志田文子さん
「ベーシック3コース」で3分野の翻訳の基礎を学んだ後、翻訳コーディネーターとして翻訳会社に採用される。コース修了後は、前職経験を活かせるジャンルを専門にしようと、仕事と両立しながら専門コース「経済・金融」「ビジネス・経済ゼミ(現「経済・金融ゼミ」)」で学習を継続。 修了後は新聞社の要約・編集スタッフとしても採用が決まり、経済・金融系の知識を仕事に活かしている。
大学を卒業して就職した会社で契約書の翻訳などを依頼されたことがきっかけで本格的に勉強しようと思うようになりました。 職場の同僚がフェロー・アカデミーに通学していたことを聞いて資料を取り寄せ、翻訳雑誌を読んだり他の翻訳学校とも比較したりした結果、3分野の翻訳を学んで自分の得意分野を把握できることから、ベーシック3コースを選びました。翻訳の勉強に専念するため仕事を辞めた直後でしたので、平日のコースは自分にとってちょうどよいペースで学ぶことができると考えました。
3分野を学習できるベーシック3コースは翻訳の学習初心者の私にはぴったりでした。実務、出版、映像のどの分野も英文の本質の意味を捉えて正しい日本語にして伝えるという点は同じなのですが、それぞれのアウトプットの方法に合った訳し方があるということを教わりました。 たとえば、実務翻訳では、「言う、話す」という意味の動詞「say」はそのまま「言う」と訳すだけでなくて、「○○によると~だ」とか「○○によれば~だ」など視覚的にわかりやすい表現にするというように、文章を読む相手の立場を考えて翻訳をすると教わりました。今でもその教えは、仕事をする際にとても役立っています。また、映像翻訳では原文のエッセンスをつかんで限られた文字数の中でいかに表現するかに挑戦したり、出版翻訳では主語や動詞などの文法の順番や文章の長さをできるだけ原文に沿った形に翻訳したりと、ひとくちに「翻訳」といっても翻訳する分野によって訳し分けが必要ということを学びました。また、クラスメイトの訳文を聞くことでさまざまな発見ができたことも講座ならではの経験でした。
コース修了後は、学んだ分野の中で講師から比較的よい評価をいただけたことと、前職経験も比較的活かしやすいことから、実務翻訳の学習を続けました。中級「経済・金融」、上級「ビジネス・経済ゼミ(現「経済・金融ゼミ」)」と受講し、学習と並行して、翻訳者ネットワーク「アメリア」経由で採用された翻訳会社で翻訳コーディネーターなどの仕事を1年間経験しました。
修了後はアメリアを通じて採用された新聞社で要約・編集スタッフとして、学んだことを活かして働いています。海外の経済ニュースを翻訳し、所定の文字数に要約するというものです。翻訳する内容は金融政策、企業ニュースから時事問題まで多岐にわたっているため、各テーマについての背景知識や専門用語などについて勉強の毎日ですが、日々新しい発見があり、翻訳していて飽きません。
翻訳関連の求人は経験者に限られることも多いので未経験者が翻訳の仕事をしたいと思ってもまず入口に立つのが難しいのが現状ではないかと思います。翻訳未経験者だった私はアメリアを通じて2社から採用いただきましたが、フェロー・アカデミーで勉強したことを実績として受け取っていただきこれからに期待していただいた結果だと思います。
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