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英語を使うフリーランスの仕事とは?
仕事の探し方や準備方法も解説!

英語を使う仕事と言うと翻訳者や通訳者を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、他にも幅広い仕事があります。特にフリーランスは、英語ができると仕事の可能性が広がります。

本記事では英語力が活かせるフリーランスの仕事を10個紹介します。また、フリーランスが仕事を探す方法やフリーランスになるための準備方法についてもまとめました。

本記事を読めば、フリーランスで英語力を活かす方法が理解できます。フリーランスとして活動していきたい方で英語が得意な方は、ぜひお読みください。

 

英語力を備えたフリーランスの、将来性が期待できる理由

英語力を備えたフリーランスは今後更に市場価値を高める可能性があります。なぜなら、グローバル化を進める企業が増えているためです。

日本企業がグローバル化を進める理由としては、日本ブランドの需要増加や、少子高齢化による日本市場の縮小などが挙げられます。

「海外に向けてECサイトを作りたい」「海外の方に向けた動画を作りたい」「海外に仕事を発注したい」このような企業は多くあります。英語ができる人材を雇えない場合、フリーランスに依頼したいと考える企業は多いです。

英語力を備えたフリーランスが行える仕事10選

英語力を備えたフリーランスが行える仕事として、次の10個を紹介します。

①翻訳家
②通訳者
③Webライター
④講師
⑤輸出入代行
⑥英語のネットショップ運営
⑦ビジネスサポート
⑧ブリッジSE
⑨動画配信者
⑩ツアーコンダクター

これらの仕事のメリットや特徴についてまとめました。

①翻訳家

翻訳家は、ある言語で書かれた文章を異なる言語で再現する仕事です。クライアントとオンラインでやり取りを行えるので、在宅でも進めやすい仕事であり、フリーランスの翻訳家として働く人は多くいます。翻訳には大きく3つの種類があります。

  • 出版翻訳:小説やビジネス書などの出版物を翻訳する
  • 実務翻訳:ビジネスで扱う契約書やマニュアルなどを翻訳する
  • 映像翻訳:映画やドラマなどの映像作品を翻訳する

翻訳家によってそれぞれ得意分野が分かれています。

翻訳家は語学力はもちろんですが、対象となる分野の専門知識も要求されます。たとえば、契約書を翻訳する場合、法律に関する知識がないと誤訳に繋がってしまいます。また、小説やエッセイを翻訳する際は、舞台となる国や地方の文化知識が必要です。

関連記事:フリーランス翻訳家として活躍するには?年収や必要なスキルについて解説

②通訳者

通訳者は、二つの異なる言語を使用する話し手と聞き手の間に入り、互いが理解できるよう音声での伝達をサポートする仕事です。翻訳家と違ってリアルタイムで伝達する必要があり、瞬時に言語を変換できる能力が必要です。

具体的には次のような通訳分野があります。

  • ビジネス通訳:海外企業やスタッフとの会議・商談などで通訳する
  • 放送通訳:テレビで放送されるニュース番組で同時通訳する
  • 通訳ガイド:日本に来た外国の方を外国語で案内する

フリーランスの通訳者として働く方も多くいます。通訳エージェントなどに登録すれば、通訳者が必要な企業とコンタクトを取ることが可能です。

③Webライター

Webライターはネットに掲載する記事を執筆する仕事です。英語が得意で文章力のある方は、海外向けの記事を執筆できます。

翻訳家の仕事と近いところはありますが、翻訳と違って原文がなく、1から文章を考える必要があります。そのため、その分野の専門知識がより求められます。また、ネット記事を検索で上位表示させるためのSEO知識があると強みになります。

④講師

英会話スクールなどで講師として働く仕事もあります。教室を運営する会社に社員として就職する人もいますが、フリーランスとして各企業と個別に契約する方もいます。フリーランスの場合、様々な教室で講師として活躍可能です。

英会話スクールだけでなく、予備校や会社の英語研修など活躍の場はいくつかあります。

講師の仕事は、分かりやすく教えるスキルや、受講生のモチベーションを保つためのコミュニケーションスキルなども要求されます。

⑤輸出入代行

輸出入代行は、文字通り輸出入に必要な事務作業を代行する仕事です。具体的には、商品の輸送手配やそれに関わる書類作成、取引企業とのやり取りなどを行います。書類作成や海外企業とのやり取りを進めるには、英語力が必要です。

英語力が必要なため、海外貿易業務をフリーランスに外注したい企業は多くあります。

輸出入代行の仕事を行うには語学力に加え、貿易の専門知識が必要です。

⑥英語のネットショップ運営

海外に住む方に向けて運営されるネットショップは越境ECと呼ばれます。越境ECを個人で運営しているフリーランスの方も多くいます。越境ECはサイト表記などを全て外国語にする必要があり、語学力が必要です。

ネットショップ運営には、サイト開設のスキルや商品を売るためのマーケティングスキルなどが必要です。

最近は、個人でも簡単にネットショップを運営できるようになりました。そのため競合が増えてしまい、日本向けのネットショップを運営しても売上が伸びにくい場合もあります。越境ECなら容易に運営できないので、競合が少ない傾向があります。

⑦ビジネスサポート

ビジネスサポートとは、いわゆる秘書のことです。英語力があるフリーランスは、ビジネス文書の翻訳や、海外の取引先とのやり取りを代行する仕事を受けられます。

ビジネスサポートの仕事を行う場合、基本的なビジネスマナーやパソコンスキル、気を配る能力なども求められます。

⑧ブリッジSE

ブリッジSEとはオフショア開発において、企業とオフショア先の橋渡しを行う職種です。オフショア開発とは、海外でシステム開発を行うことです。人件費が安い国で開発することで、開発コストを抑えられます。

オフショア開発では、オフショア先で働く外国の方に開発内容の説明などを行えるブリッジSEが必要です。優秀な橋渡し役がいないと、意思疎通がスムーズにできず、開発が遅れてしまう場合もあるので、ブリッジSEの需要は高いです。

⑨動画配信者

いわゆる「YouTuber」として動画配信を行って稼ぐフリーランスの方もいます。英語が得意な場合、英会話レッスン動画や海外旅行に関する動画を投稿できます。

YouTubeなどで英語を無料で学びたいユーザーは多くいます。分かりやすく説明する力や動画を面白くするための編集能力などがあれば、活躍できる可能性があります。

必ずしも稼げるとは限りませんが、上手くいけば高収入を得られる仕事です。

⑩ツアーコンダクター

ツアーコンダクターとはツアーの案内人のことです。現地の言葉が分からないツアー参加者を案内し、ツアーを盛り上げたり、参加者の相談に応じたりします。

旅行会社に就職しその会社で仕事するツアーコンダクターもいますが、ツアーコンダクター派遣に登録しフリーランスとして活動する方も多くいます。

ツアーコンダクターになるには資格が必要です。「旅程管理主任者」を取得し、旅行業法や観光地情報などに関する知識を身につける必要があります。

英語力が活かせるフリーランスの仕事の探し方

続いて、フリーランスが仕事を得る方法について解説します。フリーランスが英語関係の仕事を得る方法は次の4つです。

  • クラウドソーシング
  • SNS・ブログ
  • コミュニティ・交流会
  • 翻訳者ネットワーク「アメリア」

1つ1つの方法について詳しく解説していきます。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、企業とフリーランスのマッチングサービスであり、サイト内で仕事を受けられます。クライアントとのやり取りや報酬の受け取りもサービス上で完結します。「クラウドワークス」や「ランサーズ」が有名なサービスです。

クラウドソーシングでは翻訳や通訳、英語の動画編集など幅広い仕事を受けられます。「クラウドワークス」などは案件数が多く、経験が浅い段階でも仕事を獲得しやすいです。

ただし、報酬額の20%を手数料としてサービス側に支払う必要があります。

SNS・ブログ

SNSやブログを開設し、自分のプロフィールやスキルをまとめることで、それを見た企業からスカウトメールが届く場合があります。プロフィールには、希望単価やこれまでの実績、やってみたい仕事などを詳細にまとめる必要があります。

すでにある程度の実績を持った方でないと、SNS・ブログ経由で仕事を獲得するのは難しいです。とはいえ、自分から営業しなくても仕事を得られるのは大きなチャンスですので、フリーランスとして活動するならSNS・ブログを開設することをおすすめします。

コミュニティ・交流会

コミュニティや交流会に参加し人脈を作ることは、仕事獲得に繋がります。自分はどういった仕事を行っており、どんなスキルがあるのか、広く知ってもらうことが大切です。そうすれば、自分のスキルに合った仕事を紹介してもらえるかもしれません。

人脈作りは仕事獲得だけに留まらず、フリーランスにとって多くのメリットがあります。一緒に仕事に取り組む仲間を作ればモチベーションアップに繋がったり、仕事を失ったときに助け合ったりすることができます。

翻訳者ネットワーク「アメリア」

アメリアは年間1500件以上の求人を掲載している、会員制(有料)の翻訳者ネットワークです。フリーランスの方が応募できる翻訳案件が多数あります。1985年に翻訳の専門校「フェロー・アカデミー」を母体としてサービスを開始しました。

アメリアに登録すれば、優良な案件に応募できます。また、登録者は「定例トライアル」という翻訳の実力テストを受けることが可能です。「定例トライアル」で良い成績を収めれば、クラウン会員に認定され、より単価の高い経験者案件に応募できます。

アメリア公式サイト:https://www.amelia.ne.jp/

フリーランスで英語力を活かした仕事を得るための準備

最後に、英語力を活かしてフリーランスになるために必要な準備を紹介します。最低限行っておきたい準備は次の5つです。

  • 翻訳学校や英会話スクールなどで語学力を高める
  • フリーランスに必須のスキルを身につける
  • 仕事環境を構築する
  • ある程度の貯金を用意する
  • 仕事を実際に受けてみる

1つ1つの準備内容について詳しく解説していきます。

翻訳学校や英会話スクールなどで語学力を高める

英語関係の仕事に就くには当然、語学力を高める必要があります。語学力を高める方法は「独学で学ぶ」と「学校に通う」の2種類があります。独学は費用がかからない反面、モチベーションを保つのが難しいです。独学が続かない方にはスクールをおすすめします。

例えば翻訳学校では、現役の翻訳家から教えてもらうことが可能です。また、翻訳文の添削なども行ってもらえます。一緒に勉強する仲間もいるため、モチベーションも保ちやすいです。

関連記事:社会人が翻訳学校に通うのはアリ?働きながら翻訳家になる方法

フリーランスに必須のスキルを身につける

語学力以外にもフリーランスには様々なスキルが必要です。具体的には次のようなスキルが要ります。

  • 自己管理能力
  • コミュニケーション力
  • 営業力
  • 経理知識

フリーランスは案件獲得や企業とのやり取り、日々の経理から確定申告まで自分で行う必要があります。そのため必要なスキルの幅は正社員よりも広がります。

仕事環境を構築する

フリーランスは自分で仕事環境を構築する必要があります。作業机やパソコン、快適なWi-Fi環境などを準備しましょう。また、必要に応じてソフトウェアも購入します。

仕事内容によっては初期費用が多くかかる点も理解しておきましょう。たとえば動画配信を行う場合、スペックの高いパソコンや配信用のカメラ・マイクなどにお金がかかります。

ある程度の貯金を用意する

フリーランスになるなら半年〜1年は無収入でも生活できるだけの貯金を用意したいところです。

実績が少ないうちは仕事がなかなか獲得できない場合もあります。貯金が十分あれば仕事獲得に苦労しても、安心してフリーランスを続けることができます。

仕事を実際に受けてみる

いきなり会社を辞めるのではなく、まずは副業で仕事を受けてみることをおすすめします。

フリーランスとしてうまく稼げず会社員に戻らざるを得なくなった時に、再就職に苦労する方も中にはいます。

副業で仕事を受けて、問題なくフリーランスとして活動できると判断した場合段階で会社を辞めるほうが、仕事を失うリスクを避けられます。

まとめ

本記事では英語力が活かせるフリーランスの仕事について解説しました。

英語ができると、翻訳や通訳を始め、幅広い仕事に就くことが可能です。その中には、正社員だけでなくフリーランスとして働ける仕事も多くあります。最近はクラウドソーシングなども普及し、フリーランスが活躍できる場が広がってきました。

フリーランスとして活躍したいなら、語学力を高めるのに加え、自己管理能力や営業力などを身につけ、継続して仕事を獲得できるようにすることが大切です。

また、いきなり会社を独立するのではなく、まずは副業で英語関連の仕事を受けてみて、稼げると判明してからフリーランスを目指すことをおすすめします。

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