翻訳入門<ステップ18>通常コース

あらゆる分野で、翻訳の前提と言えるのが「正しい英文解釈」。その鍵となる英文法を強化しながら、正しい翻訳につながる解釈のコツを学びます。

こんな方にお勧めです

  • 翻訳の学習経験がない方
  • 英文解釈力を強化したい方
  • どの分野にも通じる翻訳の基礎を身につけたい方

コース概要

講座名
翻訳入門<ステップ18>通常コース
※好きなペースで課題を提出し早く講座を修了したい方は、速習コースをお選びください。
受講期間
9カ月(+サービス延長期間4カ月+質問期間30日)
◎毎月25日までのお申込みで、翌月から受講スタートできます。
受講料
77,000円(税込)
受講目安
TOEIC650点以上または英検2級以上
教材
テキスト(冊子)、課題解説/訳例(PDF)
添削
18回/月2回(固定スケジュール)
※担任トレーナーによる個別指導
修了規定
15課題以上提出
学習サポート
・返却された添削結果やアドバイスについて分からない点があった場合、マイページから質問することができます。
・受講期間中に提出できない課題があった場合、サービス延長期間までご提出を受け付けます(手続き不要)
<オンラインスクーリング(無料)>
テキストとは別の課題に取り組んでいただき、講師がオンラインで解説を行います。受講期間中に1回参加できます(各回定員あり)。
留意事項
・課題の提出と添削結果の受け取りには受講生専用サイト「マイページ」を利用していただきます(郵送での提出受付、返却は行っておりません)。
・受講にあたってはMicrosoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。
学習相談
講座に関するご質問やご相談を承ります。ご予約はこちら

お申込み

学習内容

18項目からなる”翻訳のための英文法”で英文読解に強くなる

この講座では、“翻訳のための英文法”という観点から構成されたフェロー・アカデミー独自のテキスト『STEP18』を使用。
文法を中心とした18の重要項目を学ぶことで、どんな分野の翻訳にも通じる「正しい翻訳につながる解釈のコツ」をおさえます。
受講に必要な英語力は、英検2級以上またはTOEIC650点以上を目安としていますが、この基準に達していない場合でも、文法書を併用することで補強でき、学習効果を高めることができます。
文法が苦手な方はもちろん、大意はわかるけど細かなニュアンスまで理解しているか自信がない、という方にもおすすめです。

みなさんは、英文法の知識に自信がありますか?

下記の例文はステップ15で学ぶ「仮定法の目のつけどころ」に掲載されています。
助動詞の過去形wouldに注意して訳してみましょう。

A man of sense would be ashamed of such behavior.
【×誤訳】分別のある人は、そんな行為を恥ずかしく思っただろう。

この英文は、実は仮定法の文章です。
If節があれば仮定法とすぐに気づけるのですが、実際の英文にはIf節を伴わない仮定表現がたくさん存在し、とかく誤訳の原因となっています。
ここではIf節がそっくり省略されているわけでもなく、Without television = If there were no television のように、前置詞句をIf節の代わりとしているわけでもありません。なおかつ助動詞の過去形wouldが使われています。
このような場合、このwouldは仮定法のwouldで、主語がIf節の代わりになっていると考え、残りを帰結文として訳すと正しい解釈に基づいた翻訳になります。

【○翻訳】 分別のある人なら、そんな行為を恥ずかしく思うだろう。

テキスト「STEP18」で学ぶ英文法の重要項目

テキストでは英文法を中心に、翻訳をする上で重要な18テーマを扱います。
それぞれ、「テーマの説明」「練習問題」「練習問題の解説と訳例」「添削課題」からなる約15ページの構成で、テーマを段階的に理解しながら無理なく学習を進めることができます。

「STEP18」のテーマ
ステップ1:英文解釈から翻訳へ
ステップ2:代名詞
ステップ3:関係代名詞
ステップ4:無生物主語
ステップ5:受動態
ステップ6:不定詞
ステップ7:動名詞
ステップ8:分詞構文
ステップ9:時制
ステップ10:完了時制
ステップ11:接続詞
ステップ12:比較表現
ステップ13:否定構文
ステップ14:前置詞
ステップ15:仮定法
ステップ16:会話文
ステップ17:長文
ステップ18:総仕上げ

学習の進め方①:テキストを読む

例)ステップ5の場合
テーマは「受動態」。英語が「受動態」でも日本語では能動的な表現をしたほうが良いケースもあれば、その逆のケースもあります。多くの例文を参考に、日本語と英語の「態」のとらえ方の違いと自然な訳し方を学びます。

学習の進め方②:添削課題を翻訳し、提出

今回の課題は和訳1題。テキストを見返しながら受動態を工夫して訳しましょう。

学習の進め方③:添削結果と「解説・訳例」で復習

テーマの理解度はもちろん、誤訳がないか、言葉選びは適切か、といったところまでしっかり確認しましょう。

学習の進め方④:課題が終わったら次の課題へ

トレーナーからのフィードバックを活かして全18課題の提出を目指しましょう。

受講者の声

菊地 清香さん

学習に取り組む姿勢を学んだことが
翻訳の質を上げることにつながった

初級から上級まで講座が充実しており、現役で活躍している修了生が大勢いることからフェロー・アカデミーで翻訳を学ぶことにしました。とはいえ専門的な翻訳学習は初めてだったので、一から学んだほうがよいだろうと思い「翻訳入門<ステップ18>」から学習を始めました。
受講中、添削トレーナーからの指導はとくに励みになりました。課題への添削だけでなく、質問に対する回答もいつもびっしり書いてもらえ、赤字のひとつひとつから学習者の考え方を汲んでアドバイスしてくれていることがわかります。「細かいところまで丁寧に訳す、原文の意味合いを正確に訳す姿勢を身につける」というアドバイスは、翻訳チェッカーの仕事を経験して、さらに実感を増しました。
文法や文脈の不明箇所を自分の中ではっきりさせ、辞書を引いたりして答えを見つけ、納得できる日本語表現にたどりつくまでねばる覚悟、原文に対する誠実さを学んだことがこの講座を受講した一番の収穫です。
また教材を最大限に生かすために質問欄を活用することを心がけるとよいと思います。私は「ここをこう訳したことをわかりやすくどう説明するか」ということを考えながら添削課題に取り組むことで、最後まで原文と向き合う姿勢を身につけることができました。

折原孝明さん

復習をくりかえすことが大事
いい加減な解釈だと気付くきっかけに

翻訳の仕事が在宅でできると知り、家業と両立できるかもと思ったことが学習を始めるきっかけでした。やるからには仕事につなげて収入を得られるようになりたいと考えましたが、そこまでの実力がつくかどうか不安な気持ちもありました。ですので、講座を始めるには正直いって勇気がいりました。
おぼろげだった英語力に自信をつけるために、まずは「翻訳入門<ステップ18>」を受講しました。自分では理解していると思っていた英文の解釈が、実は勘違い、またはいい加減な解釈だったことに気付くきっかけとなりました。翻訳では英文法をしっかり理解したうえで、正確な英文解釈が求められます。ただ課題に取り組むだけではなく、添削された課題を何度も復習したことが今に生きていると思います。
この講座を修了後は、海外の映画やドラマが好きだったので、映像翻訳の学習をはじめました。「英文を勘違いなくきちんと訳す」というスキルは、分野を問わず生かせると思います。 通信講座は自分のペースで空いた時間に学習できるという点が魅力なので、私のように仕事との両立もしやすいと思います。

福西 真知さん

ほかの受講生と一緒に学べる
スクーリングが良い刺激になりました

英語を勉強するのが大学以来だったので、基礎をしっかりやり直して忘れてしまった英語力を取り戻したいと思い、「翻訳入門<ステップ18>」を受講しました。テキストは文法が項目ごとに学べますし、内容もとても分かりやすかったです。添削ではトレーナーの方が細かくチェックしてくださり、書いてくださった参考訳も勉強になりました。自分の苦手なところを丁寧に指摘してもらえるのは、通信講座のメリットだと思いました。
また、スクーリングもとても役に立ちました。一人で勉強しているとどうしてもわからない部分が出てきて煮詰まったり不安になったりしますが、スクーリングでほかの受講生の訳文を見られることで、自分のレベルを把握でき、あらためて頑張ろう!とやる気が湧きました。
この講座で基礎をやり直したことで、英字新聞や洋書を正確に理解できるようになっただけでなく、翻訳の楽しさや翻訳という仕事への向き合い方も教えていただいた気がします。トレーナーの方からいただいた「翻訳は学習をすればするほど必ず力がつく」「翻訳は正確な英文解釈があってこそ表現が生きる」という言葉を胸に、目標であるメディカル翻訳者になるための学習を続けたいと思います。

鈴木 典子さん

サポートや特典、コンテンツを利用して
自分に最適な学習方法を見つけられる

年に数回商業通訳として出かける機会があり、通訳にも役立つと思い翻訳の学習を始めました。
「翻訳入門<ステップ18>」の受講を通して、より英文法の理解を深めることができました。市販の文法書とは異なり翻訳に特化した文法事項が学べること、そして何よりも添削してもらえるという点で最大のメリットがあると思います。参考書には載っていないような訳語の提示や解説をしてくださった添削トレーナーが特に印象的です。また、復習サポートシステム(Q&A)は課題提出後に不明な点をクリアにできるので、とても役に立ちました。
受講中は教材に加えて、プロが語る翻訳の考え方など、参考になる記事を好んで読んでいました。フェローやアメリアでは有益な情報をたくさん得ることができるので、これからもこの2つを是非活用していきたいと思っています。

お申込みの流れ
STEP-1
お申込み
ページ下部の「お申込み」ボタンよりお申込みください。「お申込み」ボタンが表示されない場合は、申込み期間外となります。
会員登録がお済みの方はログインしてお手続きください。登録がまだの方は新規会員登録を行ってください。
STEP-2
受講料のお支払い
お申込みページにて以下のいずれかをお選びください。
特定商取引法対象(受講料が5万円を超えるものであって受講期間が2カ月を超える講座)でない講座はご入金後のキャンセルは一切できません。
■振込(一括):
ペイジー(Pay-easy)をご利用いただきます。お申込み完了後、マイページから収納機関番号を取得しATM等からお振込みください
■クレジットカード決済:
Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners Club(ご利用可能回数 1・3・5・6・10回)
クレジットカード
STEP-3
契約書面と教材の送付
■「契約書面」について
お申込み受付から3営業日以内に発送します。「契約書面」の発送は特定商取引法対象講座(受講料5万円超かつ期間2カ月超の講座)で国内在住者のみが対象となります。

■教材について
・冊子の教材がある場合は、お申込み受付から3営業日以内に発送します。海外在住の方は入金が確認できてから発送(通常EMS使用)します。
・教材がデータのみの講座は、ご入金完了後マイページよりご確認いただけます。
STEP-4
受講開始
課題をご提出ください。

お申込み後の受講の取り消しについて

特定商取引法に基づき、「契約書面」お受け取り後、8日以内はクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフ期間経過後は受講期間終了日前日までに限り、書面の届出をもって、将来に向かって中途解約を行なうことができます。中途解約が役務提供開始前の場合、受講料の20%(ただし15,000円(法定の金額)を上限とする)の解約手数料をお支払いいただきます。受講料をお支払い済みの場合は、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
役務提供開始後は、法定に基づいた精算方法により算出し、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
※特定商取引法は国内居住者のみに適用され、海外居住者は上記の対象にはなりません。海外居住者が受講途中で国内転居した場合は契約書面を交付いたしますので、事務局にご連絡ください。

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