フィクション<1>

フィクション<1>

講座名
出版翻訳コース中級 フィクション<1>
受講期間
2019/4/17~2019/9/4(水曜・隔週×10回)
受講料
93,000円(税込 100,440円)
時間
19:00~21:00(120分)
定員
12名
受講条件
有り
※詳細は「お申込みの流れ」をご確認ください。
修了規定
全授業回数の7割以上出席で修了証書を発行
教材発送
4/6
申込締切
3/29

受講生 仕事のサポート

受講生×出版社 紹介サポート
受講生がリーディングして提出したシノプシス(*)全てを講師が読み、優秀なシノプシスを選抜します。その後、事務局を介して出版社の編集者に該当の受講生をご紹介。出版社からリーディングや翻訳を依頼される道につながります。
(*)日本でまだ翻訳出版されていない作品の原書を読んでレジュメを作成する業務を「リーディング」といい、そのレジュメを「シノプシス」と呼ぶ。

出版ゼミ見学会
受講期間中に1度、上級「出版ゼミ」を見学することができます。講師の人柄やゼミの雰囲気、授業のレベルなどを、ご自身の目で確認してから上級講座をご検討いただけます。見学可能な日や申込方法は、事務局より案内いたします。

「アメリア」クラウン会員に推薦

講師から「仕事で通用する実力がある」と認められた受講生は、翻訳者ネットワーク「アメリア」のクラウン会員に推薦され仕事のチャンスが拡大します。
クラウン推薦分野:フィクション

「原文から何を読み取り、訳文で何を伝えたいか」を考える

ミステリーをはじめとするエンタテインメント、純文学、ヤングアダルトなどから、短篇や長篇3~5作品を課題として取り上げます。短篇を最初から最後まで訳すことで、全体のまとめ方、メリハリのつけ方を学習します。一人称で書かれた作品と三人称の作品の両方を題材にとりあげ、その訳し分けを身につけます。「原文から何を読み取り、訳文で何を伝えたいか」を念頭に置いて、的確な表現を模索します。

授業の進め方

授業前
当日17時までに、当番はメールで訳文を提出
授業当日
当番(2名程度)が提出した訳文について全員でディスカッション
講師の訳例配付、講評
(1回の課題範囲は原文で2~3ページ程度)
加賀山 卓朗
Takuro Kagayama

文芸翻訳家。『あなたを愛してから』『夜に生きる』『ジョン・ル・カレ伝』『スパイたちの遺産』『過ぎ去りし世界』『レッド・ドラゴン』『誰よりも狙われた男』 『繊細な真実』(早川書房)、『モーリス』『ミッション・ソング』(光文社)、『荒ぶる血』(文春文庫)、『流刑の街』(ヴィレッジブックス)など訳書多数。

講師からのメッセージ

原文を正しく解釈し、適切な訳語を選ぶことももちろん大切ですが、いちばん学んでほしいのは、自分なりの訳文(日本語)のリズムです。同じ訳語を使っても、並べ方によって文章のリズムはまったくちがってくる。 いくつもの文章のバリエーションのなかから、自分にとって(さらに言えば、多くの読者にとって)心地よいものを、つねに高いレベルで作り出せる力を養ってください。 翻訳は山登りに似ています。一歩一歩、足をまえに出していけば、いつかは必ず頂上にたどり着くけれど、一気に駆け上がることはできない。大半の行程は苦しいけれど、ときに信じられないほど美しい景色に出会える。できるだけいろいろな景色が見られる授業にしたいと思います。

Bob found the dog in the trash.” あなたなら、どう訳す?

課題は、デニス・ルヘインの”Animal Rescue”。担当となった2名の受講生の訳文がクラス全員に配布され、授業が始まる。冒頭から約1ページ半という今回の範囲はけっして長くはないが、内容は濃密だ。



たとえば”Bob found the dog in the trash.”という出だしの一文。中学校の英語の教科書に載っていてもおかしくないような簡単な英文だが、その翻訳となると何通りも考えられる。「犬」とするか、「その犬」とするか。「ごみのなかから」とするか、「ごみのなかで」とするか。

主語を「ボブ」にするか、ボブを省いて「その犬」を主語にしたほうがよいか。わずかな言葉の違いでこの文のもつ印象はまったく変わり、その後につづく文章にも影響をおよぼす。この作品の冒頭に1番ふさわしい訳はなにか。受講生も積極的に発言しながら、なごやかに授業は進んでいく。

よりよい訳文 自然な日本語を求めて

英文自体が複雑で意味がわかりづらい箇所では、時制の違いや指示代名詞などを細かに追いながら、丁寧に解説がされる。英文を正確に読み解いたうえで、ルヘインが伝えたかったニュアンスや、日本語としてより自然な語順などを慎重に検討する。ルヘインの著書を数多く手がけてきた講師でなければ知りえないエピソードを聞けるのもおもしろい。

授業が終了する15分ほど前に訳例が配布されるが、講師の訳が正解というわけではない。講師自身も自らの訳例に満足することなく、さらなる意見を求める。活発なディスカッションは授業が終わる直前まで続き、よりよい訳文や訳語が模索されていた。なお、講師による添削を希望する受講生は、授業後に訳文を提出することができる。

お申込みの流れ
この講座は出版翻訳コースの試験に合格した方が対象となります。
ただし下記のいずれかの条件にあてはまる方は試験が免除されます。

①同じ講座を再受講される方。
②単科、カレッジコース、ベーシック3コースのいずれかの「出版基礎」を修了した方。
③通信講座の「出版翻訳講座」、「マスターコース(出版分野)」のいずれかを修了した方。
*合格通知日または①~③の受講期間終了日から3年以内の申込みに限ります。

試験について
お申込み後、3営業日以内にメールにて課題をお送りします。
ご自宅で訳し、1週間以内にご提出ください。合否結果はご提出から約一週間後にお知らせいたします。また合格者には「契約書面」と受講料納入のご案内を郵送します。以降の流れはSTEP-3、STEP-4と同様です。
STEP-1
受講お申込み
ページ下部の「お申込み」ボタンよりお申込みください。
※「お申込み」ボタンが表示されない場合は、申込み期間外となります。
STEP-2
手続書類の発送
お申込み後3営業日以内に「契約書面」と受講料のご案内を郵送します。
STEP-3
受講料のお支払いクレジットカード
「振込(一括)」を選択した方は、8日以内に受講料をお振込みください。
「クレジットカード(VISA/Mastercard® 1回/2回/ボーナス一括)」を選択した方は、お申込み時に入力いただいたカード情報に基づき手続きいたします。
STEP-4
教材発送
記載の教材発送日に、教材、予習指示(予習がある場合)、学生証をお送りします。

お申込み後の受講の取り消しについて

「契約書面」をお受け取り後、8日以内はクーリング・オフが可能です。
クーリング・オフ期間経過後は受講期間終了日前日までに限り、書面の届出をもって、将来に向かって中途解約を行なうことができます。 中途解約が役務提供開始前(開講日前日まで)の場合、受講料の20%(ただし15,000円(法定の金額)を上限とする)の解約手数料をお支払いいただきます。
受講料をお支払い済みの場合は、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。 役務提供後は、すでに経過した授業回数から、法定に基づいた精算方法により算出し、解約手数料と振込手数料を差し引いた金額を返金いたします。
※クレジットカードのボーナス一括払いをご利用になられた場合は、決済完了後のご返金となります。