CSRは “Corporate Social Responsibility”の略で、 「企業の社会的責任」などと訳される。簡単にいえば 「企業は自社の利益を求めるだけでなく、社会のためになることをするべき!」ということ。もともと海外で広まっていたこの考え方が、近年の日本でも企業の信頼性を問う風潮や海外投資家の増加などを背景として、急速に普及しつつあるのだ。最近はこのCSRに基づく活動を自社のホームページで報告し、なおかつ日本語版と英語版の両方を掲載して国際的にアピールしている企業も多い。
翻訳会社の テンナイン・コミュニケーションでは、これまで企業で発生したCSR活動に関する文書の翻訳依頼をとりわけ積極的に募ってきたという。その理由を代表の 工藤浩美氏はこう語る。
「企業のCSR活動を翻訳して発信し、グローバルに周知させられるようサポートするのがテンナインの役目。それがテンナインとしてのCSR活動にもなると思っているんです」 |
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では、具体的にどんな活動が「CSR活動」に含まれるのだろうか。代表的なものの一つに、 環境に関する活動がある。環境を重視した経営体制づくり (エコマネジメント)、オフィスや工場で有害物質の排出を低減させる取り組み (エコオフィス、エコファクトリー)、環境に配慮した製品の開発 (エコプロダクツ)などだ。CSRの範囲はそれだけにとどまらない。内部統制や情報開示など健全な企業経営の体制づくり (コーポレートガバナンス)、災害時などの危機管理の方針づくり (リスクマネジメント)、芸術文化活動の支援 (メセナ)など、社会貢献の形はさまざま。
「ある外資系メーカーから依頼された翻訳の例ですが、ボランティア活動をした社員に対してその取り組みを評価し、報奨休暇を与えたという報告がありました。これもCSR活動の一例といえます。ただし現状ではどこまでがCSR活動なのかというはっきりした線引きはまだ難しい状況。それが確立されるのはこれからでしょうね」 |
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