「翻訳入門」講師 大沢満里子先生インタビュー

  • 学校英語とは異なる観点から英文法を学び、
    系統立てて翻訳の基礎力を養います

    「翻訳入門」では、翻訳に欠かせない英文法の重要事項をまとめたテキスト「STEP18」を使用します。「訳す」ことを前提に解説しているため、学校英語とは異なる観点から英文法を学ぶことができ、系統立てて翻訳の基礎力を身につけることができます。授業では英語特有の論理の進め方や日本語らしい表現のコツなどにもふれますので、英文和訳と翻訳の違いも知っていただけると思います。

    英日翻訳においては、常に「誰が何を伝えるために書いた文章か」を意識し、全体の論理の流れを考えながら訳すことが重要です。また文脈に応じて主語を省いたり残したりするなど、日本語としてわかりやすく自然な文章に仕上げる必要もあります。これらはどのジャンルにも共通する「翻訳の基本」ですので、添削指導などを通じて丁寧に指導しています。

    私自身フェローのOBで、受講していた時は授業が終わるとすぐ恩師の訳例を書き写し、上級クラスに進んで以降は毎回トライアルのつもりで出席していました。そんな自分の経験を振り返ってみても、地道に予習・復習をして真剣に授業に臨むことが、上達の近道だろうと思います。

  • 大沢満里子先生

ミスは成長の糧
失敗を恐れず挑戦してほしい

プロになれば間違いは許されませんが、学習中は間違いが成長につながります。失敗を恐れずたくさんチャレンジし、たくさん吸収してください。ときにはコンテストなどに挑戦し、客観的に自分の実力を把握しておきましょう。そしてある程度学んだら、思い切ってプロの世界に飛び込んでみる。仕事を通じて学べることもたくさんあります。

映像であれ、本であれ、実務文書であれ、それを観たり読んだりする「相手」が必ずいます。そのことを意識するだけで、読点の打ち方ひとつ変わってくるはずです。課題を訳すときにも、ぜひ相手を意識しながら訳すようにしてください。

受講生時代、クラスメイトからもいろいろと学んだ気がします。勉強会を開く仲間ができましたし、のちに翻訳会社に勤めて仕事を紹介してくれた方もいました。切磋琢磨し合える仲間と出会い、将来につながるネットワークを作ってもらえたら、講師としてとてもうれしく思います。

『通訳・翻訳ジャーナル SPRING 2018』(イカロス出版発行)より転載
(Text 金田修宏)

大沢満里子先生
プロフィール
大沢先生

映画、TVドラマ、BS/CS番組などの映像翻訳のほか、小説などの出版翻訳、エンタテインメントや栄養・食品分野の実務翻訳に携わる。「翻訳入門」のほか、通学カレッジコース「映像基礎」、通信「はじめての映像翻訳」の講師も務める。

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