小堺香織さん
短大の英文科を卒業後、旅行会社に7年間勤務。「翻訳入門」「ベーシック3コース」「吹替・字幕」、通信講座「マスターコース映像」修了。現在「アンゼ特別ゼミ」に在籍中。ウェブ配信映画、海外アーティストのDVD特典映像、海外ドラマ『Heros/ヒーローズ』エピソードガイドなどの翻訳を手がける。
会社を辞める1年前に「翻訳入門」を受講して、翻訳を次の職業にしようと決意しました。一生続けられる、英語を使う、家庭と両立できる、仕事が形に残る、すべての条件を満たすものが翻訳だったからです。
退職後は実務、出版、映像翻訳を学べる「ベーシック3コース」を受講。3ジャンルの中では映像の授業が一番楽しかったので、修了後、アンゼたかし先生の実践クラス「吹替・字幕」に進み、現在は特別ゼミに通っています。
初仕事は、フェローの事務局の紹介でトライアルを受けて獲得しました。ウェブ配信映画の字幕翻訳で、納期のプレッシャーとスラングや独特の言い回しに泣きそうになりましたが、納品後の達成感は格別でした。もともと興味があったのは吹替でしたが、新人は字幕制作ソフトを使った短納期の字幕の仕事が多いので、吹替と字幕の両方学んで正解でした。今のところ字幕の仕事が多いですが、いつかシリーズもののドラマの吹替翻訳を任されるようになりたいです。
学習中は、思い込みや深読みのし過ぎで原文との距離が上手く取れないことも多々ありましたが、今は全体を俯瞰し、原文に忠実で、かつ日本語として自然な訳作りを心がけています。訳がぴたっとはまったときは「やった!」という感じです。さらに力をつけて10年後には、海外ドラマの翻訳者として活躍できるようになりたいですね。