マイページにログイン
マイページとは?
資料請求
講座のお申込み
フェローアカデミーとは
講座の紹介
通学講座
通信講座
講師の紹介
受講生・修了生の声
仕事のサポート
体験レッスン
学校説明会・ガイダンス
割引制度・キャンペーン
Tra-maga-メールマガジン バックナンバー
法人のお客様へ
よくある質問
お問い合せ
リンク
フェロー・アカデミー
〒107-8520
東京都港区赤坂8-5-6 翻訳会館
TEL: 0120-024-240
(フリーダイヤル)
info@fellow-academy.com
◆Map → クリック
個人情報保護方針


今回は、すでに映画化も決定している豪華装丁のSF長編『オルタード・カーボン』のこぼれ話を紹介します。訳者は、当校でゼミ・特別ゼミ講座を担当し、数多くの受講生を翻訳家として輩出してきた田口俊樹先生。ふだん正統派のミステリーを多く手がける先生ですが、今回はSFということで、訳すうえでいろいろ新鮮な点があったのではないでしょうか?
『オルタード・カーボン』
リチャード モーガン 著
アスペクト/2,940円(税込)
 訳者の田口俊樹先生に聞きました
この本の読みどころを教えてください。
田口先生:リアリティのよりどころはSF、でも、小説としての結構は伝統的なハードボイルド。その組み合わせの妙&主人公タケシのかっこよさ。
本作はいつも手がけているミステリーとは異なり、未来を舞台にしたSF的要素の濃い作品ですが、訳していて面白かった点、苦労した点は何ですか?
田口先生:普段は安易な造語を固く自らに戒めているのですが、SFだから、当然、原著者があれこれ勝手につくっている。で、私も勝手にいくつかつくりました。それが私には新鮮な体験で面白かったです。たとえば、光線銃の音を原書で、mosquito soundと形容していて、それを「飛蚊音(ひぶんおん)」ってやったの、ま、いばるほどのものでもないけど、自分じゃちょっと気に入っています。苦労したのは、とにかく英語がむずかしく、原著者に百個所近く、質問しました。
著者のリチャード・モーガン氏とは直接会って対談する機会があったそうですが、氏の印象はいかがでしたか?
田口先生:気さくで、誠実な印象で、そのあと質疑応答はメールでやりとりしたわけですが、その印象が裏切られることはありませんでした。
すでに映画化の話があるようですが、先生が考える、主人公タケシ・コヴァッチにぴったりのキャストは誰ですか? またその理由を教えてください。
田口先生:日系東欧人という設定なのですが、なにしろ27世紀、肉体は取替え可能な殻(スリーヴ)になってるんで、実はタケシ自身本来の姿はプロローグにだけ出てきて、あとはイライアス・ライカーという白人の刑事のスリーヴをまといます。描写としては、「四十代後半、競泳選手のような体型、左眼にきずあと、顔じゅうに皺、髪は黒、眼は青」。最近の俳優はあんまり知らないんで、誰かこの描写にあてはまる俳優、います? 私はちょっと思いつきません。ハーヴェイ・カイテルなんか、二十年ぐらい若かったらよさそうな気がしないでもないけど。
その他、訳書にまつわる「こぼれ話」があったらお聞かせください。
田口先生:私は、SFはド素人なので、訳語などチェックしてもらうために、SFに詳しい人に第一稿を読んでもらったのですが、 SFとは直接関係のないところで、第一ページにひとつお恥ずかしいまちがいをしていて、その人のおかげで恥をかかずにすみました。どんなまちがいか? それは企業秘密です。
最後に、今後刊行予定の訳書について教えてください。
田口先生:ボストン・テラン「The Prince of Deadly Weapon」(文春文庫)、デイヴィッド・ベニオフ「When the Nines Roll Over」(新潮社)、カール・ハイアセン「Lucky You」(扶桑社ミステリー)などです。
なるほど。SFでありながら重厚なドラマが盛り込まれていて、読みごたえ充分のようですね。また先生のお話にあった27世紀の時代設定も興味津々。皆さんだったらどんな外見の殻(スリーブ)をまとってみたいですか?
▲TOPへ