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新年を迎えましたが、今年の目標や計画、あなたはもう立てましたか?
さて新しい年に備えて買うものといえば手帖。まっさらな手帖に予定を書き入れ始めると、これから過ごす一年への期待が膨らむものですが、まだ手帖をお持ちでない方は、今回紹介するユニークな『魔女手帖』で毎日を楽しく彩ってみてはいかがでしょう?
この『魔女手帖』の翻訳を手がけた「ペイガンズ火曜クラブ」のメンバー7名のうち、当校ミステリーゼミ講師の中村凪子先生と、同ゼミの受講生・修了生4名に、手帖の魅力や翻訳体験談などをうかがいました。 |  |
『魔女手帖 Witches' DATEBOOK 2006』 エリザベス・バレットほか著 翻訳:ペイガンズ火曜クラブ/協力:オフィス・カガ/監修:鏡リュウジ 大和書房/1,575円(税込) |
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リーディングを担当した上村洋子さんに、翻訳出版までの経緯を聞きました |
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| ゼミクラスの授業でオフィス・カガの加賀さんをお招きしてお話を伺ったのを機に、中村先生の方から「加賀さんからリーディングの仕事をもらったけどやってみませんか?」と後押ししていただいたのが、魔女手帖との出会いでした。本当のことをいえば全く自信がなかったので、だいぶ躊躇したのですが、先生からの強い応援をいただき、迷いながらもやってみることになりました。私にとっては初リーディングであり、宅急便で原書を手にした時の感動は大きなものでした。7月30日に原書が到着し、5日後にリーディング原稿を納品し、出版決定の知らせを聞いたのが、8月22日でした。リーディング稿納品のあとに、いったん返した原書が再び自宅に届いたのが9月2日で、締め切りは9月末日でした。 |
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訳稿のとりまとめをした酒寄晴子さんに、感想と本の魅力を聞きました |
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本書は「5つの巻頭エッセイ」「365日のカレンダー(各日の惑星の動き&ラッキーカラー&できごと)」「料理のレシピや詩などのコラム」から構成されています。イラストに独特の味わいがあります。日本語版には、巻頭に監修の鏡リュウジ氏による現代のニューエイジ魔女の解説があり、理解の助けになります。
2006年の手帖なので、締め切りを延長することは不可能でした。翻訳者の数が多いうえ、忙しい人も多く、期限内に原稿が揃うか心配になったときもありましたが、きちんと納品できてよかったです。あたりまえのことですが、仕事の期限を守る大切さがよくわかりました。協力、協調、仲間の大切さも学びました。 |
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翻訳メンバーのうち4名に、作業の感想を聞きました(名前の五十音順に掲載) |
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| 上村洋子さん- | 担当箇所:エッセイ「時間の魔力」/カレンダーの分担訳/料理レシピのコラム |
 | 感想: 苦労した点としては、入宮時間の計算やチェック、固有名詞の訳出が最後まで困難でした。料理の材料でわからないものは、アメリカ在住の方に聞いたりしました。工夫した点としては、魔法に関する書籍を古本屋で仕入れたり、ネットでニューエイジに関する知識を増やしました。共訳だったので、お互いメールで励ましあいながらやれたのが、今ではいい思い出です。作業をやっている間は大変でしたが、自分が担当した箇所を納品し終わった時の達成感と、本になった時の充実感はすばらしいものでした。 |
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| 金井真弓さん- | 担当箇所:魔女手帖の使い方/付表/執筆者紹介 |
 | 感想: この仕事の話があった時、みんなの作業が進めやすいように、まずは「使い方」のページを訳してくれと中村先生に頼まれました。カレンダー部分などの基になるものなので、本を買い込んだりインターネットで調べたりと、関連知識を大急ぎで集めました。付表も執筆者紹介の訳も調べる箇所が多かったですが、今まで知らなかった世界を知ることができたのは収穫でした。ちょうどほかの翻訳の仕事が重なっていたため、当初の予想ほどこのプロジェクトに関わることができませんでしたが、ゼミ単位での初プロジェクトに参加させていただけたことに感謝しております。 |
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| 酒寄晴子さん- | 担当箇所:エッセイ「人生を歩むということ」「忘れられた祭典」/エレン・デューガンのコラム/カレンダーの分担訳/ムーンボイド表 |
 | 感想: なじみの薄い固有名詞や魔女に関する用語が多く出てきて調べ物が大変でした。毎日のカレンダーに星座の記号や惑星の動く時間が書かれており、それを日本時間に直したのち、細かいチェックが必要で、大変苦労しました。 |
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| 三浦和子さん- | 担当箇所:カレンダーの分担訳とチェック(他の仕事が一段落して、最後十日間程度の駆け込み参加で担当しました) |
 | 感想: 記号を読みとり、時間を日本時間に換算しながら訳してチェック。これは思いのほか煩雑な作業でしたが、仲間と一緒に(メールでおしゃべりしながら)頑張ったのは楽しい体験でした。孤独な仕事だからこそ、気の合う仲間の存在がありがたいです。
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ゼミ講師の中村凪子先生に、今回のプロジェクトを総括していただきました |
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リーディング初仕事の上村さんに付き合ったので、原書を読んではいなくともざっと見てはいたし、大体のところは把握していました。そのため、企画が通ったから翻訳を、という電話があったとき、とっさにクラス・プロジェクトとして引き受け、OG、OBを含めて希望者をつのりました。理由を挙げれば、以下のようなことになります。
1、 エッセイ部分、コラム部分、カレンダー部分にわかれているので、ひとりの執筆者にひとりの翻訳者を当てれば、文体が違ってもよいし、固有名詞や主要用語以外の統一もいらないこと。
2、 それぞれの学習歴や得意、不得意などによって、ある程度ふりわけられること。
3、 カレンダー手帖という性質上、発行の時期は初冬であり、したがって翻訳作業は夏に決まっていること。
4、 長い学習期間の長い夏休みに、年1回のイベントとしてよいクラス・プロジェクトになると思ったこと。
今回は急な仕事、なじみのない仕事で一同苦戦しつつも、その奮闘は目覚ましいものでした。今回の経験をふまえ、次回はもっとうまくやれるぞ!と思っています。
ついでながら、私の分担は対外的マネージメントと文章部分のすべて。
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皆さん、ありがとうございました。最後にプロジェクト・チーム名「ペイガンズ火曜クラブ」の由来について。「ペイガン」とは本書に関連する言葉で、自然崇拝を重んじる多神教の人々を指します。また「火曜クラブ」はアガサ・クリスティーの推理小説のタイトルで、中村先生のミステリーゼミが火曜に催されていることにちなんで付けられたんだとか。
フェローの講座から生まれた今回のプロジェクトでは、約半分のメンバーが念願の翻訳デビューを果たしました。皆さんの今後の活躍が楽しみです! |
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