鶴馬夕紀さん
短大英文科卒業後、アパレル企業に就職。2011年4月にフェロー・アカデミーに入学し、「映像基礎」を経て、田中武人講師の「字幕」「田中ゼミ」を受講。2015年2月に修了し、現在は働きながら字幕翻訳に携わっている。手がけた作品は、ドラマを中心に30作以上。
短大英文科卒業後、アパレル企業に就職。2011年4月にフェロー・アカデミーに入学し、「映像基礎」を経て、田中武人講師の「字幕」「田中ゼミ」を受講。2015年2月に修了し、現在は働きながら字幕翻訳に携わっている。手がけた作品は、ドラマを中心に30作以上。
外資系アパレル企業で働きながら、映像翻訳者として活躍する鶴馬夕紀さん。プロとなってまだ2年目だが、ドラマを中心に30作以上の字幕を手がけている。「週末はもちろん、平日の出勤前や夜にも翻訳しますね」
場所を選ばない仕事に憧れ、英語が得意で映画が好きだったことから、映像翻訳に興味を持った。「通いやすく、現役プロの先生方に教えてもらえる」と、2011年4月にフェローに入学。「映像基礎」で字幕・吹替・ボイスオーバーの基本ルールを学んだ後、『ホテル・ルワンダ』や『CSI:科学捜査班』などの字幕で知られる田中武人講師のもと、中級、上級クラスでスキルを磨いた。
「私はもともと面倒くさがりなんですが(笑)、徹底的に調べる先生の姿勢に自分の甘さを痛感し、しっかり調べる習慣がつきました。字幕づくりのポイントに加え、『誤訳や誤字脱字などのミスを絶対にしない』『原則より制作会社の意向を優先する』といったプロの心得を学べたのもよかったです」
校内のパソコンルーム(※)で字幕制作ソフトを使って課題に取り組むため、プロ必須ツールもマスターした。上級のゼミクラスにはセミプロもおり、そのぶん指導や質問の中身も高度だったため、「現場に近い雰囲気の中で実践的な勉強ができた」という。
2015年2月にゼミクラスを修了し、ほどなくして講師の紹介でプロデビュー。以降、コンスタントに仕事を受注できているのは、恩師のおかげでもある。
「先生は制作会社からいろいろと依頼を受けていて、私たち修了生や受講生にも仕事を振ってくださるんです。今はみんなと分担して某長寿SFドラマシリーズを訳しているところ。面倒見のいい先生と頼れる仲間に出会えたので、フェローで学んで本当によかったと思います。もっと経験を積んで、『ぜひ頼みたい』と言われる翻訳者になりたいですね」
(※現在パソコンルームはありません。)
『出版&映像翻訳 完全ガイドブック』(イカロス出版発行)より転載
(Text 金田修宏 photo 今野光)
ライブ配信
初級映像基礎
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中級字幕
通学
上級田中ゼミ(1)【編入】