かしこく英語訳を依頼するため、知っておきたい4つのこと

  • Language Business Japan2017

    昨年末の12月13日、14日の2日間、池袋サンシャインシティで行われたLanguage Business Japan2017の会場で、当社代表の室田が講演を行いました。
    タイトルは「かしこく英語訳を依頼するため、知っておきたい4つのこと」。インバウンド需要を見込んで、自社のサービスを英語化したいと考える企業向けに、初めてでも失敗しない翻訳の進め方をお伝えするものです。

    特定の翻訳会社や業界に属さず、翻訳に関わるあらゆる企業と等距離のポジションにある当社だからこそ、このようなテーマの講演で白羽の矢が当たったのかもしれません。
    参加企業の中には、英語化の必要性を感じている企業だけでなく、すでに英語化に取り組んでいる企業もあり、自社サービスの英語化に際し課題を抱える企業が多いことが感じられました。

  • セミナーの模様

  • 機械翻訳と人間の翻訳の違い

    講演は、まず、今翻訳関連で最もホットな話題である、「Google翻訳の性能が上がっても人間の翻訳は必要なのか」という問いに答えるところからスタートしました。機械翻訳と一口に言っても大きく分けて3種類あり、場合によってはGoogle翻訳でない方が安心な仕事もあるなど、機械翻訳の種類ごとのメリットとデメリットを挙げ、目的による選び方を紹介。さらにGoogle翻訳と守秘義務の関係にも言及しました。

    さらに、大量の「情報の海」から必要な情報を見つけるには機械翻訳が便利だが、ビジネスで成功するには言葉の選び方や話の組み立て、見た目などで「気を利かせる」というヒューマンスキルが欠かせない事、人間の翻訳は「クライアントの要望に合わせたオーダーメイドの翻訳」であるということを様々な事例を挙げて説明しました。

  • スライド資料「機械翻訳と人間の翻訳の違い」

  • 日英翻訳は難しい、なぜ?

    次に話は日英翻訳に特有の難しさに移り、日本語から英語への翻訳を難しくしている「日本語の曖昧さ」を、実際に日本語文を英文に訳しながら解説。
    特に、日本語文にはなかった主語を、英文では翻訳者が作りだす必要がある、という実例の説明では、参加者のみなさんが大きくうなずいているように見えました。
    続いて話は、日本語が分かる英語ネイティブや、英語ができる日本人社員など、翻訳の経験がない方に日英訳を任せるとなぜ失敗するか、という、経験者には耳の痛い指摘に発展しましたが、ここで、翻訳という仕事の難しさを、理解してもらえたのではないかと思います。

  • スライド資料「日英翻訳は難しい、なぜ?」

翻訳チェッカーの役割と、クラウド翻訳と翻訳会社の違い

この後、話は「翻訳チェッカー」の役割や重要性、機械翻訳に不可欠な「ポストエディター」の現状に進み、このふたつの仕事にも翻訳のスキルが欠かせない事を紹介、最後はクラウド翻訳と翻訳会社のサービスの違いを整理して終了となりました。
機械翻訳を使うか人間の翻訳者に頼むか、翻訳会社を通すか通さないか、はたまたクラウド翻訳を利用するかなど、初めて翻訳を依頼する企業は迷うことが多いと思いますが、今回の講演を聞いてくださった方は、どんな選択肢があるのか、自社の目的に合った方法は何なのか、一定の指針が得られたのではないかと思います。

参加してくださった企業のみなさま、ありがとうございました。

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