マスターコース
ノンフィクション

※お申込みを締切ました

書かれている「事実」、書き手の「論理」、テキストの「目的」を正しく読み取り、
適切な表現を選ぶ力を身に付ける

  • ノンフィクション翻訳の対象は多岐にわたります。この講座では、講師が実際に携わっている範囲でできる限り多様な翻訳を体験していただきます。テキストには、メディア向けの社会経済・カルチャー系記事、セルフヘルプ本、一般向け科学書などを予定しています。
    ノンフィクション翻訳の肝は、書き手が伝えようとしている「ことがら」を、正しく伝えることです。そのためには、書かれている「事実」、書き手の「論理」、テキストの「目的」を正しく読み取る必要があります。そのうえで、「目的に即した適切な表現」を選択しなければなりません。この講座は、課題によりこうした要素のそれぞれに焦点化することを通じてノンフィクション翻訳の基本的姿勢をしっかりと身につけていただくことを目指します。
    課題は、1回につき600~1000ワード程度の翻訳、プラス簡単なレポート(たとえば調査資料や、内容についての補注など)です。
    翻訳することは楽しいけれども、どんなものを訳したらいいのか分からないという方には、この講座が、幅を広げて考えるきっかけになるかもしれません。ともかく調べ物が好き、新しい知識を仕入れて人に話すのが好き、そんな方のご参加もお待ちしております。

■講師

岩坂 彰 1958年生まれ。京都大学文学部哲学科卒。教科書の編集者を経て翻訳家に。新聞、雑誌向け社会経済記事(Financial Times, The Economist)等の報道記事を毎週翻訳するかたわら、一般向けノンフィクション読み物や専門家向け学術書の翻訳も手がける。主な訳書 『触れることの科学』『快感回路』『確信する脳』(河出書房新社)、『心は実験できるか』『「うつ」と「躁」の教科書』(紀伊國屋書店)、『うつと不安の認知療法練習帳』(創元社)、『歴史主義の貧困』(日経BP)ほか多数。

  • クラウン推薦対象ジャンル

  • 受講期間

    2018年5月~10月

  • スクーリング日

    2018年11月17日(土)

  • 申込期間

    2018年3月1日(木)~4月2日(月)

  • 選抜課題提出締切

    2018年4月2日(月)正午

  • 合否発表

    2018年4月16日(月)

  • 提出・返却方法

    提出:受講生専用Webサイト「マイページ」より課題をご提出いただきます。
    返却:「マイページ」から添削結果と解説/訳例をダウンロードしていただきます。
    ※受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWord形式で保存できるワープロソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。

修了生の声

受講終了後、先生からの紹介で出版翻訳の仕事をスタート
この講座での学びが日々、役に立っています

何年か翻訳を学習した後、出版翻訳の実際の仕事に近い内容を学びたいと思い、この講座を受講しました。
講座では一般向けのニュース記事から学術的なものまで、さまざまな文章を、想定の掲載媒体や読者層に合わせて訳していきました。私の場合、この講座を受ける前後でとくに大きく変わったのは、調べものに対する意識です。それまで、調べものは「なんとなく」「やみくもに」といったやり方でしたが、できるだけ一次情報までさかのぼって調査し、自分の中で疑問を一つひとつクリアにしてから翻訳に取りかかるようになりました。また表現についても、たとえば事実を伝えるニュース記事と心理学系のセルフヘルプの書籍ではおのずと文体が異なるように、原著者の全体的な視点や、翻訳の目的(誰に何を伝える文章か)をしっかりと意識して訳文をつくることの大切さを教えていただきました。毎回、提出した訳文を丁寧に見ていただき、自分の翻訳の癖やミスのパターンに気づくこともできました。
受講終了後、先生からのご紹介で出版翻訳の仕事を始めることができましたが、事実調査をきちんとした上で、原著者の視点、ロジック、主張などを読み取り、それを訳文の目的に沿って表現するという、この講座での学びは日々役に立っています。

千葉県在住/30代/男性

講座全体を通して翻訳の本質を学ばせてもらいました
実務翻訳をされている方にもお勧めできる講座です

岩坂先生の講座では、毎回A4用紙に2~3枚ほどの課題が出されます。内容はニュース記事、ポピュラーサイエンス、経済学や心理学など、柔らかめの文章から硬い文章まで、毎回違ったいろいろなジャンルのものでした。また、翻訳すること以外に、内容に関するレポートの追加課題もありました。かなり内容の難しい課題もあり、決して楽ではありませんでしたが、非常に充実した講座でした。
私にとって最も大きかったのは、スクーリングを含め講座全体を通して、翻訳の本質を学ばせてもらったことです。翻訳とは、“著者が書いたものを読み取って、読み取ったことがらを読者にむけて表現すること”。そのために必要な、事実に基づいて内容を把握すること、ロジックの読み取りと表現、英語の読解、目的に即した日本語表現について、課題を通して具体的かつ丁寧に教えてくださいました。
毎回の講評では、受講者の訳文の中から先生の“オススメ”の訳文を紹介してくださいました。他の受講者の訳文を読んでとても勉強になったのと同時に、自分のものが紹介されるとそれが励みになりました。
ノンフィクションだけでなく、実務翻訳をされている方にもお勧めできる講座です。

千葉県在住/40代/女性
top btn