カレッジコース
2018年3月5日 

「企業に就職」×「子育てしながら在宅」
異なるワークスタイルで翻訳業に携わる2人の修了生にインタビュー

企業に勤めて、あるいは在宅のフリーランスで。自分に合った働き方を選べるのが翻訳という仕事の魅力ですね。そこで、別々のワークスタイルや分野で翻訳業に携わっている2人の修了生に、学習から仕事までの経験談を語っていただきました。
(※過去の「カレッジコース説明会」で行われた修了生インタビューの内容を抜粋しています。)


渡邊真里さん
SEとして約5年間勤務したのち、2013年度カレッジコースに入学。推薦制度を利用して翻訳ローカライズ企業のSDLジャパンに就職し、現在も幅広い分野のサービス・製品にまつわる翻訳・チェックなどを手がけている。




葛馬麻衣子さん
銀行に約8年間勤務したのち、2016年度カレッジコースに入学。修了後の働き方としてフリーの在宅翻訳者を目指し、ご出産を経て翻訳会社のトライアルに応募。現在は複数の会社に登録し、金融・財務分野や映像分野の翻訳を始めている。


●まずカレッジコースへの入学を決めた理由を教えてください。

渡邊さん 「中学の頃から翻訳の仕事には漠然と興味を持っていて、大学の英文科を卒業後、まずは翻訳に活かせる知識をつけようとIT系の企業に就職しました。カレッジコースを受講したのは、1年間集中して勉強できる環境が自分には合っていると思えたからです。また多くの分野を学べるカリキュラムも魅力でした」

葛馬さん 「もともと銀行に勤めていましたが、結婚を機に理想の働き方を考え始めた結果、異動の多い総合職よりも、前から好きだった英語を活かせる翻訳の仕事に興味を持ちました。仕事を続けながらの通学も考えましたが、翻訳の分野を決めきれていなかったので、カレッジコースで1年間集中的にいろんな分野を学ぼうと決意しました」


●カレッジコースで一年間学習した感想は?

渡邊さん 「課題は大変でしたが、講師やクラスメイトの訳文と比較して、同じ原文からこうも違う表現が生まれるのかと感心することの連続でした。授業では試訳に対して「なぜこの単語を選んだのか」「なぜこんな文の構造にしたのか」など説明を求められることもあり、これが深く考える訓練になりました」

葛馬さん 「想像以上に楽しかった!というのが率直な印象です。後期になると特に課題に追われましたが、毎日新たな発見があり、とても有意義でした。中でも映像翻訳の授業では、実際に声優さんに自分の台本を読んでもらったり、ソフトを使って字幕を付けたりできたのが面白かったです」


●クラスメイトとの交流も盛んでしたか?

渡邊さん 「受講中は授業の課題について話し合うことが多かったです。仕事では誰かと同じ原文を訳すことはないので、クラスメイトの訳を参考にしたり、意見や情報を交換したりできるのは貴重な機会でした。クラスメイトは年代もバックグラウンドもばらばらだったので、それぞれ違う話が聞けて新鮮だったのも印象に残っています」

葛馬さん 「私もクラスメイトとは休み時間に語り合い、心の支えになっていました。課題の原文の解釈について意見を交わすこともありました。修了後も定期的に飲み会をして、仕事の情報交換などをしています。友人が映像翻訳の会社に入ったのがきっかけでトライアルを受けさせてもらったこともあり、人脈の大切さを感じました」


●お仕事はどのように獲得したのでしょうか? また現在の仕事内容は?

渡邊さん 「最初はフリーランスか翻訳ローカライズ企業への就職かで迷っていましたが、企業説明会に参加するうちに実務の現場で働くことへの興味が湧きました。その中でもSDLジャパンは、多種多様なコンテンツを扱い、翻訳に関わる幅広い業務を経験できる点に惹かれて応募を決めました。現在私はSDLでIT企業とスポーツ企業からの案件を担当し、翻訳者の手配や納品原稿のチェックに加え、自分でも翻訳を行うことがあります。扱うサービスや製品のよさを自分で理解し、それを伝えられるような訳をお客様へ納品できたとき、またその訳をWebなどで実際に目にしたときにやりがいを感じます」

葛馬さん 「私はコースの終わり際に出産をひかえていて、企業に勤めるのは物理的に無理だったので、在宅での仕事を考えていました。第一希望の分野は映像でしたが、前職の経験を活かせる実務分野も視野に入れ、アメリアで求人情報を見ながら仕事のイメージを深めました。出産後は、子育てのペースがつかめてきた夏頃からアメリアの求人に応募し、複数の翻訳会社のトライアルに合格しました。今はまだ子供のお世話優先の生活ですが、映像分野では子供向けアニメの台本翻訳やドキュメンタリー番組のボイスオーバー翻訳、実務分野では企業の内部資料の翻訳などを手がけています」




●学習したことで、特に仕事に役立っていることを教えてください。

渡邊さん 「授業でほかの方の素晴らしい訳を参考にできたのもよかったですが、同時に多くの人が誤訳に陥りやすいポイントも分かるので、それは今も翻訳やチェックをする際に役立っています。また、原文の内容をちゃんと理解するにはリサーチも重要。コースの課題を通じてリサーチを丁寧に行う習慣がついたことも、仕事に直結しています」

葛馬さん 「やはり3分野を網羅的に学んだことは、非常に役立っています。幅広い分野の学習を経験したので、どんな案件の依頼が来ても『やります』と言える自信がつきました。また出版翻訳の課題でよい表現を探すために試行錯誤したことも、仕事で手がける分野は違えど間接的に役立っています」


●企業勤めと在宅フリーランス。それぞれのワークスタイルのメリットは何だと思いますか?

渡邊さん 「現場にいると多くの翻訳者さんの訳文に触れられるうえ、業界の変化を肌で感じられます。また新しいツールなどをとりいれる際に社内でのサポートを得やすいと思います」

葛馬さん 「フリーランスはとにかく自分しだい。仕事が滞ると収入に直接響くところがシビアですが、仕事の配分を自由に調整できるのはメリットですね。通勤のストレスから解放されたのも大きいです」


●最後に今後の目標とメッセージをどうぞ!

渡邊さん 「どんな分野でも、常に読み手にとって親切な訳文を作れる翻訳者になることを目標に精進していきたいです。カレッジコースは一年間翻訳漬けの生活となるので、密度が高く、翻訳力を鍛えるには一番の環境だと思います。講師は翻訳のプロの方ばかりなので、翻訳を仕事にするとはどういうことなのかを日々吸収できます。近年は機械翻訳の精度が上がっていると言われてはいますが、私が仕事で目にする原文は機械では訳せないものがほとんど。人にしかできない訳がこれからもたくさん生まれるよう、翻訳に真剣に取り組む方が増えると嬉しいです」

葛馬さん 「もうじき子供を短時間保育園に預けられる予定なので、日中の仕事量を今より増やして経験を積みたいですね。いずれは海外ドラマや映画の翻訳を手がけたいです。カレッジコースの授業は決して楽ではありませんが、一つ一つの課題に真剣に取り組めばどんな形でも翻訳の仕事につながることと思います。私は産後4ヵ月から在宅で仕事を始めましたが、家庭と仕事の両立をはかりたい方にも翻訳の仕事はおススメです」


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https://www.fellow-academy.com/fellow/pages/school/college/006.jsp


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