担当講師
- 株式会社カルテモ
- CULTEMO
株式会社カルテモは創業20年以来、「Culture & Emotion -世の中に文化と感動を提供する-」という企業理念のもと、「お客様の求める品質とはなにか」「お客様によろこばれるにはどうしたらいいか」という問いかけに常に真剣に取り組んでいます。
ビジネス翻訳、ローカライゼーション、ポストエディット、トランスクリエーションなど、カルテモでは様々なサービスを提供していますが、中でもポストエディットについては18年間以上の実績を持ち、翻訳業界の中でも先駆的な存在として、独自のノウハウを蓄積しています。
また、ITというスピーディな業界において、お客様の品質要求・要望にお応えするために、翻訳品質の定量化を積極的に行い、AsTransという独自の手法で少量短納期かつ大量件数の案件に対応しているのも、カルテモの大きな特徴です。
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講師からのメッセージ
近頃話題となっているChatGPTを始めとして、AI技術は日々進化を続けています。
その進化にともない、機械翻訳の精度も向上しており、ポストエディットの需要も年々増加傾向にあります。近年の特長として、マーケティングドキュメントやホワイトペーパーなど、以前はポストエディットが適用されることがなかったコンテンツにもポストエディットが適用されるようになってきました。さらに、フルポストエディットやライトポストエディットなど、機械翻訳に求められる品質要求も多岐にわたるようになりました。このように、機械翻訳が新しいステージに進む中で、しっかりとクライアントの要望に応え、ポストエディットを継続的に受注するためには、ポストエディットでは何が求められ、それを達成するには何をすればよいのか、ということを知識として身に付けておかなければなりません。
本講座では、カルテモが18年間以上のポストエディットの実績で培ったノウハウを元に、現場で求められるポストエディターになるために必須となる知識・スキル・心構えを解説いたします。上述のように、機械翻訳の精度はますます向上し、需要も増加しています。最近では、大規模言語モデルといった新しい技術も導入されつつあります。翻訳者自身もこの翻訳技術の進化に伴い、新しい考え方やスキルを身に付けてアップデートしなければなりません。本講座ではその新しい考え方やスキルを解説しますが、それらの中心にあるのが「品質保証」という言葉です。私たちカルテモでは、ポストエディットでクライアントが求めている最終的な要望は「品質保証」であると考えています。その「品質保証」をポストエディットで達成するための知識・スキル・心構えを実践形式でわかりやすくお伝えしたいと思います。
■講師:取締役 翻訳品質管理責任者(CKO) 荒木 慎太郎
大学卒業後、携帯アプリケーションのポータルサイトを運営する企業に入社。主に広告運用、ウェブサイト設計を行う。同企業を退職後、翻訳者を志してカナダに1年間移住し、帰国後フェロー・アカデミーで翻訳を学習。2013年、株式会社カルテモで翻訳者兼レビュアーとしてのキャリアをスタート。2022年、同社にて取締役 翻訳品質管理責任者に就任。実案件対応に加え、品質管理体制の確立、品質定義ワークフレームの構築、新人育成など、品質管理責任者として尽力している。