翻訳入門

あらゆる分野で、翻訳の前提と言えるのが「正しい英文解釈」。その鍵となる英文法を強化しながら、正しい翻訳につながる解釈のコツを学びます。

こんな方にお勧めです

  • 翻訳の学習経験がない方
  • 英文解釈力を強化したい方
  • どの分野にも通じる翻訳の基礎を身につけたい方

コース概要

講座名
翻訳入門
受講形式
ライブ配信(アーカイブ配信あり)
受講期間
2024/8/24~2024/11/9(土曜・毎週×12回)
受講料
129,800円(税込)
時間
10:00~12:00(120分)
定員
12名
修了規定
全授業回数の7割以上出席
申込締切
7/31
教材について
教材はデータでのご提供です。8/14にメールにてご案内します。
受講に必要なもの
●受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
●「Zoomアカウント(無料)」と「マイク・カメラ機能のあるPC/スマホ/タブレット」が必要です。デバイスの推奨環境等はこちらの【システム要件】でご確認ください。
スケジュールPDF

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学習内容

18項目からなる”翻訳のための英文法”で英文読解に強くなる

この講座では、“翻訳のための英文法”という観点から構成されたフェロー・アカデミー独自のテキスト『STEP18』を使用。文法を中心とした18の重要項目を学ぶことで、どんな分野の翻訳にも通じる「正しい翻訳につながる解釈のコツ」をおさえます。受講に必要な英語力は、英検2級以上またはTOEIC650点以上を目安としていますが、この基準に達していない場合でも、文法書を併用することで補強でき、学習効果を高めることができます。
文法が苦手な方はもちろん、大意はわかるけど細かなニュアンスまで理解しているか自信がない、という方にもおすすめです。

みなさんは、英文法の知識に自信がありますか?

下記の例文はステップ15で学ぶ「仮定法の目のつけどころ」に掲載されています。
助動詞の過去形wouldに注意して訳してみましょう。

A man of sense would be ashamed of such behavior.

【×誤訳】分別のある人は、そんな行為を恥ずかしく思っただろう。

この英文は、実は仮定法の文章です。
If節があれば仮定法とすぐに気づけるのですが、実際の英文にはIf節を伴わない仮定表現がたくさん存在し、とかく誤訳の原因となっています。
ここではIf節がそっくり省略されているわけでもなく、Without television = If there were no television のように、前置詞句をIf節の代わりとしているわけでもありません。
なおかつ助動詞の過去形wouldが使われています。
このような場合、このwouldは仮定法のwouldで、主語がIf節の代わりになっていると考え、残りを帰結文として訳すと正しい解釈に基づいた翻訳になります。

【○翻訳】 分別のある人なら、そんな行為を恥ずかしく思うだろう。

テキストで学ぶ英文法の重要項目

  • 英文解釈から翻訳へ
  • 代名詞
  • 関係代名詞
  • 無生物主語
  • 受動態
  • 不定詞
  • 動名詞
  • 分詞構文
  • 時制
  • 完了時制
  • 接続詞
  • 比較表現
  • 否定構文
  • 前置詞
  • 仮定法
  • 会話文
  • 長文
  • 総仕上げ

授業の進め方

それぞれのテーマを、「予習」「授業」「復習」の3段階で着実に習得することができます。

予習
テキストに載っている各テーマの例文と訳文、解説を読みます。その後、理解を深めるためテーマに沿った「練習問題」を訳して授業に臨みます。
授業
テーマに関する講義のあと、予習で取り組んだ「練習問題」の訳文を発表し、講師からフィードバックを受けます。
復習
復習として「添削課題」 を訳し、授業4日前までに提出します。講師が一人ずつ添削しますので、習得度の確認だけでなく自分のクセや弱点の把握にも役立ちます。解説は次の授業で行います。

担当講師

寺澤 比奈子
Hinako Terasawa

翻訳家。訳書に『北斎 ポップアップで味わう不思議な世界』(大日本絵画)、『スイス憲法―比較法的研究』(共訳、成文堂)、『人が人を裁くとき』(共訳、有信堂高文社)など。雑誌や新聞の記事翻訳、語学教育番組の翻訳も手がける。

講師からのメッセージ

翻訳の勉強って、どんなことをするのだろうと興味のある方、まずは翻訳の世界を覗いてみてください。英文を読んでわかったつもりになっていても、いざ日本語の文章にしようとすると、そうはすらすらとはいかないものです。 辞書をもう一度丁寧に引くことから始めなくてはいけないことがよくあります。それは手間のかかることに思えるかもしれませんが、その時の苦労が後で何倍にもなって返ってきてくれます。翻訳し終わった時には、英文解釈力も日本語表現力も確実に向上していることでしょう。英語に自信のなかった人はもちろん、英語は得意という人にも、目からウロコの発見があるはずです。

授業では、遠慮なく質問してください。お互い切磋琢磨しながら、楽しく学んでいきましょう。

受講者の声

――毎回、課題の添削、解説について時間をたっぷり取ってくださったので理解が深まった。

 

――講師の先生のおかげで、翻訳はとても難しいものと考えていましたが、じっくりと丁寧に取り組めば、先へ進めるかもしれないと感じるようになりましたから。

 

――翻訳の、本当に基本的なところを先生からじっくり教わることが出来たと思います。思い切って受けてみて良かったです。 仕事しながら課題をやったり予習をしたりとなかなかハードでしたが、振り返ってみれば、濃密な時間を過ごすことが出来て、これからの自分の糧になったような気がします。

 

(受講アンケートより)

お申込みの流れ
STEP-1
お申込み
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会員登録がお済みの方はログインしてお手続きください。登録がまだの方は新規会員登録を行ってください。
STEP-2
受講料のお支払い
お申込みページにて以下のいずれかをお選びください。
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■振込(一括):
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■クレジットカード決済:
Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club(ご利用可能回数 1・3・5・6・10回)
※お支払い金額が385,000円を超える場合はクレジットカードはご利用いただけません。
クレジットカード
STEP-3
契約書面の送付(郵送)
特定商取引法対象講座(受講料5万円超かつ期間2カ月超の講座)は、ご登録いただいた住所に契約書面を郵送いたします。
海外在住の方は特定商取引法対象外のため契約書面は送付いたしません。
STEP-4
教材の案内
「コース概要」の「教材について」をご覧ください。

お申込み後の受講の取り消しについて

特定商取引法に基づき、「契約書面」お受け取り後、8日以内はクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフ期間経過後は受講期間終了日前日までに限り、書面の届出をもって、将来に向かって中途解約を行なうことができます。中途解約が役務提供開始前の場合、受講料の20%(ただし15,000円(法定の金額)を上限とする)の解約手数料をお支払いいただきます。受講料をお支払い済みの場合は、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
役務提供開始後は、法定に基づいた精算方法により算出し、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
※特定商取引法は国内居住者のみに適用され、海外居住者は上記の対象にはなりません。海外居住者が受講途中で国内転居した場合は契約書面を交付いたしますので、事務局にご連絡ください。

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