貴族の爵位や暮らし、社交シーズンなど翻訳に役立つ知識を身につけます。
御者が操る馬車に乗り、従者を伴った侯爵たちが晩餐会の会場に到着――。西洋を舞台にしたヒストリカル作品で描かれるこんな場面には、貴族の暮らしや文化、地位や使用人の役割など、日本人にとって馴染みのないさまざまな背景があります。
この講座では19世紀イギリス、ヴィクトリア朝時代の「貴族」にスポットを当て、階級社会や爵位の継承、普段の生活、慣習、館の使用人についてなど、貴族の暮らしを詳しく解説します。
貴族の爵位やその呼び方は？ 社交シーズンにはどんなことをする？ など、ヴェールに包まれた貴族の世界を知って、描かれている情景が目に浮かぶような翻訳を目指しましょう。
翻訳に活かしたい方だけでなく、英国の歴史を舞台にした作品が好きな方にもおすすめです。ぜひこの講座で知識を深めて、今よりももっと作品の世界を楽しんでください。
１．英国貴族のはじまり
貴族の爵位と継承
貴族になる方法
２．貴族の暮らし
貴族の仕事と日常生活、使用人
社交シーズンとイベント
３．現代の貴族
――英国貴族について詳しくわかりました。また現在の貴族が置かれている状況なども知ることができ、とても参考になりました。
――貴族の階級や生活について、興味深い資料が提供され、またとてもわかりやすい言葉で説明されていました。
出版翻訳家。主な訳書は歴史ミステリの『古書の来歴』（武田ランダムハウスジャパン）、ヒストリカルロマンスの『誘惑は愛のために』『黒い悦びにつつまれて』『危険な愛のいざない』（二見書房）など多数。その他、『YOUNGER 遺伝子をリセットして10歳若返る』（ソシム）、『喪失のブルース』『折れない心のつくり方 人生が変わる21日間プログラム』（ハーパーコリンズ・ジャパン）、『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』（共訳、NHK出版）、『トランプ』（共訳、文藝春秋）などノンフィクションの訳書もある。
