マスターコース
ヤングアダルト

バラエティ豊富な作品に取り組み、表現力と考える力を鍛える

  • この講座では、主にヤングアダルト(YA)向けの作品を取り上げて、作品が持つリズムや雰囲気をすくい取った正確で読みやすい翻訳について考えていきたいと思います。
    YAの世界の広さを知っていただきたいので、課題としてはさまざまなYA文学(および児童文学)を取り上げます。短編の部分訳(2~3カ所)が主ですが、長編の部分訳を取り上げる場合もあります。
    個人への添削指導と、翻訳一般の考え方などにふれた講評とともに、毎月各課題部分につき3名の訳の添削例を全員に無記名でお配りしています。同じ受講生という立場の方々のさまざまな訳文に触れることで、ご自分の訳にさらに磨きをかけていっていただきたいからです
    受講者を、もうじきプロになれそうな人だけに限定するつもりはありませんが、講座の性質上、仕事をするときに通じるかどうかという姿勢も含めて評価しますし、添削もどちらかというと辛めなので、すくなくとも「プロになることを目指したい」という方に受講していただきたいと思います。

■講師

冨永 星 出版翻訳家。児童書を中心に、数学啓蒙書やビジネス関連などノンフィクションの翻訳まで数多く手がける。主な訳書に『チャーリー、ただいま家出中』『星が導く旅のはてに』(徳間書店)、『微分、積分、いい気分。』『宇宙の謎―65の発見物語』(岩波書店)、『ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの』(小学館)、『インディゴの星』『サフィーの天使』(小峰書店)、『古代エジプトの数学』(丸善出版)、『形式化された音楽』『若き数学者への手紙』(筑摩書房)、『魔女になりたいティファニーと奇妙な仲間たち』『見習い魔女ティファニーと懲りない仲間たち』(あすなろ書房)、他多数。

  • クラウン推薦対象ジャンル

  • 受講期間

    2018年4月~9月

  • スクーリング日

    2018年10月13日(土)または20日(土)

  • 申込期間

    2018年2月1日(木)~3月1日(木)正午

  • 選抜課題提出締切

    2018年3月1日(木)正午

  • 合否発表

    2018年3月16日(金)

  • 提出・返却方法

    提出:受講生専用Webサイト「マイページ」より課題をご提出いただきます。
    返却:「マイページ」から添削結果と解説/訳例をダウンロードしていただきます。
    ※受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWord形式で保存できるワープロソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。※海外手数料不要

修了生の声

「児童書は子どもたちへのエール」
講師の講評から若い世代に向けた作品への思いを強くしました

十代前半で心に残る作品と出合い、ヤングアダルトの翻訳に興味を持っていたことが受講の理由です。課題に取り組むことで、ヤングアダルトといっても様々なタイプのものがあることを知り、なじみのない分野では作品世界のイメージをつかむのに苦労しました。でもそれが新鮮でもありました。そして「児童書は子どもたちへのエール」「読者が世界を垣間見る窓」との冨永先生の講評に、若い世代に向けた作品への思いを強くしました。
自分の訳への添削、訳例、他の受講生の訳、注意点を参考に自分の持ち味を磨くことの大切さを指導され、自分なりに力を尽くして課題を提出したつもりでしたが、毎回訳例を読んでは「この手があったのか!」とその表現力に感じ入ることしきりでした。講評では受講生の質問に丁寧に答えてくださり、他の受講生の視点や問題意識にも刺激を受けました。
「英文を読んだ時に脳内に明確なイメージを再生する力」「そのイメージを自然な日本語に表す力」の大切さを教えていただいたことは、現在関わっている実務翻訳でもとても役に立っています。言葉だけの独りよがりな訳ではなく、読者を作品世界にひき込める訳を目ざして頑張りたいと思っています。

宮城県在住/50代/女性

今後の自分自身の課題が明確になったことが
受講した大きな収穫でした

夫の転勤で東京から引っ越すことになり、今後の学習の進め方を考えていたときに、当時通学講座でお世話になっていた講師の方から勧められたのが冨永先生の通信講座でした。
初回の添削で、日本語のもたつきやぎこちない部分があることを指摘されたことで、二回目以降の課題では、完成した訳を何度も音読するなどして、日本語として不自然な部分をなくすよう心掛けるようになりました。回を重ねるに連れ、「全体の流れは悪くない」、「丁寧に訳文を作れている」、という言葉をいただけるようになり、とても励みになりました。ただ、「細かい日本語の選び方がもう一歩…」というところからは最後まで抜け出すことができず、今後の自分自身の課題となりましたが、それもこの講座を受けた収穫だったと感じています。
スクーリングにも参加させていただき、その際印象に残ったのは、先生が日本語による表現をとても大切にされているということでした。普段から「上等な日本語に触れること」が大事だということ、その中でも短編・俳句・詩などは、短い言葉に凝縮されているとおっしゃっていたのが、心に残っています。自分の課題となっている「自然な日本語表現」へのアドバイスを最後に頂けた気がして、スクーリングへ参加した意義を感じました。

愛知県在住/30代/女性
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