出版翻訳 ビジネス書・実用書

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講師による講座紹介

テーマの異なる5冊の本に取り組んで、「読ませる」日本語表現を目指す

マスターコース「ビジネス書・実用書」

ビジネス書ってなんでしょうか。そもそもビジネスという言葉が実に多種多様な範囲、対象を指すのですから、1分野とはくくれないほど多彩な本を読む機会、訳す機会があります。ひとつ断言できるとすれば、「ノンフィクション、特にビジネス関係の本は文章が固くて無味乾燥。流麗で抒情的な文章センスは必要ない。訳すのは機械的な作業」という思い込みは捨てて欲しい、ということです。読者は何かを知りたくて本を手に取るのに、あなたが選ぶ単語ひとつ、文末表現ひとつで、その内容は伝わらないかもしれません。
 この講座では、私の訳書から5冊の本に取り組みます。大きく分けてビジネス書や実用書と呼ばれるジャンルから、毎回まったく毛色の異なる本を取り上げるつもりです。ジャーナリスティックな本、起業家が書いた本、女性著者による本、インタビュー形式の原稿など。どんな著者がどんな意図で書き、どんな読者がどんなふうに読むのか、1冊ごとに考えながら訳してみたいと思います。課題の量は仕上がりで2〜3000字程度を予定していますが、最終回(6回目)では5回の中から好きな本を選んで、添削済み原稿のブラッシュアップと併せて長めの訳文を仕上げます。安定感のある日本語を構成する「体力」作りを意識してみましょう。少し長めに訳してみると、自分の癖や苦手意識、あるいは得意な文体などの感覚もつかめることがあります。訳している本人は気づきにくい文章の癖、曖昧さ、冗長さなども、できるだけつついて指摘していくつもりです
皆さんの課題を拝見しながら、私もさまざまな訳の可能性を改めて考えていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

※過去に開講した同講師の講座と課題作品および講評が一部重複します(出題箇所は重複しないよう調整します)。

クラウン会員推薦対象ジャンル

ノンフィクション
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講師

上原 裕美子

出版・実務翻訳者。訳書は『アメリカ経済政策入門』(みすず書房)、『「無知」の技法 不確実な世界を生き抜くための思考変革』(日本実業出版)、『反転授業』『反転学習』(ともにオデッセイコミュニケーションズ)、など、多数。

◆講師インタビュー
→ 上原先生が翻訳した『後悔せずにからっぽで死ね(トッド・ヘンリー 著/サンマーク出版 )』のホンヤクこぼれ話
→ 「専門分野を持たない"弱み"を"強み"に変える」

受講期間

2017 年 10 月 〜 2018 年 3 月

スクーリング日

2018 年 4 月 14 日(土)または 21 日(土)

申込期間

2017 年 8 月 1 日(火) 〜 9 月 1 日(金) 正午

合否発表

2017 年 9 月 15 日(金)
メールにて結果をお知らせいたします。
選抜課題提出締切 2017 年 9 月 1 日(金)正午 必着

提出・返却方法

提出:受講生専用Webサイト「マイページ」より課題をご提出いただきます。
返却:「マイページ」から添削結果と解説/訳例をダウンロードしていただきます。
※受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWord形式で保存できるワープロソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
※海外手数料不要。

修了生の声

読み手に訳者が努力した跡をみせないところに
翻訳の奥深さを改めて実感しました


20代半ばで海外生活を経験し、帰国後、外資系の職場で勤務、現在は故郷・福岡でグローバル支援に関わっています。将来は翻訳を含めて在宅で仕事をしたいと願い、自分の翻訳の力がどの程度なのかプロの目で判定して頂き必要なスキルを身につけたい、という気持ちが募っていた折、本講座を知り受講に至りました。
課題文には、必ず日本語に訳しにくい箇所があって、原文を書いた作者の意図を汲み取り、原文を読んでいない読者に分かりやすい訳文にしようと心掛けると、予想以上の時間を要しました。良い訳文を意識して迷路にはまることもよくありましたが、上原先生から、自分だけでは考えの及ばない視点からアドバイスを頂いたり、論理的な指摘をわかりやすい表現で説明してもらうことで、回を重ねるうちに、試行錯誤の過程を楽しもう、と気持ちが切り替えられるようになりました。
インタビュー訳で「(話者が)話題を持ち出す流れが自然で、発言内容がわかりやすく日本語で話しているのを聞いているようです」とコメントを頂いたときは嬉しかったです。読み手に訳者の存在というか訳者が努力した跡をみせないところに翻訳の奥深さを改めて実感しました。
わたしは地方在住かつ仕事もあるので通信講座のみでしたが、 face to faceで語りかけるような上原先生のお人柄が滲む温かいコメントに励まされました。何を改善すべきか、何が良かったかが明確に分かるので、課題の採点やコメントをみるのも楽しみでした。


福岡県在住/50代/女性

気づかなかった自分の翻訳癖に対する
具体的な練習方法の提案をしていただけました


実務9割、出版1割で翻訳の仕事をしていますが、自分自身が面白いと思う分野の書籍の翻訳がしたいという思いがしだいに大きくなってきました。そのために自分の訳文を直してもらう機会がほしかったこと、そして上原先生の訳書は何冊か拝読しており、こんな本をこんなふうに訳せたらなあと常々思っていたことが受講の理由です。
何よりよかったのは、それまで気がつかなかった自分の翻訳癖(=丁寧なのはいいが間延びしやすい)を指摘していただいたことです。さらに、締まった文章を作るために「訳し上げたら5%文字数を減らしてみる」という具体的な練習方法を提案していただきました。また、毎回参考になる書籍を紹介してくださったのも役に立っています(読書量が増えました)。「目の前の文を訳すだけでいっぱいにならない」「日本語にしにくい原文も、文意は流れているはずだから、それを汲んで文章の流れを作る」などのアドバイスは、訳す前にときどき口に出して、忘れないようにしています。


北海道在住/50代/女性
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