成功も、つまずきも。翻訳者を志した4人の本音。

フェロー・アカデミー

学びから仕事までのリアル

英語は好きだけど、実務経験はゼロ。仕事や家庭と両立できるか不安だった。
それでも一歩を踏み出した4人は、学びながら壁にぶつかり、悩みながらも前に進みました。
成功談だけでなく率直な苦労もそのままに、
学習から仕事獲得のきっかけまでの道のりをご紹介します。

Interview 01

焦らなくても大丈夫。
自分ができることを一つずつ積み重ねて
いけば仕事への道が開ける。

S.N.さん

S.N.さん

専業主婦から翻訳者へ

名前
S.N.さん
受講開始時の職業
専業主婦(翻訳会社のコーディネーターほか会社員経験あり)
受講ロードマップ
初級 通信講座「実務翻訳<ベータ>」
中級 通信講座「ベータ応用講座「経済・金融」」
上級 ライブ配信講座「経済・金融ゼミ」
現在の活動状況
取引先は6社あり、うち定期的に受注しているのは2〜3社。内容は、IRの日英チェックや翻訳など。

翻訳に興味を持ったきっかけ/当時の悩み

翻訳を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

新卒で入社した翻訳会社にて、約2年間コーディネーター業務に従事していました。その後、政府系投資ファンドを含む複数の企業で約20年にわたり会社員としてキャリアを積みましたが、コロナ禍を機に、育児と仕事の両立の難しさから退職して専業主婦となりました。その後、在宅でもできる仕事を模索して、翻訳の学習を開始しました。

数あるスクールの中からフェロー・アカデミーを選んだ決め手は?

コーディネーターやポストエディットの経験はあったものの、あくまでも自己流でした。このままポストエディットとしての経験を積んでいても翻訳のスキルを上げていくことに限界があると感じたので、仕事にするために基礎から体系的に学んでおきたいと考えました。育児中ということもあり、校舎への通学の必要がない通信講座やライブ配信講座が充実しているフェロー・アカデミーを選択しました。

学習ステップ

STEP01

入門〜初級講座(基礎の土台作り)

・さまざまなジャンルの文章を3C(明瞭・簡潔・正確)で訳すためのスキルを習得する
・動詞の働きを軸として、実務翻訳の基本を体系的に学ぶ

リアルな苦労

仕事と子育てもあり、学習時間を確保することがとても大変でした。長時間集中することに苦手意識があったので、仕事の前後の時間や、子どもの習い事の待ち時間、寝かしつけの後などスキマ時間を活用していました。また、日々の予定に合わせてやるべきことを調整したり、土日は家族に協力してもらって、学習時間を長めにとったりすることもありました。

やりがい・得たもの

英語が読めることと英語を翻訳することはまったく違うということを痛感しました。また、毎回どう訳すか迷う箇所があったのですが、他の受講生の方はどう訳していたのかをよく見るようにしていました。この方は先生の訳し方に近くてちゃんと理解されているんだな、こういう言い回しもあるんだな、とか、経験を重ねて、どんな風に訳すと良いのか理解していけたように思います。

STEP02

中級講座(課題量増加・要求レベル上昇)

・経済、金融ジャンルの翻訳に必要な知識を身につける
・専門家が一読で理解できる訳し方や表現を学ぶ

リアルな苦労

中級ではいきなり解説や訳例を読むと理解した気になってしまうと感じました。なのでまず原文にすべて目を通す→訳す→模範解答を読む、という手順を徹底して取り組みました。また、通信講座では決まった日に授業はありませんが、課題の提出期限があるので逆算して、何をいつまでにどう進めるかを決める、というようにスケジュール管理していました。

やりがい・得たもの

以前は「なんとなく訳す」も多くありましたが、講座では「翻訳の根拠を示す」ことを学びました。なぜそう訳したのか説明できるようにする習慣が身についたのがもっとも大きな成果です。今でも学習資料は読み返すことがあり、受講していなければ思いつかなかった訳し方もたくさんあります。自分の引き出しが増えていくことでスキルアップを実感できてすごく楽しかったです。

STEP03

上級講座(プロの仕事を想定した学習)

・トライアルを意識して、背景知識を深掘りしながら学ぶ
・アメリアのクラウン会員になるための土台を作る

リアルな苦労

学習を重ねていっても細かいミスがなくならないときは自信を失いそうになりました。ただ、Excelでミスをまとめて振り返ることができるようにしていて、そのおかげで同じミスを繰り返さない対策はできたので、その積み重ねで少しずつ自信をつけていきました。

やりがい・得たもの

時系列と事実関係を整理すること、そして誰(何)がどこに影響を与えているのかわかるよう「相関関係」を理解して訳すよう指導を受けてきました。この意識が翻訳の上達につながっていると感じていて、私にとって特に有益な教えでした。今でも講師やトレーナーからのコメントやフィードバックにじっくり目を通してトライアルの課題に取り組んでいます。

仕事のサポートを活用してトライアルに挑戦

サポート|ゼミ限定 実務翻訳トライアル

(対象:実務翻訳コース ライブ配信講座 上級)

フェロー・アカデミーを通じて、翻訳会社が採用トライアルを実施する。応募者は書類選考ナシでトライアルを受けることができるため、実務未経験でも仕事のきっかけを掴むことができる。

サポートを決めた時の心境

今後は英日翻訳の金融の案件も受けたいと思っていたところ、ちょうど良いトライアルを案内していただいたので利用を決めました。トライアルの課題は背景情報が与えられていませんので、誰に向けたものなのかを想定し、事実関係の把握、調べもの(辞書、ネット検索、書籍)をする必要がありました。学習中とは違い、実際に世に出る訳文として通用するものでないといけない、というプレッシャーを感じました。

選抜・合格された時の喜びや不安

英日翻訳のトライアルで初めて合格をいただくことができてとてもうれしかったです。フェローで学習してきた成果が、合格につながったと思っています。

フェロー・アカデミー
ならではの強み

AIだけで翻訳するのはAIが進化していてもまだ難しいので、これからのためにスクールで学習をして基礎力を身につけることは重要だと思っています。私のように子どもがいて、会社員として出社することが難しいなどの理由で在宅で仕事をしたいという人にとって、翻訳はとてもいい仕事です。私は、フェローの講座を受けながら、アメリアの定例トライアルも利用してスキルアップできたことが本当によかったと思っています。

現在の状況

6社と契約しており、頻繁に仕事を受注しているのは2〜3社です。メインでIR日英チェックを請けていて、ほかに原稿作成の仕事も受注しています。また、アノテーターとしても仕事をしています。

息抜きは、家族との外出や散歩です。座り仕事が多いので、ストレッチなども日課として取り入れています。

S.N.さん

Message

焦らなくても大丈夫、と伝えたいです。
学習中はどうしても人と比べてしまうということがあって焦ってしまいますが、
そのときの自分ができることを1つずつ積み重ねていくことが大切だと思います。
私は、訳文を見てもまったく理解できなくて焦ったこともありましたが、調べものなどを積み重ねて、
最終的に仕事に繋がりました。
とにかく「自分のペースで進めれば、焦らなくて大丈夫」だと思います。

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Interview 02

「翻訳に正解はない」を実感。とりあえずやってみよう、で始めてみてほしい。

S.I.さん

S.I.さん

会社員から翻訳者へ

名前
S.I.さん
受講開始時の職業
会社員
受講ロードマップ
初級 ライブ配信講座「出版基礎」
中級 ライブ配信講座「フィクション」
上級 ライブ配信講座「芹澤ゼミ(在籍中)」
現在の活動状況
「受講生×出版社 紹介サポート」を利用して静山社の編集者への紹介を受けた後、上級「芹澤ゼミ」でスキルアップ中

翻訳に興味を持ったきっかけ/当時の悩み

翻訳を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

読書が趣味だったのと、言葉について「ああでもない、こうでもない」と考えるのが好きだったのがきっかけです。普段の生活で細かな言い回しに気を使って生活していると色々と滞ってしまうと思うのですが、出版翻訳という分野を知って「この領域ならそういうことを考えても良いかもしれない」と思いました。また、大学時代に小説の一部分を訳して学生同士でディスカッションする翻訳演習の授業を受けたことがあり、それも非常に楽しかったんです。先生のお話も、翻訳書ができるまでの舞台裏を覗いているような感じで面白かったので、社会人になってからも似たような講座があれば続けたいと考えていました。

数あるスクールの中からフェロー・アカデミーを選んだ決め手は?

プロの先生に自分の訳文を見てもらう機会を多く持ちたいと考え、独学ではなく学校での学習を選びました。フェロー・アカデミーを選んだ理由は、翻訳学校として老舗かつ大手であること、そしてライブ配信・通学・通信など受講形態のバリエーションやジャンルが豊富だったからです。最初はオンラインのライブ配信授業を選び、「もし合わなければ別の形態に変更できる」と考えられた点も、一歩を踏み出す決め手となりました。

学習ステップ

STEP01

入門〜初級講座(基礎の土台作り)

・フィクションとノンフィクション、両方を課題に、作品に合わせた言葉選びや表現を学ぶ
・仕事のきっかけになることの多い「リーディング」にも取り組む

リアルな苦労

自分では完璧に理解したつもりだった箇所に、思わぬ盲点や先入観による大きな誤訳が見つかった時は、やはり落ち込みましたね。特に、自分が訳文を発表する「当番の日」にそういう手痛いミスが当たってしまうと、クラスメイトもいる前なので、恥ずかしい気持ちになりました。

やりがい・得たもの

授業がどういったものかおぼろげにしかイメージが湧かなかったので、授業についていけるかどうか、また自分の訳文がどの程度通用するものかという不安はありましたが、基本的には「とりあえずやってしまえ」という気持ちで始めました(笑)実際に授業に参加し、先生から具体的な指導を受けるうちに、不安は徐々に解消されていきました。

STEP02

中級講座(課題量増加・要求レベル上昇)

・フィクション作品に特化して学び、日本語表現力を磨く
・さまざまな作品に対し、常に質の良い訳文を作る力をつける

リアルな苦労

自分では自然だと思って使っていた言葉が、実際には「口語的すぎる」、または「硬すぎて文脈に合わない」と指摘された経験が印象に残っています。翻訳で使う言葉は、自分が日常で使う言葉よりも広く考える必要があるのだと実感しました。

やりがい・得たもの

先生が「講師の指摘が必ず正しいというわけではなく、訳者ごとの好みやジャンルの傾向の問題でもある」と仰っていたのが印象的で、「翻訳に正解はない」という言葉の所以を理解できました。意図としては「指摘を受けても必要以上に落ち込まない方がいい」ということだと思うのですが、指摘を受けるということは一般的な傾向から自分の訳が外れているということでもあるので、翻訳のルールとしてしっかり学んでいくことが大事だなと感じています。

STEP03

上級講座(プロの仕事を想定した学習)

・たくさん読んでたくさん訳して、翻訳体力をつける
・フィクション作品で求められる表現力をプロレベルに引き上げる

リアルな苦労

初級や中級と比べて、誤訳ではないものの「文脈的に違和感のある表現」への指摘が増えました。単純な英文和訳では対応しきれない部分が増え、文脈の読み取り不足や日本語表現のレパートリー不足を痛感することが多いです。辞書通りに訳したのに「これでは文脈に合わない」と言われることもあり、難しさを感じています。

やりがい・得たもの

グループ授業だからこそ、みんなの前で失敗できたことは本当に良かったと感じています。自分一人で勉強している独学だと、間違えても「そうなんだ」と軽く流してしまいがちですが、みんなの前で恥ずかしい思いをしたミスは、悔しさと共に記憶にしっかりと深く刻まれます(笑)。失敗を恐れずに挑戦し、自分の強みに変えていけるのが、このグループ授業の良いところだと思います。

仕事のサポートを活用して出版社とつながる

サポート|受講生×出版社 紹介サポート

(対象:出版翻訳コース ライブ配信講座 中級・上級)

フェロー・アカデミーを通じて、出版社が課題作品を選定のうえ、リーディングコンテストを実施。応募者が作成したシノプシスは一次・二次と二段階で選抜を行い、最後に残った対象者は、出版社の編集者に対面で紹介してもらえる機会を得られる。

サポートを決めた時の心境

当時は中級フィクション講座を受講していた頃で、学んでいることを仕事につなげたいという思いが強くなっていた時期でした。コンテストやトライアルにも参加していましたがなかなか結果が出ない中、シノプシスの出来次第で出版社に紹介してもらえるという特典に惹かれてすぐに参加を決めました。

選抜・合格された時の喜びや不安

合格の連絡をもらった時は、嬉しさと安堵感がありました。課題に取り組んでいる間は暗中模索の状態だったため、「この感じで大丈夫だったんだ」と確認できたことがほっとした理由です。編集者との面談では、個別フィードバックをいただけたことが非常にありがたかったです。このような機会は滅多にないと思うので、貴重な経験になりました。自己紹介や興味のある分野・趣味についてお話しする機会もあり、今後のご縁につながればと思っています。

フェロー・アカデミー
ならではの強み

自分一人では気づけなかった癖や、欠けていた視点を発見できることです。講師からの指摘や、他の受講生の訳文、クラスでのディスカッションを通じて、自分の盲点に気づく機会が多くあります。もう一点は、出版翻訳を仕事にされている先生方が、仕事にするまでの難しさ、仕事にしてからの厳しさなどを経験者の視点から話してくれることです。ネットでは出てこないような実体験に基づいた話や、仕事のリアルなやり取りの温度感まで聞けることは、独学では得られない大きなメリットだと感じています。

現在の状況

現在は会社員として働きながら、上級講座で勉強を続けています。課題に取り組む工夫は、机に向かっていない時間もなるべく原文をちらっとでも見ることです。訳で困っている部分が頭の片隅にあると、関係ない本を読んでいたり仕事の文面を読んでいたりする中で、「この表現が使えるかも」と思いつくことがあります。頭の中だけで文章を作ろうとすると使える言葉が限られてしまうため、外からよい表現を拾ってくることを常に意識しています。また中級を受講しているとき、先生から「クラウン会員(ジャンル:フィクション)」の推薦をいただき、思ってもみなかったことで驚きと嬉しさを感じました。長編小説の部分訳の課題でも必ず一冊読み通してから取り組むなど努力してきたので、評価していただけたのかなと思い、これを励みに上級講座でも頑張っています。

今後の展望

2つの課題を意識しています。1点目は、文脈の違和感に気づく「翻訳者の勘」を養うことです。例えば、額面通りに直訳すると単なる褒め言葉に見える文章が、実は皮肉として使われている、といった場面があります。深く考えずに訳してしまうと文脈がおかしくなるため、隠れたニュアンスを敏感に察知する力を、経験を重ねることで身につけていきたいです。2点目は、自分の訳文の意図をロジカルに説明できるようになることです。工夫して訳した箇所について、先生から「少し原文から飛躍しているのではないか」と評価されることがあります。そう言われた時に、「こう訳したのはこういう理由からです」と、意図を説明できれば、先生も「それなら、こういう代替案もある」と新しい選択肢を提示してくださるので、自分の訳文についてきちんと説明できる力が重要だと感じています。

S.I.さん

Message

受講前に自分のレベルでついていけるか不安な方もいると思いますが、「とりあえず考えずに受けてしまってください」とお伝えしたいです。コンテストやトライアルも、「まだレベルに達していないのでは」と思いがちですが、深く考えずにとりあえず挑戦してみてほしいなと思います。独学で勉強してきた方でも、一度講座を受けてみると得るものが大きいのではないでしょうか。プロの方に訳文を見てもらえるというのはすごく貴重な機会ですし、普段の生活で「翻訳が趣味」という人に出会うことはなかなかありませんが、スクールでは同じ興味を持つ仲間と出会えるので、SNSで情報交換をしたり、切磋琢磨できることは大きな励みになります。初級講座では翻訳の基本的な約束事などから丁寧に教えてもらえるので、ぜひ受講してみてほしいです。

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Interview 03

スキルアップに近道はない。
「自分がこの作品の最高の理解者になるんだ」という気持ちで作品と向き合う。

R.K.さん

R.K.さん

会社員と翻訳者を両立

名前
R.K.さん
受講開始時の職業
会社員
受講ロードマップ
初級 ライブ配信講座「映像基礎」
中級 ライブ配信講座「吹替」「字幕」
上級 ライブ配信講座「チオキゼミ」
現在の活動状況
会社員として勤めながら、映像翻訳の仕事を受注している。

翻訳に興味を持ったきっかけ/当時の悩み

翻訳を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

もともと海外映画が好きだったのがきっかけです。自分が翻訳をやるなら「映像翻訳」だと自然に決めていました。また、独学ではなく学校に通うことを選んだのは、高校の先輩である出版翻訳者の方に相談したことがきっかけです。その先輩から「翻訳者になるには、専門の学校に通うのが一般的」という話を聞いたため、自分の中で独学という選択肢は最初からありませんでした。

数あるスクールの中からフェロー・アカデミーを選んだ決め手は?

先述の先輩に翻訳学校について尋ねたところ、先輩の周囲の出版翻訳関係者の方々が「フェロー・アカデミーが良い」と勧めてくださったからです。業界での知名度と評判を聞き、実際に自分で見学もして、すぐにフェローでの受講を決めました。

学習ステップ

STEP01

入門〜初級講座(基礎の土台作り)

・吹替と字幕、それぞれのルールを理解する
・ルールに合わせたセリフ作りを学ぶ

リアルな苦労

「自分の英語力で本当にプロの世界に通用するのだろうか」という点が最大の不安でした。

やりがい・得たもの

フェロー・アカデミーでは受講前にカウンセリングとレベル診断テストを受けることができました。その結果をもとに、スタッフの方から「初級からであれば問題なく始められますよ」と具体的なアドバイスをいただけたことで、安心して一歩を踏み出すことができました。

STEP02

中級講座(課題量増加・要求レベル上昇)

・キャラクターの心情を最大限に引き出すセリフ作りを学ぶ
・自分の改善点に気付き、セリフの完成度を上げる

リアルな苦労

実務経験や他校での学習経験をお持ちの受講生もいて、周囲と自分のレベルの差を突きつけられて毎回落ち込みました。また、授業で先生から指摘された部分を自分なりに直して次の課題に臨んでも、また別の問題が出てきてしまうという、いわゆる「伸び悩み」の時期が特につらかったです。全体的な底上げができていないような感覚があり、停滞している時期は精神的にも大変でした。

やりがい・得たもの

仕事の都合上、平日の夜は帰宅後に時間が取れる時だけ学習し、基本的には休日の午前中に用事を済ませて午後の時間をまとまった学習時間に充てていました。自分一人だと締め切りがないとどうしても課題を先延ばしにしてしまうと分かっていたので、あえて「吹替」と「字幕」の両方を同時受講しました。提出期限が毎週のようにやってくるため、半ば強制的に「やらざるを得ない状況」を自ら作り出したのです。両コースの並行はきつかったですが、課題の数をこなすことができ、良い訓練になったと感じています。

STEP03

上級講座(プロの仕事を想定した学習)

・自然に作品を楽しめるセリフ作りを目指す
・継続的に仕事を受注できる翻訳者になる

やりがい・得たもの

先生は、実際の現場のお話やプロならではの経験談を交えながら、新人と同じ目線に立って熱心にフィードバックをしてくださいました。プロの方でも同じように悩み、試行錯誤しているのだと知ることができたのは、大きな救いであり励みになりました。特に先生がおっしゃっていた「どんな作品が来ても、その作品に愛を持って訳しましょう」という言葉は、私も実務で活かしています。実際にお仕事をいただくようになると、自分の好きなジャンルばかりが来るわけではありません。時には苦手な分野の作品を任されることもありますが、そんな時は先生の言葉を思い出し、「自分がこの作品の最高の理解者になるんだ」という気持ちで作品に向き合うようにしています。

仕事のサポートを活用してトライアルに挑戦

サポート|ゼミ限定 映像翻訳トライアル

(対象:映像翻訳コース ライブ配信講座 上級)

フェロー・アカデミーを通じて、映像制作会社が採用トライアルを実施する。応募者は書類選考ナシでトライアルを受けることができるため、実務未経験でも仕事のきっかけを掴むことができる。

サポートを決めた時の心境

映像翻訳業界では「実績がないとトライアルすら受けさせてもらえず、トライアルを受けられないから実績が作れない」というジレンマに陥りがちです。そんな中、フェロー・アカデミーの上級ゼミを修了すると、実績がなくても「ゼミ修了生」限定という条件で制作会社のトライアルを受けさせてもらえます。私は自主的に一般のトライアルに応募した経験がなかったので、このチャンスを絶対に活かそうと決めていました。

選抜・合格された時の喜びや不安

トライアルでは、普段あまり経験することのない申し送り書類(制作スタッフへの引き継ぎメモ)の作成に苦労しました。特に歴史的背景が絡む作品だったため、丁寧に調べ物をして申し送り書類を作り込んだ結果、「吹替翻訳」で合格をいただくことができました。「自分のやってきたアプローチは間違っていなかったんだ」と、大きな自信に繋がりました。

フェロー・アカデミー
ならではの強み

初級からゼミまで一連のカリキュラムをすべてやり切ったことで自信がつきました。そして、独学では得られなかった「受講生同士の横の繋がり」も財産になりました。映像翻訳の仕事は基本的に一人でパソコンに向かう孤独な作業ですが、授業では同じ課題に対して他のクラスメイトがどのような考えで訳したのか、など意見交換できて、自分では思いつかなかったような発想や表現に触れて刺激をもらえました。ゼミの受講生とは今でも連絡を取っており、お互いに情報交換をしたり、誰かの頑張る姿を見て「自分も負けていられないな」とモチベーションを高めたりしています。

現在の状況

現在は会社員として働きながらの兼業スタイルということもあり、「時間のやりくりと仕事量のバランスをどう取るか」がこれからの課題です。新人のうちは、チャンスがあればどんどん仕事を増やしていきたいという気持ちがある一方で、本業との兼業ではタイトな納期の案件にどうしても対応しきれず、お断りせざるを得ないケースが出てくるのではないか、という懸念もあります。実力をさらに磨くためにボランティア翻訳への挑戦なども考えていますが、スケジュールを詰め込みすぎて迷惑をかけないようにもしたいですし、どこかのタイミングで翻訳のほうへシフトしていくことも必要だと感じています。

R.K.さん

Message

フェロー・アカデミーは、初級からゼミまでステップアップできる環境があり、何より現役で活躍されている先生方から直接お話を伺えたり、指導を受けられる貴重な機会があります。もし「仕事にするかはまだ分からない」という方であっても、映像翻訳を学ぶだけで、普段見ている映画やドラマの裏側の作り方が分かりますし、「このセリフをよくこう訳したな」と思ったり、作品の見方が変わってそれ自体でも得るものがありますよ。英語力に少し不安があっても、カウンセリングなどのサポート体制も整っています。少しでも興味があるなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください!

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Interview 04

どんなに大変でも「どうにかなる!」
尊敬できる恩師と出会い、育児と学習を両立

R.M.さん

R.M.さん

子育てと両立し、翻訳者へ

名前
R.M.さん
受講開始時の職業
専業主婦(配偶者の海外赴任にともない退職)
受講ロードマップ
初級 ライブ配信講座「ベーシック3コース」
中級 ライブ配信講座「出版総合演習」「児童文芸」「フィクション」
上級 ライブ配信講座「こだまゼミ」「加賀山ゼミ」
現在の活動状況
「受講生×出版社 紹介サポート」を利用して静山社の編集者への紹介を受けた後、通信講座マスターコースでスキルアップ中

翻訳に興味を持ったきっかけ/当時の悩み

翻訳を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

夫の海外駐在に同行するため一度会社を退職し、イギリスで生活していました。しかし、コロナ禍が始まったことをきっかけに、私一人だけ先に日本へ帰国することになったんです。その際、「これから先、どこにいても一生続けられるような専門的な能力を身につけたい」と考え、昔から好きだった本に関わる「翻訳」に挑戦しようと決意しました。コロナによって世の中のオンライン化が急速に進み、フェロー・アカデミーでもライブ配信講座が選べたことも、大きな後押しになりました。

数あるスクールの中からフェロー・アカデミーを選んだ決め手は?

最初は独学も頭をよぎりましたが、自分一人では絶対に途中で挫折してしまうと自覚していたので、強制力のある学校という形を選びました。数あるスクールの中からフェロー・アカデミーに決めたのは、受講前のカウンセリングが非常に誠実だったからです。担当してくださったスタッフの方が、出版翻訳の世界の厳しさやプロになるための現実を、取り繕うことなく率直に伝えてくれました。その姿勢に「ここなら信頼できる、本気で学べる」と感じ、受講を決めました。

学習ステップ

STEP01

入門〜初級講座(基礎の土台作り)

・3分野の基礎を同時期に学べる
・中級以降で学ぶジャンルを見極める

リアルな苦労

まだ自分が収入を得ていない段階で、安くはない受講料を払って勉強をさせてもらうことへの「罪悪感」がありました。ただ、家族が理解のある性格だったため、「やってみたら」と背中を押してくれました。家族に相談する際は、出版翻訳の厳しい現実は少し伏せて、「3年くらいでプロになれるかも!」とあえて楽観的な数字を伝えて上手く説得しました(笑)。

やりがい・得たもの

ベーシック3コースでは出版だけでなく、実務翻訳や映像翻訳の基礎も一通り学んでいました。そのため、「もし出版翻訳で行き詰まったり難しかったりしても、他の分野に転換できるだけのベースはある」という選択肢を持てていました。その学習経験がいわば“お守り”のような存在になってくれたからこそ、不安に囚われすぎず、自分が一番やりたい出版翻訳に集中する決断ができました。

STEP02

中級講座(課題量増加・要求レベル上昇)

・作品の世界観に合った表現力を身につける
・対象読者を意識し、さまざまなジャンルの作品に対応できる力をつける

リアルな苦労

勉強時間を確保することが最大の課題でした。子どもが生後数ヶ月の頃は、抱っこで寝かしつけてからお布団に置くと起きてしまっていたので、抱っこをしたまま課題の洋書を開いてリーディングをしていました。とにかくノンストップで育児と家事に忙殺される毎日だったため、自分の勉強に充てられるのは、子どもを寝かしつけた後のわずかな時間だけに限られていました。

やりがい・得たもの

毎回、とにかく課題を提出するだけで精一杯という状態だったので、完璧を目指すのではなく「課題を必ず提出する」ということを自分のボトムラインとして設定し、何があってもそれだけは守り続けようと決めました。時間が限られているからこそ、いかに効率よくエッセンスを吸収するかを常に考えて取り組んでいました。

STEP03

上級講座(プロの仕事を想定した学習)

・リズムの良い訳文作りを学ぶ
・フィクション作品、子ども向け作品の翻訳力をプロレベルに引き上げる

リアルな苦労

子どもが歩き回るようになって一瞬も目が離せなくなり、学習が思うようにこなせない時期が長く続き、「中途半端に勉強を続けていても、プロを目指す意味なんてないのではないか」と自分を責めてしまうこともありました。その後のクラスの懇親会で、育児を経験された受講生の方が私の悩みを聞いて「コツコツと続けていることに必ず意味があるから大丈夫だよ」と温かい言葉をかけてくださり、張り詰めていた気持ちが楽になりました。

やりがい・得たもの

最も印象に残っているのは、「Mさんの訳は、特に直すところがないんだよね」という先生の一言です。プロとして活躍されている方や、熱心に学習を続けている先輩方が大勢籍を置くゼミの中での評価だったため、本当に嬉しかったですし、「自分の翻訳は間違っていないんだ」と自信になりました。また、先生の「諦めなければ道は開ける」「今プロとして残っている人は、みんな諦めなかったから」という言葉も、私の大きな心の支えになっています。

仕事のサポートを活用して出版社とつながる

サポート|受講生×出版社 紹介サポート

(対象:出版翻訳コース ライブ配信講座 中級・上級)

フェロー・アカデミーを通じて、出版社が課題作品を選定のうえ、リーディングコンテストを実施。応募者が作成したシノプシスは一次・二次と二段階で選抜を行い、最後に残った対象者は、出版社の編集者に対面で紹介してもらえる機会を得られる。

サポートを決めた時の心境

案内された課題作品のジャンルが、まさに自分の興味関心と完全に合致するテーマだったんです。そのため「私にとって夢のような機会だ!」と興奮しました。育児をしながらの膨大な労力を考えると、挑戦すべきか直前まで本当に迷いましたが、過去の経験から「子どもが産まれてわずか4ヶ月という、最も過酷だった時期にできたのだから、今の私にできないはずがない!」と思えたんです。過去の苦労が自信へと変わり、応募を決意しました。

選抜・合格された時の喜びや不安

合格のメールを見た時は、嬉しさのあまりキッチンで思わず泣いてしまいました。そばにいた子どもが驚いて動揺していましたが(笑)。今でもその合格メールのスクリーンショットをスマートフォンのフォルダに大切に保存しています。今でも少し落ち込んだり、翻訳が上手くいかなくて悩んだりした時は、その画像を見返して「私はあの時に認められたんだ、だから大丈夫」と自分を奮い立たせるお守りにしています。

フェロー・アカデミー
ならではの強み

心から尊敬できる「恩師」と呼べる素晴らしい先生方に出会えたことです。「いつか自分も、あんなふうに言葉を紡げるようになりたい」という強い憧れが、今日まで学習を続けてこられた最大の原動力になっています。また、授業後の懇親会やオフ会を通じて、同じ目標を持つかけがえのない友人ができました。そこから新しい趣味が生まれたり、お仕事を紹介していただいたりもしたんです。フェロー・アカデミーでの学びは、単なる翻訳の学習という枠を超えて、人生そのものを豊かにしてくれる素晴らしい出来事をもたらしてくれました。

現在の状況

現在は自分のペースで進められる通信講座(武富博子先生のマスターコース「児童文芸」)に切り替えて学習を継続しています。ライブ配信授業のように毎週の締め切りはありませんが、通信講座は月1回の提出なので、その分空いた時間を活用して自主的な目標を立てています。「アメリア」の「持ち込みステーション」に応募もしてみたいですね。そして来年度には、またライブ配信授業へ復帰したいと願っています。

R.M.さん

Message

フェロー・アカデミーには通学やオンラインだけでなく、通信講座や、単発のセミナーなど、その時々の自分の状況に合わせて選べる多様な選択肢が用意されています。育児中の方も、完璧に両立しようと思わずに続け方を変えれば継続は十分に可能です。自室から受講できるライブ配信授業は、育児中の身にとって本当に大きなメリットがあった他、授業を通じて定期的に外の世界と繋がれること、そして先生やクラスメイトから自分の訳文を褒めてもらえる機会があることは、孤独になりがちな育児の中で、精神的にも非常に良い影響をもたらしてくれたと感じています。そして大人になってから「夢」を持てることの素晴らしさも実感しています。今は「子どもの本棚に、自分が翻訳した本を並べたい」という最高の夢ができました。もし一歩を踏み出すのを悩んでいるなら、ぜひ迷わずに飛び込んでみてほしいです。フェロー・アカデミーは事務局のサポートも非常に手厚く、受講生の状況に寄り添ってくれるので、安心して長く学べる環境が整っています。皆さんの挑戦を、心から応援しています!

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