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- 翻訳業界で活躍する受講生
- 川添節子さん

受講生インタビュー
翻訳のスピードと質のバランスを保てるので、仕事も勉強も同じように大切です
翻訳の学習を始めようと思ったきっかけは、子供の頃から読書が好きで職場で日常的に英語を使っていたためです。 その頃はまだ漠然と翻訳に興味を抱いていたくらいでした。
通信講座で「はじめての出版翻訳」を受講。軽い気持ちで始めた翻訳学習ですが、自分の言葉で小説が再現されていく過程が面白く、だんだんと本気になっていきました。
その後、通学講座「田村ゼミ」を受講。田村義進先生の指導のもと、「読者のために何をすべきか」という視点からフィクションの翻訳を学んでいます。現在も「田村ゼミ」を受講しながら、ノンフィクションを中心にリーディング、翻訳をおこなっています。
通学4年目の2010年、翻訳オーディションの合格がきっかけで、メイクアップのハウツー本を共訳しました。その後もノンフィクションを数冊訳しています。心がけているのは「読者に余計な負担をかけないわかりやすい文章」。もう何年も田村先生のもとでフィクションの翻訳を 学んでいますが、「訳文しか読まない読者のために何をすべきか」という指導を受けていることが、ノンフィクションの翻訳にも役立っていると感じます。 仕事では量をこなさなければなりませんが、授業の課題はじっくり取り組むことができます。翻訳のスピードと質のバランスを保てるので、私にとっては仕事も勉強も同じように大切です。ノンフィクションには世界が広がる面白さがあるので、いろいろな分野の本に挑戦したいですね。もちろん初志貫徹、フィクションを訳すと いう夢も追い続けます。
講師訳を書き写し、自分の訳文との違いを考えるといい勉強になります。翻訳は上達の度合いを実感しにくいので、ときおり昔の自分の訳文を読み返したり、訳した分量を数値として記録したりするなど、工夫を凝らすといいですよ。