OTHERS
【連載企画】合ってる?AI翻訳
<第13回 >乗換と語順の魔境
なんてこと、ありませんか?
AI翻訳は精度が上がり、一見すると自然で合っていそうな訳文を返してくるようになりました。
しかしその“合っていそうに見える感じ”が曲者で、よく読むと原文の意図とは違う方向に解釈されていた──そんな“もっともらしい誤訳”が生まれることがあります。
そこで、翻訳会社カルテモと、当社(アメリア・ネットワーク)が共同で、いろいろな英文をAI翻訳にかけ、翻訳結果の良し悪しを評価しながらポイントを解説するコラムを連載中!
AI翻訳の特性に触れながら、AIとの適切なつきあい方を一緒に考えていきましょう。
原文はこれ!
Please change to the train just across the platform. You don’t have to go up and down.
AIによる翻訳結果はこれ!
向かい側のホームにある電車に乗り換えてください。上下する必要はありません。
(使用した機械翻訳ツール:DeepL (ウェブ版))
プロはどう読む? ポイントと解説
「向かい側のホーム」と聞くと、おそらくほとんどの人が、線路などを挟んで反対側に見えるホームを想像するのではないでしょうか。
であれば、階段を「上下」しないといけないはずです。
「向かい側のホームにある電車」を英語で言うと、the train at the opposite platformなどになるでしょう。しかしこの元の英文はthe train across the platformで、ホームを挟んで向かい側にある電車について言っているんです。ホームではなく電車が向こうに見え、線路ではなくホームがその間にあります。「向かいのホーム」と「ホームの向かい」、語順が逆になると伝わるイメージも逆になってしまうんですね。
プロなら、こう訳します!
ホームの向かいの電車に乗り換えてください。階段を上り下りする必要はありません。
「<第14回>独占配信で得するのは?」 につづく。お楽しみに!
※読者のみなさまのご感想を、下記のフォームより受け付けております。ぜひご記入ください!
「合ってる?AI翻訳」お便りフォーム
