対象年齢ごとに異なる絵本を訳し、子どもの心をつかむ訳文の書き方を学ぼう!
長年にわたって愛されてきた作品が多数ある絵本。自分が小さいときにお気に入りだった絵本を、親になってから子どもに読み聞かせる、という方も多いでしょう。また、名作絵本の映画化やTVアニメシリーズのノベライズ絵本、美しい装丁を魅力にした絵本や精巧なしかけ絵本といった大人でも楽しめる作品が数多く出版されるなど、子どもだけでなく、幅広い年代の方に愛されるジャンルでもあります。
この講座は、そんな絵本を訳してみたいという方におすすめです。子ども向けだから英文もやさしく文章も少なくて訳しやすい、というイメージに反して、実は絵本の翻訳には挿絵と文字のバランス、対象年齢に合った言葉選び、読み聞かせたときの言葉のリズム、作品の世界が伝えるメッセージの理解など大切な要素がたくさん含まれます。
課題作品は対象年齢が異なる3冊です。それぞれ特色が異なるため、絵本の翻訳ならではの訳し分けも学べます。
講師はさまざまな児童書を数多く翻訳している、ないとうふみこ先生です。これまでの経験をもとに、絵本翻訳の概念や心構え、出版までの流れなども解説します。
講義内容
各回の授業で解説する課題の提出期限は、授業の前々日の21時(木曜21時)までです。
第1回課題作品のKindle版のご案内は11/6(月)にメールで送信します。
第1回(11/18)
・絵本翻訳の概念
・心構えや出版までの流れ、やりがいや楽しみなど
・対象年齢別の絵本翻訳解説(乳児向け絵本、幼児向け絵本、小学生向け絵本それぞれについて)
・課題解説:幼児向け絵本前半
第2回(12/2)
・課題解説:幼児向け絵本後半&小学生(中学年)向け絵本前半
第3回(12/16)
・課題解説:小学生(中学年)向け絵本後半
第4回(1/13)
・課題解説:小学生(高学年)向け絵本前半
第5回(1/27)
・課題解説:小学生(高学年)向け絵本後半
・まとめ
※内容は、予告なく変更する場合があります。
※授業は録画して授業後(翌営業日)に共有します。次回授業前日までご視聴いただけますので、欠席した方は録画を視聴してください。