担当講師
- こだま ともこ
- Tomoko Kodama
児童文学翻訳家。『クレンショーがあらわれて』(フレーベル館)、「ダイドーの冒険」シリーズ(冨山房)、『ウサギとぼくのこまった毎日』『ふしぎなしっぽのねこ カティンカ』(徳間書店)、『ビーバー族のしるし』、『テディが宝石を見つけるまで』(あすなろ書房)、『スモーキー山脈からの手紙』(評論社)、『ぼくが消えないうちに』(ポプラ社)など訳書多数。
講師からのメッセージ
いうまでもなく、児童文学というのは大人が子どもに向けて書く文学です。子どもたちに伝えたい、知ってもらいたい、あるいは喜んでもらいたい、笑ってもらいたいという作家の熱い思いの結晶ともいえるでしょう。
時代と場所を問わず、児童文学が子どもだけでなく大人をも魅了してやまない理由がそこにあるような気がします。
このクラスでは、翻訳のテクニックだけでなく、そんな児童文学の魅力を知っていただきたいと思っています。
「英語が簡単そうだから」という理由で、児童文学の翻訳を学びたいという方も大歓迎です。すぐに、そんなことはないと分かると思いますから。
でも、クラスが終わるころには、子どもの本が好きになっていてくださるといいなと願っています。
当番の方の訳文をまな板の上に乗せて授業を進めていきますが、当番以外の方は訳文に遠慮なくチェックを入れ(チェッカーの仕事にも役に立ちます)、当番の方はそれを素直に聞いて、もう一度考えてみる……そんな授業にしていきたいと思っています。