よくあるご質問

翻訳の学習・仕事について

Q1) 英語力に自信がないのですが、翻訳の学習を始めることは可能でしょうか?
A1)英語に自信のない方は「翻訳入門」から始めることをおすすめします。この講座では翻訳をするうえで必ずおさえておきたい英文法を確認しながら、英文を正しく読み自然な日本語にする、という翻訳の基本を学んでいきます。また、説明会(要申込み・無料)にご参加いただいた方には「受講レベル診断シート」を差し上げていますので、受講レベルの確認にご利用ください。。
Q2) 講座を受講するにあたり専門的な知識は必要ですか?
A2) 学習を始める段階では特に必要ありません。ご自分が目指す分野が決まったら、その分野に関する書籍を読んだり、授業で出された課題を翻訳したりしながら知識を増やしていきましょう。
Q3) 学習を始めるにあたり、辞書や参考書はどのようなものを揃えればよいですか?
A3) まずは中辞典もしくは大辞典クラスの英和辞典と英英辞典があると良いでしょう。辞書によって用語数の多いもの、用例が多いものといった特徴がありますが、まずは一般的なものを選び、必要に応じて買い足されることをお勧めします。また国語辞典、類語辞典も必須です。 辞書は紙の辞書、電子辞書、辞書ソフト、どれでも構いません。頻繁に使うものですから、まずはご自身が使いやすいと思うものを選ばれるとよいでしょう。
Q4) ライブ配信講座と通信講座、どちらで学んだほうが良いのでしょうか?
A4) ライブ配信講座は、講師と受講生が同じ時間にオンライン上で集まり授業を行います。そのためその場で質問がしやすく、他の受講生の質問や考えも共有できる点で学びが深まりやすいでしょう。いっぽう通信講座は受講期間内であればご自分の好きな時間を学習にあてることができます。決まった時間での予定が立てにくい方は通信講座のほうが学びやすいでしょう。
入門と初級は通信講座、中級講座からライブ配信講座など、学び方を変えながらステップアップされる方も多くいらっしゃいます。自分に合っている学び方について迷われたときは学習カウンセリング(要予約・無料)をご利用ください。
Q5) 仕事を得るのに必要な資格や経歴はありますか?
A5) 決まった資格や経歴はなく、企業のトライアル(選考試験)に合格すればお仕事を始めることができます。ただ求人によって応募条件や歓迎スキルはさまざまですので、学習段階からアメリアの求人情報をチェックすることをお勧めします。
Q6) 翻訳に年齢は関係ありますか?
A6) まったく関係ありません。翻訳は語学力以外に、これまで培ってきたあらゆる知識や経験が活かせる職業です。修了生の中には、子育てが一段落してから学習を始めた方や、定年後、第二の人生として翻訳者を志した方など、さまざまな年齢層の方がいます。
Q7) 地方や海外でも仕事はできますか?
A7) 翻訳の仕事の多くは在宅勤務で、受注や納品はEメールやクラウドサービスを介して行われる事がほとんどです。インターネットに接続できる環境があればお住まいの地域は問題になりません。 当校の修了生や受講生にも、日本の首都圏以外にお住まいの方や、海外在住でお仕事をされている方がたくさんいらっしゃいます。
Q8) AIの進化によって翻訳者の仕事は無くなりませんか?
A8) 翻訳の工程でAIを活用し、効率化を図るケースは、今後増えていくと考えられます。 ただしAIから出力された訳文をそのまま納品することはほぼ不可能です。AIを介すことで文脈や論旨が捻じれ伝わり方が変化していないか、訳出が抜け落ちた部分がないかといった原文/訳文の検証は必須であり、その検証と修正には翻訳者のスキルが必要です。また、原文に書かれていない文章の背景や筆者の意図、クライアントの要望を汲み取った翻訳に仕上げることも、翻訳者の重要な役目です。よって翻訳者が不要になることはありませんが、AIを活用する場面が増えるほどその特性を理解しておくことは重要になるでしょう。

ライブ配信講座、通学講座について

Q1) 授業に出席できなかった場合のフォローはありますか
A1) 欠席された方には授業で配付された資料を共有し授業の進度をお知らせしております。欠席した授業の内容で分からないことがあれば、次回以降、講師に直接ご質問ください。また、ライブ配信講座は授業の録画を授業後(翌営業日)に共有します。次回授業の前日までご視聴いただけますので、欠席した方は録画を視聴してください。
Q2) 予習は必要ですか? 分量や時間はどれくらいでしょうか。
A2) 授業は受講生が事前に翻訳してきた箇所を解説する場ですので、予習をして臨むことが必須です。週に1回の入門~初級講座で、訳文にしてA4用紙1枚程度の課題が出題されます。 予習時間は一人ひとりの語学力や知識量によるために個人差があると思いますが、入門~初級講座で3時間+αとお考えください。αは調べものや推敲にかかる時間です。学習時間をきちんと確保し、丁寧に翻訳するよう心がけることが上達につながります。
Q3) 期の途中から受講することはできますか/編入募集はありますか?
A3) 講座を途中から受講することはできませんが、専門コースで1年間の講座は途中で編入募集を行う場合がございます。
Q4) 授業の見学は可能ですか?
A4) 授業を見学することはできませんが、一部の講座で体験レッスンを行っております。体験レッスンを行っていない講座で、授業について詳しく知りたい方はお問い合わせください。じっくりご相談いただける学習カウンセリング(要予約・無料)もご利用いただけます。
Q5) 授業が休講になることはありますか?
A5) 天候や災害による影響、また講師のやむを得ぬ事情により休講となる場合がございます。その場合は分かり次第、ご登録のメールアドレスに連絡いたします。休講になった授業は原則として補講を行い、補講が実施できない場合は休講となった分の受講料を返金いたします。

通信講座について

Q1) 課題について質問をしたいときはどうすれば良いですか?
A1) 課題に取り組んで悩んだ点や分からなかった点がありましたら、課題提出時に質問を書いて一緒にお送りいただけます。また返却された添削結果やアドバイスについて分からない点があった場合はマイページから質問することができます。回数制限はありませんので(一部講座を除く)、納得いくまで質問していただくことができます。
Q2) 受講期間を延長して課題を提出することはできますか?
A2) 受講期間の延長はできません。ただし受講期間終了後にサービス延長期間を設けている講座では、サービス延長期間終了日までに課題をご提出いただければ添削いたします。 サービス延長期間の利用は無料で、手続きは必要ありません。

共通

Q1) 入学金など、受講料以外で必要な費用はありますか?
A1) 受講料には、受講に関する手続き、教材費、講習費、検定試験料などが全て含まれますので、別途費用が発生することはございません。また、入学金もございません。
Q2) 海外から受講することは可能ですか?教材はどのように届きますか?
A2) 当校のライブ配信講座と通信講座は海外からもご受講いただけます。海外手数料はかかりません。教材は講座によってデータか冊子をお送りします。冊子はEMS(国際スピード郵便)でお送りしますが、郵便事情等により全てデータでのお受け取りを希望される場合はお申し出ください。
Q3) 海外在住です。消費税の免税手続きは可能でしょうか。
A3) はい、可能です。手続きに際しては以下の書類をご提出ください。
・居住国の在留(居住)証明
・居住国での納税証明

※原則上記2点が必要ですが納税証明については収入の有無によって発行されない場合もありますので、ご相談ください。
※国によって書類の名称や種類が異なるようです。
※証書の発行にかかる手数料は本人負担となります。

お申込みの際、「消費税免税希望」にチェックを入れてお申込みください。当校よりメールにて書類ご提出のご案内をお送りします。書類確認後、免税額にてお支払い手続きを進めます。
Q4) 受講のキャンセルはできますか?
A4) 特商法取引法に基づき、対象講座ではクーリング・オフか中途解約をすることができます。 クーリング・オフは契約書面をお受け取りになってから8日以内のお申し出であれば有効です。 クーリング・オフ適用期間の経過後は中途解約となり、進度によって法律に基づいた精算方法で算出し、振込手数料を差し引いた金額を振込みにて返金いたします。 受講料5万円未満または講座期間が2ヶ月を超えない講座はクーリング・オフや中途解約の対象にはなりません。また特定商取引法は国内居住者のみに適用されます。 詳しくは特定商取引法に基づく表記をご参照ください。
Q5) 校内で自習はできますか?
A6) 受講中の方であれば授業以外の時間も自習スペースをご利用いただけます。ノートPCも貸し出しいたします。営業時間は日によって異なりますのでこちらをご参照ください。
Q6) 修了証書や在籍証明書は発行してもらえますか?
A7) フェロー・アカデミーで発行できる証明書は以下のとおりです。発行料は1通500円です。
・修了証書
・在学証明書(和文・英文)
・成績表(カレッジコース、ベーシック3コースのみ)
Q7) 英語以外の言語の講座はありますか?
A8) 当校の講座で扱う言語は英語と日本語のみとなります。ただし、原文の内容を理解する力や日本語力、リサーチ力などは、どの言語の翻訳であっても必要なスキルですので、当校で学んだことを他の言語に生かしていただくことは可能です。

翻訳関連キーワード

Q1) トライアル
A1) 主に翻訳会社が、翻訳者採用のための選考方法として行う試験のことです。分量や納期は企業によって異なりますが、在宅で取り組みメールで提出するケースが一般的です。
Q2) コーディネーター/プロジェクトマネージャー(PM)
A2) 翻訳の発注元となるクライアントと翻訳者の架け橋として、翻訳会社内で進行管理、見積もり作成や請求業務などを行います。簡単な翻訳チェックを行うこともあります。
Q3) チェッカー/レビュアー/QA(Quality Assurance)
A3) 翻訳者から納品された翻訳物のチェック業務を行います。クライアントから指定された訳語を正しく使っているか、誤字・脱字がないかなどをチェックします。
Q4) ポストエディット(PE)
A4) 機械翻訳が出力した訳文を、クライアントの求める品質レベルに達するよう人の手で修正・編集することです。この仕事を行う人をポストエディターといいます。
Q5) 翻訳支援ツール
A5) 過去の翻訳データ(翻訳メモリという)を活用して翻訳の作業効率を高めたり、複数人で一つの翻訳案件に関わる際に訳語や表記、表現を統一したりするためのツールです。当校では、翻訳会社で多く使用されているSDL Trados Studio、Phrase TMS(Memsource)の操作講習を定期的に行っております。
Q6) ローカライズ
A6) ある特定の国を対象に作られた製品を、他の国で使用できる状態に変更すること。言語だけでなく、現地の慣習や法令にあわせて仕様を変更する場合もあります。
Q7) オンサイト
A7) 採用された会社や派遣先などに赴いて、業務が必要な現場でお仕事をするという勤務形態のことです。しばしば「在宅勤務」と区別して使われます。
Q8) リーディング
A8) 主に出版社より依頼される仕事で、日本でまだ翻訳出版されていない作品の原書を読んでシノプシス(レジュメ、梗概とも言います)を作成する業務を指します。シノプシスは、その原書を日本で翻訳出版するかどうかを決定するための重要な検討材料となります。リーディングで物語を読み取る力、文章力を認められて翻訳を依頼されるケースも多数あります。
Q9) 下訳
A9) 翻訳をする前に、内容が理解できる程度の大まかな訳をつけることです。訳文はプロの翻訳者が推敲し、完成度を高めて納品されます。
Q10) スポッティング
A10) 映像に表示させる一つひとつの字幕のタイミングを決めることです。
Q11) 字幕制作ソフト
A11) 画面に表示させる字幕文字数の自動計算や字幕の入力、映像への字幕挿入などを行うことができ、翻訳者にとって字幕翻訳作業には欠かせないソフトです。
Q12) アフレコ
A12) 「アフターレコーディング」の略。吹替の制作過程で、声優が映像にあわせて演じた音声を収録することです。