実務翻訳コース
[上級]実務翻訳のためのテクニカルライティング

講座の特徴

原文を論理的に分析してから翻訳していますか?
テクニカルライティングをマスターして、継続して仕事を依頼される翻訳者に

「トライアルに合格して最初の仕事を納品したけれど、それ以来、新しい仕事がこない」
「新しい翻訳会社を開拓したいけど、なかなかトライアルに合格できない」
こんな悩みを抱えている方、いませんか? クライアントから渡された原文を忠実に訳して納品したはずなのに……。もちろん、忠実に訳すことは大切ですが、「それだけ」の翻訳者になっていませんか? 近年、「機械翻訳」も急速に発達しており、意味が分かる、というレベルの翻訳を続けていても、継続的に仕事を受けることはできません。

この講座で学ぶ「テクニカルライティング」=「正確で効果的な伝達」の手法を用いた翻訳は、クライアントの要望、文書の目的、読み手が知りたい情報などに即した翻訳のことを指します。そしてテクニカルライティングで翻訳者に求められるのは、原文を深く読みこんで論旨を読みほどき、書き手が表現したいことを最大限に汲み取る力。授業ではこの力を身につけるために、テクニカル文書や経済レポート、医学系の論文、科学系雑誌記事など、講師が厳選したさまざまな内容の文書の和訳、英訳、エディット、要約に取り組みます。
最近では、英語原稿そのものが多国語から機械翻訳された、いわゆる悪文原稿が多くなっています。また、クライアントの文章は必ずしも論理的に書かれているとは限りません。そんな時、翻訳の前にまず内容を整理し、論理が明確になるように原文を要約したり編集(エディット)したりする、といった作業が必須。そして内容を要約・編集すれば、英文と和文が一見して対にならないため、訳文の根拠についてクライアントに説明できる能力も必要になります。しかしながら、日本語でさえも論理的に書く教育を受けていない方が多いため、こういった分析や編集、説明をするために多大な時間を要します。授業では翻訳はもちろんのこと、テクニカルライティングの手法を応用して「自分の訳文の根拠を論理的に説明する」スキルを身につけていただくために、ディスカッションの機会も多く取り入れています。この講座で学ぶテクニカルライティングに基づく翻訳で、人間の翻訳者だからこそできる付加価値を武器に、クライアントの信頼を得て、長く活躍できる実務翻訳者を目指しましょう。

題材・テーマ

  • 第1回 オリエンテーション/選抜試験課題の解説

    ロジックの基本……原文を論理的に読み解くための基本的な考え方・文書の構造を学ぶ。
    第2回 ツリー構造を描く(広報文の和訳→アウトライン論理分析)
    第3回 論旨の流れで冠詞を読む(リリース記事和訳)
    第4回 経済系文書の鍵「動詞+前置詞」を攻略(経済レポートの和訳)
    第5回 原稿の非論理性を見抜く(経済学についての文書の英訳)

    ロジックの応用……ロジックの基本をふまえた上で、実際の仕事でもこの考え方を応用できるような実践演習をする。
    第6回 名詞のベクトルを意識する(医学論文の英訳)
    第7回 要約のコツを掴む(科学系雑誌記事の要約)
    第8回 時系列&空間配列を意識する(マニュアルの英訳)
    第9回 意図を意識する(工業系文書の和訳と原文のエディット)
    第10回 まとめ ロジックの複合活用法
  • ※講義の順番や進捗、素材は変更する場合があります。

授業の進め方

  • 授業前:
    授業前日18時までにメールで訳文を提出
  • 授業当日:
    受講生が訳文を発表(和訳は口頭、英訳はホワイトボードに板書)し、クラスで訳文を検討。授業の最後に講師訳例、受講生の訳文(無記名・全員分)配布
  • (1回の課題量はA4 1/2枚程度。和訳と英訳の割合は4:6程度)

受講生限定特典

翻訳会社セミナー
翻訳会社の方を招き、実務翻訳の仕事の種類と需要、トライアル(*)の評価基準と登録後の仕事の流れ、報酬などお話するセミナーです。
(*)主に翻訳会社が、翻訳者採用のために選考方法として行う試験のこと。

翻訳支援ツール基本操作講習
IT分野を中心に、メディカルやビジネス分野でも活用されている翻訳支援ツール。「SDL Trados Studio」や「Memsource」といった、代表的な翻訳支援ツールの基本操作講習に参加することができます。

体験レッスン(中級)1回無料
中級講座の体験レッスンを1回無料で受けることができます。実務翻訳コース、出版翻訳コース、映像翻訳コースのなかから、好きな分野のレッスンを選べます。

「アメリア」クラウン会員に推薦

講師から「仕事で通用する実力がある」と認められた受講生は、翻訳者ネットワーク「アメリア」のクラウン会員に推薦され仕事のチャンスが拡大します。
クラウン推薦分野:IT・テクニカル ビジネス メディカル 金融 日英ビジネス 日英メディカル

受講条件

「実務翻訳のためのテクニカルライティング」の選抜試験に合格された方。

*合格通知日から3年以内の申込みに限ります。
*選抜試験の詳細については、「お申込みから受講まで」をご覧ください。

開講情報

[上級]実務翻訳のためのテクニカルライティング

受講料 91,000円(税込 98,280円)
受講期間 4/4~6/13(水曜・毎週×10回)スケジュール(PDF)
時間 19:00~21:00(120分)
修了規定 授業回数の7割以上の出席で修了となり、修了証書を発行いたします。
講師 豊田 憲子先生

講師からのメッセージ

  • 当授業は指導歴20年のエッセンスをすべて注ぎ込んだものです。機械翻訳やAIが台頭し、小説までAIで書けると言われる時代になりました。こんな時代を生き抜くにはどうすればよいか。機械翻訳やAIが持てない要素は「認知判断力」。そこで「根拠を基に考える」と「論旨を的確に伝える」を軸にして、現在の厳しい環境でも生き残っていけるTIPSを効果的に身につけるカリキュラムを考えました。

    …もっと見る

    まず授業では、単語やイディオムを断片的に捉えるのではなくトピックセンテンスから始まり結論に至るまでの論理分析を優先します。また、自分の訳の○×だけにこだわる考えを捨てていただくため、一人ひとりへの添削指導やダメ出しは基本的には行わない方針です。なぜなら、〇×にだけこだわっていてはランクアップを目指すことが難しく、自ら学びとる気持がなければ今後が厳しいからです。「今の自分にはない新たな考えはないかな?」とあれこれ模索して他の受講生や講師と思考するプロセスが、将来、現場でどう訳すべきか迷ったときに的確な判断を発揮します。同時に、相手の発言から重要な内容をピックアップして発展させる力は仕事上必要です。議論の中で「自分にないものを広く習得し、同時に他の人にないものを広く提示」してください。用途や対象が違えば、正解も違ってきます。的確な判断力とリテラシーを身につけて自信をつけてくださればと望みます。

申込締切 3/22
教材発送 3/24
お申込みフォームへ

1/25~2/8はマイページユーザー先行申込み期間です。
一般の方は2/9(金)からお申込みいただけます。

お申込みから受講まで

  • 1.Webサイトよりお申込みください。

  • 2.お申込み後3営業日以内に「契約書面」と「受講料納入のご案内」を郵送します。

  • 3.「振込(一括のみ)」を選択した方は、8日以内に受講料をお振込みください。

    「クレジットカード(VISA/Master 1回/2回/ボーナス一括のみ)」を選択した方は、お申込み時に入力いただいたカード情報に基づき手続きいたします。

  • 4.教材発送日に、学生証、教材、予習指示(予習がある場合)をお送りいたします。

 
  • ※選抜試験が必要な方はこちら
    1. Webサイトよりお申込みください。
    2. お申込み後3営業日以内にメールで課題をお送りします。ご自宅で訳し、1週間以内にご提出ください。
    3. ご提出から約1週間後に合否の連絡をし、合格者には「契約書面」と「受講料納入のご案内」を郵送します。
    4. 「振込(一括のみ)」を選択した方は、8日以内に受講料をお振込みください。
      「クレジットカード(VISA/Master 1回/2回/ボーナス一括のみ)」を選択した方は、お申込み時に入力いただいたカード情報に基づき手続きいたします。
    5. 教材発送日に、学生証、教材、予習指示(予習がある場合)をお送りいたします。
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