村上諭美さん

カレッジコース実務企業勤務

約17年間金融機関に勤務し、カウンターセールス・法人営業・人事労務を担当。退職後にカレッジコースに入学。現在はアスカコーポレーションで営業職を担当。

受講生インタビュー

一度きりの人生を後悔したくない 学生時代の専門知識を生かし、翻訳に挑戦

学生時代は異文化コミュニケーション学を専攻していました。卒業後は習得した専門知識を生かした仕事をしたいと思いましたが、希望通りの仕事に就くことはなかなか難しい状況でした。金融機関に就職し、管理職としても様々な経験を積んだものの、人生100年時代と言われている中でこのままでいいのかと悩む日々が続きました。そこで一度しかない人生を後悔したくないという気持ちと、学生の頃に学んだ専門知識を生かす仕事がしたいという思いから、退職を決意し翻訳者を目指そうと一念発起しました。

カレッジコースを選んだ理由は、前職では英語を使う機会がほとんどなかったので、自分の語学レベルが実務で通用するのかが不安であったこと、また1年間通学して翻訳を基礎から学べる良い機会だと思ったからです。入学前の説明会で、社会人経験が採用に有利になる場合があることをアドバイスしていただいたこともあり入学を決めました。

翻訳と言えば出版や映像が思い浮かぶのですが、それ以外にも「実務翻訳」という分野があり、その中でも様々なジャンルがあることを初めて知りました。カレッジコースでは後期の翻訳演習で自身が興味のあるジャンルを選び、どれが自分に適しているのかを判断することも可能です。私は映像翻訳以外に「IT・マーケティング」「金融・財務」「ビジネス法務」「メディカル」の授業を選択しました。講師の方々は第一線で活躍している現役の翻訳者で、その方々から翻訳のアドバイスをいただけることはとても貴重だと感じました。各授業の課題は予備知識がないと訳出に苦労する場合もあり、深夜までかけて取り組むこともしばしばでした。

また、クラスメイトの翻訳発表は自分では思い浮かばなかった最適な訳出を知る機会であり、とても勉強になりました。クラスメイトは対面やSNSで情報交換をしながら、お互いに励まし合うことが出来る戦友のような存在です。翻訳は孤独な環境で行うことが多かったので、苦労を分かち合える仲間がいることは精神的にも大きな支えとなりました。そのおかげで無事1年間のカリキュラムを修了できたと思います。

営業職から学ぶメディカル翻訳の現場 クライアントと患者さんのために

現在は医学・医薬専門の翻訳会社であるアスカコーポレーションで営業職をしています。「メディカル」の授業をきっかけに興味を持ち、修了後もメディカル翻訳に関わる仕事がしたいと思いました。

当初はプロジェクトマネージャーとして入社しましたが、現在は前職の経験から営業職へと異動になりました。クライアント訪問やウェビナーの企画を行う一方で、人手翻訳案件を受注した際には翻訳者やチェッカー等を手配することも担っています。医学・医薬系の専門知識や勤務経験がゼロでも、社内研修や先輩方のサポートにより不足した知識を補うことができるので自身が成長している実感を得られます。また、納期の短縮や翻訳の内製化、またはAIによる機械翻訳が進む中で、クライアントから継続的に案件の依頼があり、納品した成果物に対して満足していただけることや、私たちの仕事を通じて救われる患者さんがいることにやりがいを感じます。

将来は、お引き受けが難しい案件依頼があったとしても、クライアントの困りごとを少しでも解決できる提案ができるよう、常日頃から情報収集や知識向上に努めています。

カレッジコースでは翻訳業界について最先端の情報や知識を得ることができます。また、業界での就業が未経験でも、就職活動のサポートが万全で、履歴書の書き方についてのアドバイスや模擬面接も実施してくださり、心強かったです。翻訳業界へ就職を希望している一方で年齢や経験で迷っている場合は、ぜひフェロー・アカデミーに相談してみてください。

村上諭美さんが受講した講座(通学)

通学

カレッジコース

実務翻訳 出版翻訳 映像翻訳
期間
2025年4月~2026年2月
受講料
1,265,000円(税込)
  • 実務翻訳
  • 出版翻訳
  • 映像翻訳