岡本由香子さん

実務出版映像

1974年生まれ。大学卒業後、航空機の管制官として勤務。通信講座マスターコース「ロマンス&エンタテインメント」「映像」、リーディング講座などを修了し、翻訳者に。出版を中心に実務や映像も手がける。主な訳書に『ぼくのなかの黒い犬』『わたしとあなたと、黒い犬』など。

受講生インタビュー

実務・出版・映像すべての分野で活躍 通信講座だけで学習してプロへ

自衛隊の航空管制官から翻訳者に――そんな異色の転職劇をフェローの通信講座で実現した岡本由香子さん。これまでロマンスを中心に多数の翻訳書を手がけ、ドキュメンタリー番組の映像翻訳や、論文や契約書などの実務翻訳も行っている。実務や映像では「軍事関係も少なくない」そうで、翻訳学習と前職経験を存分に生かしている形だ。

翻訳を勉強しようと思ったのは自衛隊員時代。子供の頃から映画と本と英語が好きで、当初は「英語力向上と趣味を兼ねて、ぐらいの気持ちだった」という。転勤が多かったことからフェローの通信講座を選び、「翻訳入門<ステップ18>」と「出版翻訳講座」を受講修了後、一度は足が遠のいたが、やがて「プロになる!」と一念発起して翻訳学習を再開する。1年ちょっとの間に映像と出版の上級講座を4つも修了する猛勉強だった。「普通の人の半分の時間でデビューしてみせる、そのぐらいの意気込みでした。講座を終えたら一から教材をやり直すなど、とにかくがむしゃらに勉強しましたね」

その間、種まきのつもりで登録した翻訳者人材サイトを介して、実務翻訳と映像翻訳の仕事を初受注。以降、仕事は徐々に増え、学びながら仕事をすることで「添削で指導されたことが深く理解できるようになった」。さらにフェローの翻訳者ネットワーク「アメリア」が開催する各種トライアルにも挑戦し、ついにはロマンス翻訳者に抜擢。短期間に勉強も仕事もいろいろと挑戦した結果、“翻訳筋力”がかなり鍛えられたという。「映像翻訳の講座を受けたときは、出版とは違った着眼で訳文を考える点がとても勉強になりました。また、実務翻訳の仕事を通して翻訳スピードが上がったおかげで、課題の分量が多かったロマンス翻訳のトライアルにも難なく対応できたのだと思います」

通信講座でしか勉強していないものの、ハンデはまったく感じていない。アメリアを通じて新たな出版社とのパイプもでき、YAなどロマンス以外の翻訳書も上梓。志を同じくする大切な仲間とも出会えた。 「知り合った有志とは今もインターネットで勉強会をしています。トライアルや仕事の紹介、会員交流の場など、アメリアのようなバックアップ体制はとても有り難いですね」。順調に実績を重ねている今も、分野を問わず「原文に寄り添いながら日本語として自然な文章を書く」ことに心血を注ぐ。受講生時代に見せた向学心、向上心は今も健在だ。

『通訳翻訳になる本 2013』(イカロス出版発行)より転載
(Text 金田修宏)

岡本由香子さんが受講した講座(通信)

入門翻訳入門<ステップ18>通常コース英文法をおさえながら、正しい翻訳につながる英文解釈のコツを学びます。

実務翻訳 出版翻訳 映像翻訳
期間
9カ月
  • 実務翻訳
  • 出版翻訳
  • 映像翻訳

中級映像翻訳<吹替と字幕>

映像翻訳
期間
6カ月 
  • 映像翻訳