

先生の添削とアドバイス《字幕》

添削では、漢数字とアラビア数字の使い分けのルールを間違えていたり、誤字脱字のケアレスミスを指摘されていました。早くきちんとルールを覚えて、間違いを少なくしていきたいと思います。あと、私の意訳より、もっと単純な言葉で表現した方がいいというアドバイスもいただきました。意訳も考えすぎるとかえって分かりづらい言い回しになってしまう場合もあるのですね。観る人のことを意識した訳を心がけなければと思いました。

先生の添削とアドバイス《字幕》


Part.1の学習を終えて

初級講座といっても、映像翻訳の世界や雰囲気がとてもよく分かる内容で、私のような初心者には最適なコースだと思いました。実際にやってみると、小説家や脚本家のような仕事と重なる部分もあるし、英語だけではなく、日本語力も大事だと実感しました。やりきるには努力が必要ですが、トライして正解だったと思います!

「吹替」と「字幕」、やる前はどちらも同じようなものだと思っていたのですが、それぞれ違うスキルが必要なんだということがわかりました。私には字数制限のある字幕の方がより難しかったですね。こんなに日本語を考えたのは久々!改めて日本語の本をじっくり読んで、もっと日本語を理解して、次の課題に備えたいと思います。


BrushUP学びより転載
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