樋口真理子さん

実務

印刷会社で海外営業に従事し、結婚を機に退職。2006年4月にフェロー・アカデミー通信講座「実務翻訳<ベータ>」で翻訳学習を始め、「ベータ応用講座」を経てフリーの翻訳者に。契約書や技術文書の翻訳を手がけている。その傍ら、通信マスターコース「ノンフィクション」を受講するなど、出版翻訳の勉強にも励んでいる。

受講生インタビュー

空き時間をすべて勉強に費やし ノウハウをしっかり学んでプロデビュー

今年、翻訳歴3年目を迎える樋口真理子さん。いまも契約書の和訳を中心に着々と実績を重ねている。だが、翻訳に出会うまでは「自分のキャリアに悩んでいた」とのこと。そんな樋口さんを大きく変えたのが、フェローの通信講座だった。
結婚を機に勤めていた会社を退職し、夫の海外赴任に同行してアメリカへ渡った。自由な時間ができると、気になり始めたのが自分自身の仕事。これから先、自分に何ができるのか。そもそもどんな職業が自分に向いているのか。自己分析して気づいたのは「語学が好き、読書をしたり何かを調べて考えたりすることも好き」。それに合致するのは“翻訳”しかない。すぐに通信講座を開講する翻訳学校から資料を取り寄せ、フェロー・アカデミーに目が止まった。
「出版・実務・映像のすべてが学べるのはフェローだけ。そのときはまだ分野が決まっていなかったので、選択肢の多さが決め手となりました」

出版翻訳に興味を持ったものの、仕事に結びつきやすい実務分野にターゲットを絞った。「実務翻訳<ベータ>」を受講し、「1日も早く翻訳者になりたい」という一心で、空いた時間をすべて勉強にあてる。原因を示す動詞、性質を示す動詞など、項目別に訳し方を学び、論理的な文章を訳す基本を身につけた。続けて「ベータ応用講座」へ進み、4つある学習ジャンルから「ビジネス文書」を選択。契約書の翻訳をじっくり学習した。

2年半の米国滞在から帰国すると、翻訳者ネットワーク「アメリア」を通じて翻訳会社のトライアルに挑戦。合格を果たし、契約書の翻訳を中心に仕事を始めた。それでも樋口さんは立ち止まらない。仕事が軌道に乗ると、興味のあった出版翻訳を学ぶべく、通信講座マスターコース「ノンフィクション」を受講。現役翻訳家の直接指導を受けて、プロの姿勢やノウハウを学び取った。 「通信講座なのに、先生との距離がすごく近く感じられ『ターゲット読者を意識せよ』『著者の“声”を再現することが翻訳者の仕事』など、心に残るアドバイスをいただきました。パソコン環境や調べものの仕方など、翻訳以外の情報もたくさん教えてくださり、課題が戻ってくるのが本当に待ち遠しくて(笑)。」

講座を締めくくる直接講義では、他の受講生の訳文にふれ、ディスカッションにも参加。「自分のレベルがわかりとても刺激になった」という。
次なる目標は「出版社に企画を持ち込んで海外の本を出版すること」。いたって順調な実務翻訳にしても「金融や経済などの苦手分野も克服したい」と現状に満足していない。フェローの通信講座をきっかけにキャリアを切り開いたことで、樋口さんの目には進むべき道がはっきりと見えているようだ。

『通訳者・翻訳者になる本2011』(イカロス出版発行)より転載
(Text 金田修宏  Photo 服部貴康)

樋口真理子さんが受講した講座(通信)

初級実務翻訳<ベータ>通常コース実務翻訳に必須の「明快」「正確」「簡潔」な翻訳技法を習得します。

実務翻訳
期間
6カ月
  • 実務翻訳