実務翻訳について

実務翻訳の仕事

“ビジネスで必要とされる文書”を対象とするのが実務翻訳で、産業翻訳とも呼ばれます。和訳と英訳いずれの需要も高いのが特徴です。企業のウェブサイト、契約書、製品マニュアル、マーケティング文書など、多くの文書が翻訳の対象になりますが、どんな翻訳にも求められるのが、文書の概要を理解するための基本知識と不明点を解消するためのリサーチ力です。特にリサーチ力は、さまざまな文書に対応しなければならない翻訳者にとって重要なスキルです。

実務翻訳者になるには

翻訳者の多くはフリーランスとして翻訳会社に登録し、そこから仕事を受注します。登録されるためには、まず求人情報に応募し、トライアル(翻訳の実力をはかるためのテスト)を受けて合格することが必要です。仕事は受注から納品まで、すべて在宅で行い、翻訳会社とは主にEメールでやりとりをしますので、翻訳会社が近くにない地方や海外でも仕事を受注することができます。
そのほかに、企業に社内翻訳者として就職するケースや、翻訳会社の中で翻訳の仕事の手配(コーディネート)や翻訳者から納品された訳文のチェックといった翻訳周辺業務を行う仕事があります。

報酬

文字数に応じた出来高制で、原文または訳文の文字数で算出されます。報酬には幅があり、翻訳する内容や翻訳者の実力、キャリアによって変わってきます。

【英日翻訳】
原文計算:英語1ワード7〜15円程度
訳文計算:日本語の仕上がり原稿1枚(400字)で1,000〜3,500円程度

【日英翻訳】※英日翻訳に比べ単価が高いのが一般的
原文計算:1文字5〜12円
訳文計算:仕上がり原稿200ワード1枚で1,500円〜2,500円程度

実務翻訳のジャンル/文書の種類

●実務翻訳のジャンル

実務翻訳の仕事が発生するジャンル(業界)は下の図のように多岐にわたり、日本が海外に向けて製品やサービスや情報を発信したり、逆に海外から取り入れたりする際に必ず翻訳が必要になります。なかでも「IT・テクニカル」「メディカル」「経済・金融」の3つは翻訳市場で大きな割合を占める主要なジャンルで、他の業種との関連性も大きいため、フェロー・アカデミーではこの3ジャンルを基本に講座をラインナップしています。

●実務翻訳の文書

大きく分けて「どんなジャンルでも発生する文書」と「特定のジャンルで発生する文書」があります。
「どんなジャンルでも発生する文書」の代表は契約書と特許関連文書です。契約書や特許関連文書は法律文書の側面があり専門性が高いため、それぞれの文書のエキスパートとして活躍する翻訳者が多いのが特徴です。一方、右下のように特定のジャンルだけで発生する文書もあり、こういった文書はジャンル専門の翻訳者が手がけることがほとんどです。

どんなジャンルでも発生する文書

契約書・特許関連文書・社内規定、コンプライアンス資料・株主総会開催通知・プレスリリース・ニュース記事(Web/新聞/雑誌) ・Webサイト・マーケティング文書・報告書・マニュアル・ガイドライン・プレゼンテーション用資料・アニュアルレポート・業績報告書 ・財務諸表 など

特定のジャンルで発生する文書

経済・金融
金融レポート・市場分析レポート・投資レポート など

メディカル
臨床試験(治験)関連文書・医学論文・薬剤添付文書 など

IT・テクニカル
ホワイトペーパー・仕様書・製品カタログ・技術論文・規格書 など

実務翻訳の仕事の流れ

翻訳の仕事は企業や官公庁が大元の発注元となります。海外取引が日常的に行われている企業では、翻訳専門の社員が社内に常駐して翻訳を行う場合もありますが、そうでない企業ではほとんどの場合、翻訳会社に外注します。フリーランス翻訳者は翻訳会社を通じて仕事を受注するのが一般的です。

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フェローで身につく実務翻訳スキル

フェロー・アカデミーでは、「経済・金融」「メディカル」「IT・テクニカル」「契約書」の4つを柱として、通学講座・通信講座のどちらでも実務翻訳に必要なスキルが身につくカリキュラムをご用意しています。

●通学講座で目指すなら
初級「実務基礎」では、和訳、英訳の演習を繰り返しながら日本語と英語の構造や発想の違いを把握し、実務翻訳に求められる「明瞭」「正確」「簡潔」な文章を書く力を養います。また翻訳支援ツール「SDL Trados Studio」の基本操作講習もカリキュラムに含まれています。日英翻訳を専門とした「日英基礎」では、文法ミスのない正しい英語で英訳するスキルを身に付けます。
中級では「経済・金融」「IT・テクニカル」「メディカル」「契約書・ビジネス法務」に分かれ、各ジャンル特有の文書の翻訳演習を通じて基本知識を身に付けます。「ビジネス英訳」では英語らしい論理や発想を養い、仕事で通用する質の高い英訳を目指します。
上級(ゼミ)は「経済・金融ゼミ」「IT・テクニカルゼミ」「メディカルゼミ」の3つに分かれ、トライアル合格を視野に入れプロとして活躍できる翻訳品質とスピードを身につけます。
●通信講座で目指すなら
初級「実務翻訳<ベータ>」では、通学講座「実務基礎」と同じテキストを用い、実務翻訳に必要な「明瞭」「正確」「簡潔」な表現で訳す力を養います。全12回の添削指導を通じて自分のクセが分かり、弱点を強化することもできます。またテキスト執筆講師によるオンラインスクーリングにも無料で参加できます。
中級「ベータ応用講座」では仕事の需要が多い「経済」「IT・通信」「メディカル」「契約書」の4つから希望のジャンルを選択し、各ジャンル特有の表現や翻訳の手法を学びます。課題は徐々に難易度がアップしていきますので、学んだことを無理なく定着させることができます。
上級「マスターコース」はトライアル合格レベルを目標に、翻訳学習の仕上げを行う講座です。「経済」「IT」「メディカル」など中級講座と同じジャンルでスキルアップを重ねることができるほか、「特許」「IR/財務・会計」「海外ゲーム」「ビジネス英訳」など、新たなジャンルに幅を広げることもできます。

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実務翻訳者を目指す方におすすめの講座

  通学講座 通信講座
翻訳の学習経験がない方、英語力を強化しながら翻訳力を身につけたい方 翻訳入門 翻訳入門<ステップ18>
実務翻訳の学習経験がない方、ビジネスで役立つ翻訳スキルを身につけたい方 実務基礎(初級) 実務翻訳<ベータ>(初級)
日英翻訳の学習をした方 日英基礎(初級)
ビジネス英訳(中〜上級)
マスターコース(上級)
(実務英訳、ビジネス英訳、他)
ビジネス・経済系の学習をしたい方 中級
経済・金融契約書・ビジネス法務
上級(ゼミ)
経済・金融ゼミ
ベータ応用講座(中級)
(契約書、経済)
マスターコース(上級)
(契約書・ビジネス法務、ビジネス文書・企業情報、経済・金融、他)
工業・医薬系の学習をしたい方 中級
IT・テクニカルメディカル
上級(ゼミ)
IT・テクニカルゼミメディカルゼミ
ベータ応用講座(中級)
(IT・通信、メディカル)
マスターコース(上級)
(IT・テクニカル、メディカル、特許、他)
実務・出版・映像の3分野を総合的に学習したい方 総合翻訳科
カレッジコースベーシック3コース
 
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