武富博子さん

出版

「ベーシック3コース」修了後、通学講座「児童文芸」へ。現在はこだまともこ先生の特別ゼミを受講中。単独訳での児童文芸のフィクションデビュー作は『バレエなんて、きらい』(講談社)。「アンドルー・ラング世界童話集」全12巻(東京創元社)を共同で翻訳。

修了生インタビュー

児童文芸翻訳家として日々奮闘中

もともと子どもの本が好きでしたが、実務でないと翻訳の仕事はできないという思い込みもあり、両方を学べる総合翻訳科のベーシック3コースを受講しました。結局、当初の思いを貫いて、出版翻訳コースへ。現在までずっとこだまともこ先生に師事しています。先生には作品の読み方、捉え方などプロに必要な要素をたくさん教えていただきました。

初めて表紙に訳者として名前が記載された『アトリエから戸外へ 印象派の時代』という子ども向けの美術書の仕事を紹介してくださったのもこだま先生です。この作品は全4作シリーズのうちの1作で、他3作を担当した方々と、表現や漢字、美術用語を統一するために話し合いながら訳した私にとっても印象深い作品です。初めて単独で訳した物語は『バレエなんて、きらい』。とにかく初めてでしたので、先生に色々と相談し、言い回しや言葉遊びについてもアドバイスをいただきました。また、ゼミの仲間や先輩翻訳者にも訳語などの相談にのっていただきました。

現在は、上記物語の続編『キャンプで、おおあわて』のほか、世界の童話集や、ヤングアダルトの作品などをを翻訳中。昔から児童書翻訳の仕事に憧れを抱きつつも「自分には無理!」と長い間二の足を踏んでいましたが、「勉強するだけならいいだろう」と思い切ってフェローの扉を叩いて、本当によかったと思っています。