トラマガ
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 【前編】 【後編】
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(2005年2月10日更新)
今号はベーシック3コース「映像吹替」、単科「吹替」「峯間ゼミ」の講師を務める映像翻訳家、峯間貴子氏のインタビューをお届けします。いつもノートに「このセリフ!」と思ったものは書きとめ、映画に満足していただくために常に観客を意識しているという峯間氏に映像翻訳のお仕事についてお話いただきました。

峯間 貴子>(みねま・たかこ)

★好みの男性のタイプはマイケル・J・フォックス。明るく爽やかな感じ。でも夫は熊系。
★吹替翻訳の楽しみは作品の世界に入り込んで遊べるところ。外に出なくてもバーチャルでいろいろなところに行けるので、仕事のなかで気分転換ができる。
★自分が訳した作品では『恋におちたシェイクスピア』が一番好き。シェイクスピアの世界で遊べたので、仕事がすごく楽しかった。
★普段から早口なので、コメディや女性が主役のものは楽。反対に、男性や年配者が主役のものは、意識的にゆっくりめにセリフを訳すようにしている。セリフの口調には自分の普段の言葉使いが出やすいので、言葉の引き出しをたくさん持てるように心がけている。
★洋服とおしゃれが大好き。身長152cmで既製サイズの洋服が合わないので、趣味でスモールサイズの洋服のネットショップを運営。取扱商品はベトナム製のオーダーメイド。(現在は運営休止中)

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――私にもできる!?
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 映画は昔から好きでした。字幕翻訳にも憧れましたが、ずっと同時通訳みたいな人がセリフを聞き取って訳していると思っていたんです。「私は聞き取りができないから翻訳者にはなれない」とあきらめていました。ところがあるとき、映像翻訳には、原語の台本(スクリプト)があることがわかったんですね。それで、「スクリプトを見ながらだったら私にもできるかな」と。

 私はどちらかというと、人と仕事をするよりも、一人のほうが好きなんです。会社に通うのも嫌でしたので、家にいながらできる翻訳という仕事が自分に合うかどうか、試しにフェローの通信講座「翻訳入門<ステップ18>」を受講しました。驚いたことに、まったく苦にならなかったんです。その後、しばらく会社勤めを続けながら、通学講座の吹替翻訳のクラスに通いました。通信講座を始めたのが28歳か29歳のとき、通学講座を受講したのが30歳のときでしたから、遅いですね。翻訳の学習を始めたのは。
 もともとは字幕翻訳をやりたかったのですが、師事した先生が吹替メインの方だったので、授業の98%は吹替でした。吹替専門で翻訳をすると決めているわけではありませんが、今は仕事のほとんどが吹替です。(※2011年3月現在は字幕の仕事が主流になりつつあります)

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――映像翻訳がゴール
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 最初の翻訳の仕事は、映像ではなくロマンス小説の翻訳でした。先生が受講生全員にトライアルを紹介してくださって、それに受かったんです。映像の学習しかしていなかったので、文芸をやるつもりは全然なかったんですけど、先生の紹介でトライアルを受けた手前、やる気がないとも言えなくて。
 6年ほどロマンス小説の翻訳をやりました。文芸をやったおかげで、辞書を引くのは早くなったかしら(笑)。ただ、私は長距離ランナーではないので、小説の翻訳よりは映像翻訳のほうが好きですね。映像みたいに、1週間、2週間で締切がくるほうが性に合っているんです。

 フェローから初めて映像翻訳の仕事をいただいたのは33歳のときでした。それから5年間は、ロマンス小説と映像翻訳を掛け持ちしてお仕事をしていました。映像翻訳1本にしぼったのは、38歳からです。
 翻訳学習のスタートが遅かったので、不安になることもありました。でも翻訳以外にやりたいことがない。それが私にとってのゴールだから、翻訳をやるしかないと決めていました。ほかの仕事には興味がなかったし、会社勤めはもう嫌でしたから、単にやりたいことをやっていただけなんです。その頃は徹夜をしたり、遮二無二やっていました。

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――家が好き!
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 私、家にいるのが好きで、こもっているのが苦にならないんです。今までで最高1カ月近く、外に出なかったこともあります。ゴミ捨てや買い物も夫任せなので、宅急便が来たときに玄関先まで出るくらいかな。だから翻訳に向いているかなって(笑)。ずっとこもっているとイライラしちゃうとか、ペースがつかみにくいとか、そういうのが全くないんです。
 ただ、家にいても、主婦業はほとんどやっていません。最初はやってたんですけど、向かないことがわかって、「やらない宣言」をしてからは、夫がやってくれています。でも悪妻ではなくて、夫が、家事が好きなんです(笑)。

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