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翻訳家を目指せる大学はどこ?
有名翻訳家の出身校や卒業後のステップとは

翻訳家になるために学歴は必須ではありませんが、翻訳家はもともと外国語に興味を持っている方が多いため、大学で外国語や海外文学を専攻していたという方が少なくありません。
翻訳課程を持つ大学も存在しますので、将来翻訳の仕事に関わりたいなら、翻訳プログラムのある大学への進学もおすすめです。

今回は翻訳家を目指せる大学8校と卒業後の進路について、詳しく解説します。

 

翻訳家になるには翻訳プログラムがある大学がおすすめ

翻訳の仕事には必須の学歴や資格はありません。
しかし翻訳プログラムがある大学に通っておくと早い段階から翻訳家になる準備ができます。
ここからは翻訳家になるために大学に通うメリットについて解説します。

翻訳家になるなら大学は何学部?

翻訳家になるために必ず特定の学部に進学する必要はありませんが、基礎的な語学力や海外の文化・文学を学んでおくと役に立ちます。たとえば、下記の学部は翻訳家として仕事をする際、どんな分野の仕事であっても知識・経験が役立つ可能性があるでしょう。

進学する大学によって異なりますが、特定の言語の語学力や文化、歴史などを深く学ぶのであれば外国語学部や国際関係学部がある大学がおすすめです。翻訳に特化した授業が用意されている大学であればなお良いでしょう。

高い語学力が身につく翻訳プログラム

翻訳プログラムが用意されている大学では、語学力だけでなく翻訳技法も学べます。
また語学以外にも、他国の文化や慣習、政治、歴史など、さまざまな知識を学んでおくと役に立ちます。
携わりたい翻訳分野があれば、その分野の知識が身につくカリキュラムがあるかどうかもチェックしておきましょう。

翻訳家を目指す方におすすめの大学8選

ここからは翻訳家を目指す方におすすめの大学を8校紹介します。
数ある大学のなかでも、翻訳家に必要な高い語学力が身につく学校をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。

神田外語大学

神田外語大学は、通訳・翻訳課程のある大学です。
英米語学科の学生なら2年次から履修可能で、座学だけでなく、大型書店や工場見学など校外実習も行われます。通訳・翻訳課程の修了要件に「半年から1年の海外留学」「TOEFL®600点以上、TOEIC®900点以上、英検1級などいずれかの取得」などがあります。通常の英米語学科よりも高い語学力が身につくので、卒業後に翻訳家としてスタートするにあたり有力な大学になるでしょう。

立教大学

立教大学も通訳者・翻訳者養成プログラムのある大学です。
英米文学部を始め、ドイツ語やフランス語、異文化コミュニケーション学科など、さまざまな分野が学べます。異文化コミュニケーション学科のなかに、翻訳・通訳養成プログラムがあり、1年次から翻訳に関する知識が身につきます。カリキュラムのなかに実習として翻訳・通訳プロジェクトにも参加できるので、卒業後も実務的なスキルが役立ちます。

東京外国語大学

東京外国語大学は世界中の言語、文化が学べる国立大学です。
一般的な英語、中国語、韓国語はもちろん、ポルトガル語やロシア語など幅広い言語が学べます。東京外国語大学は翻訳家を目指している方の進学も多く、大学院では「日英通訳・翻訳実践プログラム」が受講できます。日英通訳・翻訳実践プログラムを受講するには「世界言語社会専攻言語文化コース」を履修する必要があります。

青山学院大学

少人数、レベル別に授業が行われている青山学院大学では、専門性と実務性を究める「通訳・翻訳プログラム」が開講されています。
英米文学科のなかにある通訳・翻訳プログラムでは実務翻訳・文芸翻訳・映像翻訳すべての分野を網羅し、翻訳家に求められる異文化対応能力や専門知識も身につきます。実践的なカリキュラムが受講できるため、翻訳家として活躍したい分野が決まっている方は効率的に学べるでしょう。

神戸女学院大学 国際学部

神戸女学院大学には、翻訳者や通訳者を目指す方のために「通訳・翻訳プログラム」が設置されています。
1年次終了時点でTOEICが600点以上あれば、どの学部からでも2年次から3年間通訳・翻訳プログラムが履修できます。プログラムでは実際に使用されたスピーチ原稿などを教材にし、プロの通訳&翻訳者が表現方法や技法について指導。翻訳に必要なリサーチ力や読解力など、直訳だけでない翻訳スキルが身につくでしょう。

津田塾大学

津田塾大学は有名な翻訳家「戸田奈津子さん」の出身校です。
翻訳家志望の学生からの人気が高く、英語英文学科の特設プログラムとして「翻訳・通訳プログラム」が特設されています。翻訳の特設プログラムは英語英文学科のみですが、フランス語やドイツ語など第二外国語の習得、文化の理解、国際ボランティアについてなど、多文化について学べます。

拓殖大学

拓殖大学の外国語学部には「通訳・翻訳・地域研究コース」があります。
翻訳業務に必要な基礎知識はもちろん、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの文化的背景を各国出身の教員から直接指導してもらえます。少人数・レベル別教育を導入しているため、授業中も臆することなく発言しやすい環境が整っているのが魅力です。また、拓殖大学のスペイン語学科は学内全体で授業満足度トップのため、スペイン語を学びたい方はぜひシラバスをチェックしてみてください。

杏林大学

杏林大学は日本で初めて通訳者・翻訳者養成する専攻を大学院に設けた私立大学です。
翻訳家が目指せる「国際言語コミュニケーション専攻」には「日中通訳翻訳研究」と「英語コミュニケーション研究」の2プログラムがあります。需要の高い中国語と英語を軸に、文化的背景や実践的な翻訳技術が学べるため、それぞれの言語で翻訳家を目指す方におすすめです。
英語学科では第二外国語科目として「中国語・韓国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語」が選択できます。

偏差値情報: 河合塾提供(2023年11月現在、2024年度入試を予想したもの)

有名な翻訳家の出身大学

実際に活躍している翻訳家の方も、大学で語学力を身に着けている方が多くいます。
ここで、出身校を公表している有名な翻訳家を紹介します。

  • 戸田奈津子さん:津田塾大学(学芸学部英文学科)
  • 林完治さん:上智大学(外国語学部英語学科)
  • 松崎広幸さん: 早稲田大学(第一文学部)

ほんの一例ですが、翻訳家として活躍している方々は、語学に強い大学、または翻訳学校の出身者が多いです。もちろん、語学に関連しない学部、大学でない方も多くいますが、レベルの高い語学教育を受け、翻訳に活かしている方が多いようです。

大学を卒業後すぐに翻訳家になるには

翻訳家を目指せる大学を卒業後、翻訳家になるには、まず翻訳に活かせる実績を積まなければなりません。

未経験でも応募できる求人はありますが、主に翻訳会社による求人で、翻訳周辺業務と言われる、翻訳コーディネーターや翻訳チェックの業務が多いようです。まずは社内で実際の翻訳案件に関わりながら、翻訳のフローやクライアントの要求を理解しておくと、将来翻訳者として独立する時にその経験が活かせます。

その他、グローバル企業に就職すれば、配属部署によって社内外の文書を訳す機会があるでしょう。最近は機械翻訳ツールを導入する企業も増えているため、ツールを使いこなして効率よく翻訳できるほうが就職には有利です。

翻訳学校に通う

大学卒業後、より高い翻訳スキルが身につく翻訳学校に通うのも一つの手段です。
翻訳学校では基本的な翻訳知識はもちろん、演習を中心とした実践的なカリキュラムが組まれています。また、翻訳学校は同じく翻訳家を目指している仲間と一緒に学べるため、学習のモチベーションが保ちやすいのもメリットです。

翻訳学校を選ぶ際には、自分の学習スタイルや目的に合った学校を選ぶことが大切です。費用やカリキュラムなどを比較検討し、自分に最適な学校を見つけましょう。

翻訳案件に参画して経験を積む

翻訳スキルを身につけたあと、翻訳家として少しでも早く活躍したいなら、積極的に翻訳案件に応募することをおすすめします。翻訳の経験を積む方法はいくつかありますが、以下を試してみるとよいでしょう。

  • クラウドソーシングを利用する
  • 翻訳会社に登録する
  • 翻訳者ネットワーク「アメリア」を利用する

翻訳家は社員として働く方もいますが、フリーランスとして活動している方が多いです。フリーランスの翻訳家を目指すのであれば、クラウドソーシングや翻訳会社を通じ、未経験や初心者でも応募できる求人に挑戦してみましょう。

翻訳者ネットワーク「アメリア」には翻訳に関する求人が多く寄せられていて、求人の約3割は未経験でも応募できる求人です。会員制で入会は有料ですが、仕事の相談も受けることができ、自分が希望する仕事を効率よく探すには便利なサービスです。

どの方法で実績を積むにしても、翻訳家としてはもちろん、社会人としてのコミュニケーションスキル、作法は必須となります。クライアントの指示や納期は必ず守りましょう。

翻訳家として働くならフリーランスと就職どちらがおすすめ?

翻訳家として働くには、フリーランスになる方法と、翻訳会社などに就職する方法があります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。

 

大学卒業後すぐは、まだ翻訳の実務経験や業界の知見もないため、翻訳会社に就職するのがおすすめです。
翻訳会社でさまざまな内容の翻訳案件に携わり、翻訳のフローやクライアントの品質要求、翻訳者に求められるレベルなど理解しておくことは、フリーランスとして独立する際に参考になるでしょう。

まとめ

翻訳家になるには、語学力はもちろんのこと、専門知識や翻訳スキルを磨くことが重要です。
今回紹介した大学以外にも、翻訳家を目指すためのプログラムやコースを設けている大学は数多くあります。自分に合った大学を見つけて、将来の夢に向かって進んでいきましょう。

翻訳家を目指すならフェロー・アカデミーへ!

社会人として働いている方や大学に入学するのはハードルが高いという方には、翻訳学校がおすすめです。

翻訳学校であれば専門知識と業界経験を持った講師による指導を受けることができ、学習中の疑問点をすぐに解決できます。
また最適化されたカリキュラムのため無駄がなく、効率的に学ぶことが可能です。

「フェロー・アカデミー」ではライフスタイルやレベルに合わせて講座を選ぶことができ、必要な知識やスキルの習得、仕事獲得までサポートが受けられます。

学校パンフレット(電子ブック)をPDFで閲覧できますので、最速で翻訳家を目指す方はぜひお気軽に資料請求ください。

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