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【連載企画】合ってる?AI翻訳
<第11回 >AIはまだ「提供」?
なんてこと、ありませんか?
AI翻訳は精度が上がり、一見すると自然で合っていそうな訳文を返してくるようになりました。
しかしその“合っていそうに見える感じ”が曲者で、よく読むと原文の意図とは違う方向に解釈されていた──そんな“もっともらしい誤訳”が生まれることがあります。
そこで、翻訳会社カルテモと、当社(アメリア・ネットワーク)が共同で、いろいろな英文をAI翻訳にかけ、翻訳結果の良し悪しを評価しながらポイントを解説するコラムを連載中!
AI翻訳の特性に触れながら、AIとの適切なつきあい方を一緒に考えていきましょう。
原文はこれ!
The XXX report provides a meaningful analysis of the socio-economic factors driving urban migration and the resulting challenges for local infrastructure.
AIによる翻訳結果はこれ!
XXX レポートは、都市部への移住を促す社会経済的要因と、その結果として生じる地域インフラの課題について、有意義な分析を提供します。
(使用した機械翻訳ツール:Google 翻訳(ウェブ版))
プロはどう読む? ポイントと解説
翻訳の勉強をしていると、「Provideを安易に『提供する』と訳さないようにしましょう」というアドバイスをよく耳にするかと思います。しかし、単純な一文ではAI翻訳もいまだに「提供する」と訳してしまうケースが目立ちます。これは推測するに、世の中に「提供する」という訳例が溢れており、AIがそれを正解として学習し続けているからではないでしょうか。
リーダビリティを重視するクライアントであれば、こうした機械的な「提供する」には厳しく赤字を入れます。単純な文章だからといって注意を怠ると、翻訳スキルの差が出る重要な改善ポイントを見逃すことになりかねません。「当たり前の表現」にこそ落とし穴があると考え、一歩踏み込んだ言葉選びを意識しましょう!
プロなら、こう訳します!
XXX レポートでは、都市部への移住を促す社会経済的要因と、その結果として生じる地域インフラの課題について、有意義な分析を行っています。
「<第12回>「白昼の月光」:常識外れなのはAIか人間か」 につづく。お楽しみに!
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