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通学講座「実務基礎」の授業を
のぞいてみました

動詞の訳し方を中心に
基本を丁寧に解説


見学した「実務基礎」では、オリジナルテキスト『BETA』をもとに授業が進められる。この日まず取り組んだテーマは「変化・変動」を表す動詞。前回やり残した課題(和訳・英訳)の吟味が行われた。講師の吉田晋治先生は受講生を指名してホワイトボードに訳文を書かせ、赤のマーカーを手に丹念にチェックしていく。「erode their wealth.は『財産を蝕む』というより『財産が目減りする』ですね」「grew by 96% to $110 millionのgrewはroseでも構いません。例題でもやりましたが、『(1億1千万ドル)となった』はtoで表現してOKです」 動詞表現の処理だけでなく、全体を正しく解釈できているか、適切な用語を使っているか、日本語あるいは英語として問題はないかなど、あらゆる角度から検討する吉田先生。ホワイトボード上で訳文を訂正しながら解説してくれるので、どこをどう直せばいいかが一目瞭然。非常にわかりやすかった。


文法に基づく直訳から
自然な日本語表現へ


解釈や表現をめぐり、受講生が質問することもしばしば。その1つ1つに対して吉田先生はきちんと向き合い、言葉を尽くして答えていた。そうした回答に限らず、その説明はつねに「こうだからこうなります」と論理的。根拠が示されるので説得力があり、とてもわかりやすかった。 現役翻訳者の考え方にもふれることも大切な勉強。本講座なら、実践に即した実務翻訳の基本をしっかり学ぶことができそうだ。


『語学で稼ぐ 産業翻訳パーフェクトガイド』(イカロス出版より2014年発行)より転載
(Text 金田修宏 Photo 岩田伸久)


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