はじめての出版翻訳

出版分野の主要な5ジャンルの作品を読み、各ジャンルの特徴を理解しながら作品のテーマや対象読者にあわせた翻訳手法を学びます。

こんな方にお勧めです

  • はじめて出版翻訳を学習する方
  • 出版のジャンル別の翻訳手法を学びたい方

コース概要

講座名
はじめての出版翻訳
受講期間
3カ月+サービス延長期間1カ月
受講料
39,600円(税込)
添削
5回/月2回(固定スケジュール)
※担任トレーナーによる指導
教材発送
初回一括発送
執筆講師
川副 智子
修了規定
全課題提出で修了証書を発行
学習サポート
<復習サポートシステム「Q&A」>
返却された添削結果やアドバイスについて分からない点があった場合、マイページから質問することができます。
<サービス延長期間>
受講期間中に提出できない課題があった場合、サービス延長期間までご提出を受け付けます(無料)
留意事項
・毎月25日までのお申込みで、翌月から受講スタートできます。
・課題の提出と添削結果の受け取りには受講生専用サイト「マイページ」を利用していただきます(郵送での提出受付、返却は行っておりません)。
・受講にあたって、Eメールアドレス、Microsoft WordもしくはWordファイルに対応したソフトを所有し、基本操作ができることが条件となります。

学習内容

ジャンルごとの訳し分けを理解する

出版翻訳はジャンルによって原文の特徴が異なるため、翻訳者はその特徴をとらえ、著者の代弁者として、適切な語彙や文体を選定し翻訳していくスキルが求められます。

この講座では、出版分野の主要5ジャンル「児童文芸」「ミステリー」「ノンフィクション」「SF」「純文学」の作品の一部を順番に翻訳し、それぞれの原文の特徴を体験します。全5回の添削指導をとおして、児童文芸では対象読者である子供が読みやすい言葉選びをしているか、ミステリーでは作品に漂う緊張感を表現できているかなど、作品にあった日本語表現のスキルを習得していきます。また、訳すことで解釈力が増し作品を理解する力が深まるため、得意なジャンルや専門にしたいジャンルを探ることもできます。

課題作品の内容

■児童文芸
小学校低学年を対象とした動物たちの物語

■ミステリー
コロンボの原型とも言われる刑事を主人公とした短編ミステリー

■ノンフィクション
米国の伝統的女性誌で取り上げられた記事

■S・F
近未来の日常生活を舞台にした、ショート・ストーリー

■純文学
主人公のモノローグで綴られるシリアスな作品


学習の進め方①:テキストを読む

出版翻訳の仕事の流れ、必要なスキル、プロになるために実践していくことを理解します。

送付内容
・テキスト
・オリエンテーション

はじめての出版翻訳
教材サンプル

学習の進め方②:課題1を翻訳し、提出

課題1は子ども向けの有名な作品。
訳出するのは約450ワード。
情景を頭に描き、対象年齢を意識して翻訳します。

学習の進め方③:添削結果と「解説・訳例」で復習

添削された箇所や、児童書を訳す際の注意点、言葉の選び方などを確認します。

学習の進め方④:次の課題に挑戦

トレーナーからのフィードバックを活かして全5課題の提出を目指しましょう。

担当講師

川副 智子
Tomoko Kawazoe

文芸翻訳家。『Small Great Things』『ビール・ストリートの恋人たち』『ジェーン・スティールの告白』『晩夏の墜落』『ダッハウの仕立て師』(早川書房)、『シージャー発作』(扶桑社)、『紙の世界史』(徳間書店)、『西太后秘録』(講談社)、『サーカス象に水を』(武田ランダムハウスジャパン)など訳書多数。

講師からのメッセージ

まずは、いろいろな分野をのぞいて出版翻訳の愉しさを味わってください
ひとくちに出版翻訳といってもジャンルはさまざま。
大きく分けて純文学・エンターテインメント・SF・ホラー・ファンタジー…といったジャンル分けができるでしょう。
どのジャンルにしても、実務翻訳のように高度な専門知識を求められるというわけではなく、映像翻訳の台詞の字数や秒数のように表現上の大きな制約があるわけでもありません。
茫然とするほど間口が広く、奥の深い世界です。
一冊の本を訳すということは、その間ひたすら原著者と向き合う作業でもあり、それは愉しくもあり、苦しくもあり。
でも、そこに人間が描かれている以上、訳者のどんな経験も知識も決して無駄にならないはず。
“出版をやりたい”と心に決めている方には、なにはともあれ、いろいろな分野をのぞいて愉しさを味わっていただきたいと思います。
その中でほんの少しでも苦しさを感じられればめっけものです。

受講者の声

学習を続けるうちに興味が広がり、
翻訳をキャリアとして考えるようになりました。

小学生の頃、夢中になって読んでいた「大草原の小さな家」シリーズが、翻訳者によって印象が大きく異なることを知り、翻訳の大切さが子ども心にも深く残りました。それから何十年もたって本格的に翻訳の勉強を始めたのですが、フェロー・アカデミーを選んだ理由は、通信講座が充実しているので、地方にいても十分に学習ができると考えたからです。まず「翻訳入門<ステップ18>」から始め、その後、もともと児童文学に興味があったので、迷わず「はじめての出版翻訳」を受講しました。この講座では、短い期間に様々なジャンルの作品に触れることができました。受講前は児童文学まっしぐらといった意気込みでしたが、実際に取り組んでみると他のジャンルも魅力的で面白く、興味が広がりました。毎回の添削がとても楽しみで、添削内容に一喜一憂し、「フムフム、なるほど」と食い入るように読みました。
その後、約2年間、通信講座を継続しましたが、長く続けることができた理由は、トレーナーの方がとても丁寧に添削し、質問に答えてくださったからだと思います。「辞書をもっと引きましょう」「時間の許す限り調べ物に手を尽くしましょう」「擬態語は使いすぎないように」といったアドバイスに加え、「原文の雰囲気がよく伝わりました」等、良かった点も具体的にほめて指導してくださったので、大変励みになりました。
現在は、専門学校の英語講師などをしながら、アメリアの定例トライアルに応募しています。学習を始めた当初は、ずっとやりたかった翻訳を生きがいとして学ぼうというつもりでしたが、フェロー・アカデミーで学習を続けるうちに、真剣にキャリアとして考えるようになりました。将来は、出版翻訳の仕事に携わりたいと思っています。

<杉谷 洋子さん>
結婚、出産、子育てを経て、小学生の頃からの夢であった翻訳を、本格的に学ぶことを決意してフェロー・アカデミーの通信講座を受講。「翻訳入門<ステップ18>」からスタートし、「はじめての出版翻訳」「出版翻訳講座」「リーディング講座」、マスターコース「出版総合」を受講。現在は、専門学校の英語講師をしながら、アメリアの定例トライアルへ積極的に挑戦し、出版翻訳者を目指してスキルアップに励んでいる。

自分になじみのないジャンルに取り組むことができ
とてもよい経験になりました。

さまざまなジャンルの出版翻訳を体験できる点に惹かれて受講しました。原文を何度も読み、わからないところはとことん調べて、納得するまで訳文を推敲する。そのプロセスがとても楽しく、すっかり翻訳に夢中になってしまいました。
添削指導では「カタカナばかりで読みにくくならないよう、全体のバランスを考えて訳すように」などの具体的なアドバイスが勉強になりました。講師訳例と自分の訳文を比較、吟味することで、訳し加減や訳の工夫など、読者への行き届いた細やかな気配りを学ぶことができました。自分とのあまりの力量差に気が遠くなりもしましたが、同時に「こんな素晴らしい翻訳ができるようになりたい」という気持ちがわき起こり、学習意欲が刺激されました。
なじみのないジャンルも、取り組んでみると愉しいものでした。また、どんなジャンルにも共通する出版翻訳の基本姿勢を学べたことは大きな収穫だったと思っています。

<黒住 奈央子さん>
大学で国文学を専攻し、高校の国語教師に。結婚後、夫の仕事の関係で渡米したことで「居住地が変わっても続けられる仕事がしたい」と思うようになり、翻訳学習をスタート。フェローの通信講座「翻訳入門<ステップ18>」「はじめての出版翻訳」を経て、帰国後は通学講座も受講。現在はリーディングの仕事をしながら、「出版翻訳講座」の添削トレーナーを務めている。

出版翻訳家デビューへの出発点となった講座です

出版翻訳の世界をのぞいてみようと、アメリアに入会して定例トライアルに挑戦したことが始まりでした。訳すことが想像以上に楽しく、本格的に翻訳を学んでみたいと思い、受講しました。
毎回異なるジャンルの課題に取り組むので、それぞれの特徴や自分自身の適性を知る上で大変役立ちました。添削トレーナーの方は、表記ルールなど、文章作法の基本から指導してくださり、質問にも丁寧に答えてくださいました。プロの視点で書かれたテキストの解説は初心者にもわかりやすく、英文和訳とは違う、翻訳の面白さや難しさを理解できたように思います。とくに、原文に引きずられないこと、読み手を意識することは、今も心がけています。
出版翻訳の面白さに惹き込まれ、修了後も通学講座や通信講座を受講。その成果が1冊の訳書というかたちで実りました。テキストに書かれていた講師の川副智子先生の「ひたすら数をこなす、これあるのみ」という言葉を肝に銘じて今後もがんばりたいと思います。

<田貝 みどりさん>
子どもの手が少し離れた頃、以前から興味のあった出版翻訳に挑戦しようと、翻訳者ネットワーク「アメリア」に入会して定例トライアルに応募。それがきっかけで通信講座「はじめての出版翻訳」を受講する。通学講座の単科「ロマンス」、マスターコース「出版総合」などを経て、2011年に『死は永遠の別れなのか』(東京書籍刊、渡邉みどり名義)で翻訳家デビュー。

お申込みの流れ
STEP-1
受講お申込み
ページ下部の「お申込み」ボタンよりお申込みください。
STEP-2
教材発送
お申込み後3営業日以内に、教材と、受講料のご案内をお送りします。
※海外在住の方は受講料の入金が確認できてから発送いたします。
STEP-3
受講料のお支払いクレジットカード
「振込(一括)」を選択した方は、8日以内に受講料をお振込みください。
「クレジットカード(VISA/Mastercard® 1回/2回/ボーナス一括)」を選択した方は、お申込み時に入力いただいたカード情報に基づき手続きいたします。
STEP-4
受講開始
課題をご提出ください。