宮内愛さん

実務

大学卒業後、企業の営業職に就職するも、語学力を活かせる仕事がしたいと退職し、総合翻訳科「ベーシック3コース」に入学。修了後は、翻訳会社や版権エージェントでキャリアを積み、2010年からフリーランスとなる。

修了生インタビュー

3分野の翻訳を学んだことが フリーランスとしての礎に

日英問わず、本を読んだり文を書いたりすることが好きだったということもあり、将来的には翻訳をしたいと思っていましたが、大学卒業後は不動産業界の営業職に就き、英語を使う機会がありませんでした。このままではせっかく身につけた語学力が活かせない、と意を決して退職、翻訳者を志すことにしたのですが、全く違う業界からの転向だったため、どのようにキャリアをスタートさせれば良いのかが分かりません。検討の末、「学校に通う」という選択をしたのですが、なかでも私が興味をもったのが「ベーシック3コース」でした。
翻訳には「実務」「出版」「映像」と様々な分野がある中、短期間で全てを学べるということ、そして翻訳を本業としている講師陣や翻訳者ネットワーク「アメリア」など、フェローでは「修了後の仕事」を感じさせてくれる要素が多いことが決め手となりました。ベーシック3コースですべての分野の翻訳を経験したことで、それぞれの分野で求められる翻訳スキルがどういうものか分かったことが、現在の礎となっています。

コース修了後、受講中に紹介していただいた派遣会社や翻訳会社に登録しましたが、翻訳の仕事はごくわずか。実務翻訳をキャリアの基本と考えながらも出版業界に興味があったので、翻訳の仕事と並行して、版権を扱う会社で働き始めました。日本と海外の出版社の仲介をし、出版物の権利の輸出入をする仕事です。海外のブックフェアに行ったり、和書のシノプシスを書いて海外に売り込んだりと、色々な経験ができましたし、国内外の多くの出版社と出会い、出版業界について詳しく知るチャンスをいただきました。またその後、翻訳のチェッカーやコーディネーターとしてオンサイトで働いた会社では、実務翻訳の現場でしか学べないことを教えていただけたと思います。

2010年にフリーランスとして独立してからは、翻訳会社からの依頼を受け、証券会社の投資家向け情報や女性向け季刊誌などの翻訳をすると同時に、大手エンターテインメント企業と契約をし、在宅で出版物の監修サポートなどを担当。監修サポートの業務では、翻訳だけでなく、海外承認を得るために必要なやりとりの補助など、出版物の監修全般のお手伝いをさせていただいています。英語教材が主ですが、ムックやマンガ、CDのライナーを翻訳することも。私の場合、雑誌、絵本や書籍、マンガを翻訳する際には出版翻訳、契約書やチュートリアル、ガイドラインを作る際には実務翻訳、動画教材の翻訳をする際には映像翻訳と、全ての分野を学んだことが強みになっているように思います。

翻訳学校を出て翻訳会社に登録したからと言って、経験もない新人にいきなり沢山の仕事が来るわけではありません。フリーランスで仕事をするということは、会社の看板の力を借りずに、個人名で仕事をするということ。いい仕事をすれば、次の仕事につながるけれど、その逆もまたしかりです。今思えば、業界の様子を知り、ネットワークを広げていったことが、結果として近道だったように思います。

宮内愛さんが受講した講座(通学)

ベーシック3コース

実務翻訳 出版翻訳 映像翻訳
開講日
年3回(1月、4月、9月)
期間
週3日・3ヶ月
  • 実務翻訳
  • 出版翻訳
  • 映像翻訳