マスターコース
ビジネス書・実用書

※お申込みを締切ました

テーマの異なる5冊の本に取り組んで、「読ませる」日本語表現を目指す

  • ビジネス書ってなんでしょうか。そもそもビジネスという言葉が実に多種多様な範囲、対象を指すのですから、1分野とはくくれないほど多彩な本を読む機会、訳す機会があります。ひとつ断言できるとすれば、「ノンフィクション、特にビジネス関係の本は文章が固くて無味乾燥。流麗で抒情的な文章センスは必要ない。訳すのは機械的な作業」という思い込みは捨てて欲しい、ということです。読者は何かを知りたくて本を手に取るのに、あなたが選ぶ単語ひとつ、文末表現ひとつで、その内容は伝わらないかもしれません。
    この講座では、私の訳書から5冊の本に取り組みます。大きく分けてビジネス書や実用書と呼ばれるジャンルから、毎回まったく毛色の異なる本を取り上げるつもりです。ジャーナリスティックな本、起業家が書いた本、女性著者による本、インタビュー形式の原稿など。どんな著者がどんな意図で書き、どんな読者がどんなふうに読むのか、1冊ごとに考えながら訳してみたいと思います。課題の量は仕上がりで2~3000字程度を予定していますが、最終回(6回目)では5回の中から好きな本を選んで、添削済み原稿のブラッシュアップと併せて長めの訳文を仕上げます。安定感のある日本語を構成する「体力」作りを意識してみましょう。少し長めに訳してみると、自分の癖や苦手意識、あるいは得意な文体などの感覚もつかめることがあります。訳している本人は気づきにくい文章の癖、曖昧さ、冗長さなども、できるだけつついて指摘していくつもりです。
    皆さんの課題を拝見しながら、私もさまざまな訳の可能性を改めて考えていきたいと思っています。

    ※2017年10月開講「ビジネス書・実用書」と同じ教材を予定しています。また、過去に開講した同講師の講座と課題作品および講評が一部重複します(出題箇所は重複しないよう調整します)。
  • 上原先生の翻訳作品

■講師

上原 裕美子 出版・実務翻訳者。主な訳書に『人生は手放した数だけ豊かになる』(三笠書房)、『世界の一流企業は「ゲーム理論」で決めている』(ダイヤモンド社)、『EXTREME TEAMS アップル、グーグルに続く次世代最先端企業の成功の秘訣』(すばる舎)、『壊れた世界で“グッドライフ”を探して』(NHK出版)、『♯HOOKED 消費者心理学者が解き明かす「つい、買ってしまった。」の裏にあるマーケティングの技術』(TAC出版)など多数。

  • クラウン推薦対象ジャンル

  • 受講期間

    2018年10月~2019年3月

  • スクーリング日

    2019年4月13日(土)または20日(土)

  • 申込期間

    2018年8月1日(水)~9月3日(月)

  • 選抜課題提出締切

    2018年9月3日(月)正午 必着

  • 合否発表

    2018年9月18日(火)

  • 提出・返却方法

    提出:受講生専用Webサイト「マイページ」より課題をご提出いただきます。
    返却:「マイページ」から添削結果と解説/訳例をダウンロードしていただきます。
    ※受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWord形式で保存できるワープロソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
    ※海外手数料不要

一人ひとりの訳文をしっかり見てくれる添削指導に、
毎回の結果が本当に楽しみでした

実務翻訳や短い文章の翻訳経験はあるのですが、いつかは本を丸々訳したいという気持ちで通信講座を始め、「はじめての出版翻訳」「出版翻訳講座」と基礎から習ってきた集大成として、上原先生のコースを受講しました。
内容やスタイル、著者のタイプが異なるものを毎回課題として選んでいただいたので、慣れない分野は苦労しましたが、自分でも工夫しながら進められてよかったです。いい意味で「隅をつつくような」指摘をたくさんしていただいて、大変勉強になりましたし、これまでの講座以上に一人一人をしっかり見てくださっているように感じられ、いいところはたくさん褒めて頂いたので、毎回結果が本当に楽しみでした。また、他の生徒さんのよかった翻訳も紹介いただいたので、いつも目から鱗の訳例をたくさん見られて、刺激になりました。
スクーリングで頂いたアドバイスですが、「訳せば訳すほど力になる」「一冊訳しきる体力が大切」といった言葉も励みになりました。長い間じっくり指導していただいた後に実際にお会いできたのは、とてもいい機会でした。
現在、ビジネス関連の本を翻訳し終わって見直し中なのですが、コースで習ったことが大変役立っており、赤ペンで大量の直しを入れています。特にご指摘いただいた悪い癖の直し方や、いかにシンプルな文章にするかといったアドバイスは、訳文のブラッシュアップに大活躍しています。

東京都在住/30代/女性

他の受講生の訳文についての解説もあり、
自分の勘違い、独りよがりなところが良く分かりました

メーカーの技術者でしたが、定年後は翻訳をしたいと考えていました。同じ原文でも、訳語・語順・文体によって訳文の印象ががらりと変わるのが、音楽のアレンジみたいで面白いと思っていたのです。
しかし、どうやって翻訳家になるのか? 具体的なアプローチを探す中、仕事で馴染んでいたビジネス書・自己啓発書を中心に、バラエティに富んだ題材を扱う本講座を知りました。定年までに修了できるというタイミングもあって受講決定。
始めてみると面白くてたまりません。毎月変化に富んだ課題の訳文を、ああでもないこうでもないと考えて、時が経つのを忘れました。何より、自分の訳を真剣に見て下さる方がいると思えば気合が入ります。
上原裕美子先生の添削は、受講生の訳を活かしつつ、背景も含めてポイントを具体的にコメントされるスタイルで、本当に勉強になりました。訳例と共に、他の受講生の方の訳も解説して頂き、自分の勘違い、独りよがりなところが良く分かります。特に印象に残ったのは、(結果としての)誤訳は気にせず、誤訳のプロセスをしっかり究明して次に活かせ、というアドバイスでした。
本講座での経験は、その後求職活動する上での心強い支えとなっています。

京都府在住/60代/男性
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