多田優子さん

実務

大学の英文科を卒業して就職後、結婚・出産を機に退職。約10年後に社会復帰し、英文事務や大学研究室秘書を経て、2005年より派遣でマニュアルなどの日英翻訳を行う。その間、「実務翻訳<ベータ>」、マスターコース「テクニカル英訳」「IT・テクニカル」など9講座を受講・修了。2016年末にフリーランスとなり、現在は翻訳会社3社に登録し、主にIT系の日英案件(翻訳とレビュー)を受注している。

受講生インタビュー

社内翻訳をしながら講座で学んだ内容をスキルアップに活用

フリーランスの翻訳者として、IT系の日英翻訳やレビューを行っている多田優子さん。2016年12月に独立したばかりで、それまでの約11年、派遣社員としてIT系マニュアルの英訳に従事してきた。その間、スキルアップに活用していたのがフェローの通信講座。専業主婦から社会復帰した後、英語を学び直して翻訳業務に就いたものの、「仕事だけでは上達しない」という危機感があったという。
「いくつか翻訳講座を受けてみましたが、あまり成果が上がりませんでした。そんなとき、ある英語関係のイベントで医療翻訳者の方から『フェローのマスターコースがいい』と聞き、受けてみようと。2005年のことです」

手始めに初級の「実務翻訳<ベータ>速習コース」を受けたところ、「自分がいかに翻訳について知らなかったか」を痛感。重要動詞の訳し方、使い方を吸収した。その後は実践力を高めるべくマスターコースへ進み、IT系・英訳系の講座を継続的に受講していく。どの講座も、現役翻訳者による指導は丁寧かつ的確。「裏取りが甘い」と手厳しい指摘を受けたり、英文ライティングのポイントを再確認したりと、講座を受けるたびに「学び」があった。
「派遣先では元原稿の省略や抜けを正して翻訳していたのですが、『テクニカル英訳』の奥田良子先生に『原文にない情報を付け足すクセがある』と言われたときにはハッとしましたね。『足さない、引かない』という翻訳の原則を強く意識するようになりました」

平日は出勤前、週末は家事以外の時間を勉強にあて、通勤電車の中では課題の見直しをした。地道な学習は2014年に実を結び、トライアルに合格した1社から初受注。制御機器の英訳やレビューを依頼されるようになり、担当者に「今後もお仕事が減ることはありません」と言ってもらえた昨年末、ついに独立を決断した。

初受講の2005年以降、伴走者のような存在だったフェローの通信講座について、多田さんはこう振り返る。
「英訳講座が多く、継続して受講できたのが良かったですね。マスターコースでは資料や参考サイトをたくさん紹介していただき、仕事でも役立ちました。リサーチ力が向上したこと、英訳の基本や注意点を確認できたことは、私にとって大きかったと思います」
受注を安定させることが当面の目標だが、「いずれメディカル翻訳も手がけられたら」と多田さん。フェローの通信講座で磨いた翻訳力を生かし、次のステージに向かっている。

『通訳者・翻訳者になる本2018』(イカロス出版発行)より転載
(Text 金田修宏)

多田優子さんが受講した講座(通信)

初級実務翻訳<ベータ>通常コース

実務翻訳
期間
6カ月
  • 実務翻訳

中級ベータ応用講座「IT・テクニカル」

実務翻訳
期間
3カ月
  • 実務翻訳

マスターコース

期間
6カ月