宇利綾香さん
大学を卒業後、英会話学校で講師として勤務。翻訳を学ぶために退職した後、2023年4月にカレッジコースに入学。修了後はインターブックスに入社し、プロジェクトマネージャーとして翻訳関連業務に携わる。
コロナ禍で自分の将来を考え始めたとき、高校時代の英語の先生が翻訳について話していたことを思い出しました。もともと本を読むことが好きだったこと、言語に関心があったことから、翻訳の道を考えるようになりました。
カレッジコースを選んだ理由は、基礎から総合的に翻訳力を身につけられると思ったからです。私は出版翻訳を学びたいと思っていたのですが、最初から出版に特化したコースを学ぶよりも、基礎からいろいろな分野を学べるほうが自分に合っていそうだと感じました。
授業はどれも内容が濃く、課題もしっかりと出されたため、日々学びにどっぷり浸かることができました。先生が教えてくださることはもちろん、クラスメートの訳文や意見もとても参考になりました。後期には、ジャンル別の科目(児童文芸、ビジネス法務、ドキュメンタリーなど)を選択して履修することができるので、自分の専門性を高める足掛かりにできるのもいいポイントだと思います。
コースで開催された企業説明会を通じて、翻訳会社のインターブックスに入社し、プロジェクトマネージャーとして働いています。前職では、講師として生徒さんの目標やレベルに合わせた学習プランを練り、それに沿ってカリキュラムを提供することで、個々の英語力を伸ばしていくことにやりがいを感じていました。そのため、翻訳者の方々と協力しながら、クライアントの目的や条件に合わせて成果物を提供するプロジェクトマネージャーの職に興味を持ちました。また、インターブックスでは出版事業も行っているため、出版業界にも関われる可能性があることに魅力を感じました。
カレッジコースは、翻訳を始めてみたい! という方にとてもおすすめのコースです。翻訳の基礎固めができるだけでなく、後半には様々な分野の授業が選択できるので、各分野のプロの翻訳者の方々から生の情報を得ることができます。先生方やクラスメートから新しい知識や技術、視点を吸収し、刺激的な毎日を送ってください!