カレッジコース
2016年2月25日 

講師からのメッセージ
馬場経子先生(後期 選択科目「特許」講師)
「翻訳の幅広い分野を学べたからこそ、今の私がある」

どの分野にも共通する「翻訳の基本」から学べます

私が携わっている特許翻訳は、法律的な制約やクライアントからの細かい要望など、他のジャンルに比べて特殊な面があります。この点は地道に習得していくしかありませんが、いっぽうでどの分野にも共通する「翻訳の基本」ともいうべきものがあります。「総合翻訳科 カレッジコース」では、この「翻訳の基本」から習得していきます。受講を通してさまざまな専門分野が学べるカリキュラムになっており、私の授業でもロボットや携帯電話など、身近な技術の例を挙げながら、特許翻訳に興味を持ってもらえるようにしています。
どんな内容の翻訳も、たとえ知識があっても文法の解釈が曖昧ならば原文の理解が不十分になり、日本語の引き出しが少なければ的確な表現はできません。知識ばかりに頼り過ぎると原文から離れた訳になるおそれがあります。何も足さず、何も引かず、逐語訳にも陥らず、というのが分野を問わず言える「翻訳の基本」です。

訳語を熟考し、しっかり調べることが翻訳力向上の基本です

授業は、受講生の提出課題をクラス全員で検討しながら、より良い訳文を作り上げていくという演習形式で進めます。繰り返し指摘するのは、どこまで深く突き詰めて訳語を選択しているかということ。辞書に載っている訳語は一つの例に過ぎず、文章の内容に合った訳語を熟考しなければ良い訳文にはたどり着けません。文脈によっても訳語を変える必要があり、書かれている内容を丁寧に調べることが大切です。どんな専門知識でも現在はネットで容易に調べることができます。しかし、ネット情報を鵜呑みにすることなく、しっかり裏付けを取ることが欠かせません。それらを疎かにしないことが翻訳力向上の基本なのです。

幅広い分野で学んだ経験が仕事で役立つことは多々あります

私も「カレッジコース」の修了生なのですが、このコースがあったからこそ今の私がある…これは実体験に基づいた本心です。実務・出版・映像という翻訳の3分野を網羅的に学ぶなかで特許翻訳という目標を見つけることができました。加えて、幅広い分野を学んだ経験が特許翻訳をする上で役に立つことも多々あります。これはどの翻訳分野にも言えることだと思いますが、何事にも興味が持てる人、そして一つのことを徹底的に調べる作業が好きな人ならば翻訳スキルは確実に向上します。翻訳の基礎からしっかり学び、プロの翻訳者を目指せるのが「カレッジコース」。ぜひチャレンジしてほしいと思っています。


『ENGLISH JOURNAL 2016年9月号』(アルク発行)より転載



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