実務基礎

※4月期のお申込みは締切ました。
 10月期は7/25(火)から募集を開始いたします。

講座の特徴

あらゆるジャンルに対応できる実務翻訳の土台をつくる
実務翻訳で必要なのは「内容を正確に把握し、論理的な言葉で説明する力」。そのためには、英語の論理と日本語の論理の違いを理解する必要があります。この講座では「動詞の働き」というアプローチで、実務翻訳の原則である3C「明快(Clear)、正確(Correct)、簡潔(Concise)」表現をマスターし、どのジャンルにも通用する基礎力を養います。
英語と日本語の発想の違いを学び、実務翻訳の基本を身につける
フェロー・アカデミー独自のメソッドで作られたテキスト『BETA』は、実務のあらゆる分野で頻出する、日本語に訳しにくい動詞を「関係」「特徴」「現象」「作業」の4つに分類。動詞の意味を「訳語」ではなく「働き」で理解することと、日本語と英語の論理の違いを学ぶことに主眼を置きながら、英日・日英どちらにも対応できるテクニックを身につけていきます。
たとえば、cause,result in,lead to,mean・・・・・・、どれも実務翻訳の仕事で大変よく目にする単語ばかりです。 辞書の訳語もすぐ浮かびますが、大切なのは訳語よりも「動詞の働き」。これらの動詞は、主語と目的語を「原因と結果」という≪因果関係≫で結ぶ働きを持っています。
主語と目的語の関係と、英語と日本語の論理の違いを学ぶことで、双方の言語を明快かつ正確な言葉で行き来する力が身につきます。
テキスト『BETA』カリキュラム
第1章「関係」 第2章「特徴」
「〜の結果、〜が生ずる」「〜を使うことで、〜が可能になる」「〜するためには〜が必要となる」といった複数の事物同士の「関係」を示す表現を学習します。ここで学ぶ表現は論文、テキスト、新聞雑誌の記事にいたるまでありとあらゆるところで目にするものです。

扱う動詞例:
・BETA 1「因果・相関」cause、result in、lead to、bring about、trigger……
・BETA 2「可能・不可能」enable、permit、allow、facilitate、help、contribute to……
・BETA 3「必要・不要」require、demand、need、involve、assume……
モノや出来事が具体的にどのような「特徴」を持つかを説明する表現を学習します。「〜では〜について述べられている」「〜は〜の役割を果たす」「〜には〜が組み込まれている」など、事物の情報を伝える表現の幅を広げていきます。


扱う動詞例:
・BETA 4「性質・内容」constitute、present、consist of、illustrate、represent……
・BETA 5「機能・役割」enable、provide、offer、serve、be capable of……
・BETA 6「構成・構造」include、comprise、contain、carry、use、employ……
第3章「現象」 第4章「作業」
「何が起きているのか」「数量の変化」「モノの移動・流れ」など動的・静的な動きを伝える表現を学びます。科学論文や新聞・雑誌では頻出しますが、日本の学校英語ではほとんど習わないのが現状です。

扱う動詞例:
・BETA7「状態・状況」see、show、enjoy、suffer、continue、record……
・BETA 8「変化・変動」become、increase、rise、appear、improve、deteriorate……
・BETA 9「動作・進行」travel、move、flow、rotate、turn、progress……
人間がモノなどを作ったり、手に入れたり、活かしたり、管理したりする行為を示す表現を学習します。すべて人間が主体の行為ですが、英語では無生物主語や受動態が多用され、主語が必ずしも人間ではないのが特徴です。

扱う動詞例:
・BETA10「作成・入手」……produce、build、prepare、form、create、win……
・BETA 11「利用・実行」……apply、spend、use、perform、exercise……
・BETA 12「維持・変更」……hold、make sure、change、maintain、avoid……
「翻訳のヒント」が満載。プロにも愛されるテキスト
授業で学んだことは、すっきり整理された「表現ノート」でいつでも確認。
個々の動詞の機能を理解し、さらに「翻訳のヒント」を参考に表現を工夫することで、分かりやすく、かつ原文にもきちんと即した翻訳ができるようになります。
「表現ノート」で挙げられた79の表現をマスターすれば、仕事を得るようになってからもあらゆる分野で応用力が発揮できます。

『BETA』に出てくる問題に挑戦してみましょう!次の文を訳してみてください。

Poor service will cause customers to go elsewhere.

causeを辞書通り「引き起こす」と訳して、「悪いサービスは客が他に行ってしまう原因をひき起こす」としてもじゅうぶん意味は通じますね。 ではこれを、この講座で学ぶ「ベータ・メソッド」で翻訳するとどうなるでしょう。
まず causeという動詞を挟んだ主語と述語の関係を考えます。“Poor service”が原因となって“customers to go elsewhere”という結果が起こる、という≪因果関係≫だと分かります。そこで「〜により〜となる」というように、原因と結果が明確な表現にしましょう。
さらに、“Poor service”をそのまま「悪いサービスにより〜」と訳してしまうと、これも日本語としては少しおかしくなってしまいます。英語では無生物主語の文体が多く用いられますが、これを「人」主体の文に訳出すると自然になります。実際に例文を「人」主体に置き換えてみると、次のような接続詞を使った複文になります。
If you give poor service customers will go elsewhere.
こうすると行為の主体が明確になります。翻訳の世界では、ここまで原文の意味を深くくみ取っていきます。

訳例 サービスが悪いと顧客は別の店に行ってしまう。

このようにベータでは、主語と目的語をどのような関係で結び付けているか、という動詞の「機能」に着目し、さらに英語と日本語の発想の違いを学ぶことで、明快かつ正確に原文の情報を伝えられる力を身につけていきます。

 
欠席した場合も講師から訳文へのアドバイスがもらえます

授業を欠席される場合、授業の開始時間前までにメールで課題の訳文をご提出いただければ、講師が訳文にアドバイスを入れてお返しします。

翻訳支援ツール「Trados」基本操作講習
PCルーム

IT分野を中心に、今や翻訳の仕事に欠かせない翻訳支援ツール。最近では、メディカル・特許・ビジネスといったIT以外の求人でもその操作スキルが求められるケースがあります。「実務基礎」では、翻訳支援ツールの中で最も業界シェアの高い「SDL Trados Studio」の基本操作をパソコンルームで実習できる機会を1回、カリキュラムに取り入れています。Tradosの操作を覚えれば、他の翻訳支援ツールにもすぐに対応できるようになります。この講習で操作スキルを身につけて、仕事獲得のチャンスを広げましょう。

吉本流「冠詞」攻略レッスン(無料・先着順)

受講期間中に開講するオンライン講座「吉本流「冠詞」攻略レッスン」を1回無料で受講していただくことができます。講師はテキスト『BETA』を執筆した吉本秀人先生です。
※講座内容が変更になる場合もございます。ご了承ください。

翻訳会社セミナー

翻訳会社の方を招いて、実務翻訳の仕事の種類やニーズ、トライアルと登録後の仕事発注までの流れや報酬などについてお話しいただくセミナーです。フェローでしか聞けない、企業のトライアル対策を知ることができます。

お申込み方法

※お申込みを締切ました

実務基礎(1) 

曜日/時間
毎週・火/13:00〜14:40 (100分)
受講期間
4/18 〜 9/5(全19回)→詳しいスケジュールはこちら(PDF)
申込締切
4/7
講師
吉田 晋治

吉田 晋治

【講師メッセージ】
「実務」と聞くと堅苦しいものという印象はありませんか?
わたし自身、フェロー・アカデミーで受講する前はそう感じていました。実務翻訳とは機械翻訳のような訳文を書くことで、映像や出版のようにセンスが問われたりはしないだろう。だから、誰にでもできる簡単な分野なのではないか、と。
しかし、実際に実務翻訳の授業を受けてみると、まるで違いました。同じ原文でも、訳す人によってまったく違う訳文になる。ほんの少し工夫するだけで、ガラッと訳文の印象が変わる。まるで魔法のように思えました。そして、原文の真意をつかんで、それをわかりやすく表現するのはとても難しいのだと実感したのです。難しいからこそ面白い、と今では思っています。
※お申込みを締切ました

実務基礎(2) 

曜日/時間
毎週・火/19:00〜20:40 (100分)
受講期間
4/18 〜 9/5(全19回)→詳しいスケジュールはこちら(PDF)
申込締切
4/7
講師
佐藤 佑子

佐藤 佑子

【講師メッセージ】
どんな分野でもその道のエキスパートは基本を習得しています。翻訳にも確かな基礎力が問われます。この講座では実務翻訳の基本となる「言葉を見つめ原文を正確に読み込む⇒文の真意をつかむ⇒明瞭・簡潔な訳文へと原文情報を再現する」姿勢を構築して、確実な訳文作りにつないでいきます。練習を重ねる中で、語彙と英語力の強化、実務知識の蓄積、文章表現力の向上といったスキルアップとともに、未知の実務分野に興味がわくこともあれば、最新情報に触れるおもしろさも味わえるでしょう。真のエキスパートを目指してチャレンジしてみませんか。
※お申込みを締切ました

実務基礎(3) 

曜日/時間
毎週・土/10:30〜12:10 (100分)
受講期間
4/22 〜 9/9(全19回)→詳しいスケジュールはこちら(PDF)
申込締切
4/7
講師
吉田 晋治

吉田 晋治

【講師メッセージ】
「実務」と聞くと堅苦しいものという印象はありませんか?
わたし自身、フェロー・アカデミーで受講する前はそう感じていました。実務翻訳とは機械翻訳のような訳文を書くことで、映像や出版のようにセンスが問われたりはしないだろう。だから、誰にでもできる簡単な分野なのではないか、と。
しかし、実際に実務翻訳の授業を受けてみると、まるで違いました。同じ原文でも、訳す人によってまったく違う訳文になる。ほんの少し工夫するだけで、ガラッと訳文の印象が変わる。まるで魔法のように思えました。そして、原文の真意をつかんで、それをわかりやすく表現するのはとても難しいのだと実感したのです。難しいからこそ面白い、と今では思っています。
定員
1クラス10名
修了規定
授業回数の7割以上の出席で修了証書を発行
受講料
139,000円(税込 150,120円)
割引制度
●入門・基礎がっちりプラン
● 基礎どっちもプラン
 → 割引の詳細はこちら
アメリア
同時入会特典
講座申込時に翻訳者ネットワーク「アメリア」に入会すると、入会金が無料となります。
 → アメリア同時入会特典の詳細はこちら
その他
パソコンを使う演習がカリキュラムに含まれているため、
Windowsの基本操作に慣れていない方は慣れておくことをお勧めします。
開講時期
年2回(4月期、10月期)
お申込みから受講までの流れ

お申込み

「お申込みフォームへ」からお申込みください。
お申込み後3営業日以内に、契約書面と受講料納入のご案内を郵送します。

お申込み

受講料納入のご案内到着後8日以内(ただし開講日より前)に受講料をお支払いください。

お支払方法
・振込:一括払い
・クレジット払い(VISA/MASTER):1回/2回/ボーナス一括
(クレジット払いご希望の方は、お申込み時に入力いただいたカード情報に基づき手続きいたします)

お申込み

教材発送日は講座スケジュール(PDF)をご確認ください。

受講生の声

構文ごとの訳し方を体系的に学習

 翻訳の勉強を始めたのは、好きな英語に関われる仕事がしたいと思ったことがきっかけです。「翻訳入門」で基礎を学んだ後、ビジネスに関わるような実際的な文章が好きだったことから「実務基礎」へと進みました。
 テキストの『BETA』は市販の参考書では見たことがない内容で、とてもわかりやすかったです。文法を体系的に深く理解でき、また「この構文はこう訳せるのか」という発見もあって、楽しく勉強することができました。先生がいつも「もっといい日本語は?」とおっしゃるので、課題文を翻訳するときには日本語としておかしくないかを突き詰め、さらに時間をかけて見直すように心がけました。
 例題や課題文では私の知らない実務ジャンルの文章が幅広く取り上げられていたので、リサーチする力も自然に向上。修了後に受講した「ビジネス文書(現「契約書・ビジネス法務」)」でも「実務基礎」で学んだことすべてが役立ちました。勉強したことを活かし、一日も早く翻訳の仕事をしてみたいです。

<奥村 和泉さん>

大学では国際コミュニケーションを専攻し、卒業後は商社に就職。貿易事務に携わりながら、「翻訳入門」から翻訳学習をスタートし、「実務基礎」「ビジネス文書(現「契約書・ビジネス法務」)」を受講。

直訳と意訳のバランスがつかめた

 IT翻訳者である兄の影響、また大学で学んだ分子生物学の知識を活かしたいという気持ちから、翻訳者をめざすことにしました。フェローを選んだのは、翻訳の専門校という点に信頼性を感じたためです。
 「実務基礎」では翻訳と受験英語との違いを認識させられました。受験英語なら直訳でも正解がもらえます。でも翻訳の場合、すべて直訳調ではダメで、かといって意訳すればいいというものでもありません。「絶対にこう訳す」という場合もあれば、表現の幅が許される場合もあります。そのバランスやコツをつかめたことが最大の収穫。「課題文の8割は簡単に訳せるが、残りの2割で差が出る。その2割のために勉強するんです」という先生の言葉が、勉強する上で大きな励みになりました。
 修了後、自分の専門が生かせそうな「メディカル」に進みましたが、無生物主語の訳し方など「実務基礎」で学んだことが役立っています。今後もメディカルの勉強を続け、いずれ翻訳者として独立できればと思っています。

<後藤 晋也さん>

大学で分子生物学を専攻。卒業後に企業に就職するも大学で学んだ知識をより活かすために翻訳学習を始める。「翻訳入門」「実務基礎」を修了し、「メディカル」を受講。

PICK UP

単科「翻訳入門」 ベーシック3コース9月期 単科「日英基礎」

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